こんにちは、彼是堂です!今日は8月7日。

二十四節気では「立秋」で、暑い中にも秋の気配をほのかに感じるころとされています。

 

さて、今回のイラストのテーマは「お盆は鹿踊りで鎮魂供養」です。

【立秋】「お盆は鹿踊りで鎮魂供養」(イラスト:AKI、季節暦2018より)

 

岩手の郷土芸能の中でも特に伝承団体が多いのが「鹿踊り」です。

起源については諸説ありますが、「鹿(しし)=けもの」への感謝・供養の踊りとして生まれ、

やがて人間の鎮魂供養目的に変化したとも言われます。

お盆の頃には、地域の舞手によって寺社や墓地で踊る風習が伝わっています。

イラストでは8種類描かれていますが、本当に個性豊かですよね。

岩手県の鹿踊りは、踊り手が自分で太鼓を打ち歌いながら踊る「太鼓踊り系鹿踊り」と、

踊り手が幕を持って踊り、お囃子の演奏者が別にいる「幕踊り系鹿踊り」に大別されます。

太鼓踊り系は旧仙台藩領の地域で、幕踊り系は旧盛岡藩領の地域で主に伝承されています。

 

イベントが中止になり、郷土芸能もなかなか見る機会に恵まれませんが、

YouTubeに動画が上がっているものもありますので、ぜひ鹿踊りの勇壮さをご覧ください♪

 

お盆期間を迎え、連休を過ごされる方も多いと思います。

暦の上では「立秋」ですが、暑い日が続きますので熱中症対策もお忘れなく!