こんにちは、彼是堂です!今日は9月22日。

二十四節気では「秋分」です。

昼夜の長さが同じになり、秋の始まりを迎えました。

 

日が短くなり、田んぼもどんどん黄金色に変化してきました。

この時季の七十二候には、「蟄虫坏戸」(むし かくれて とをふさぐ)という表現があります。

意味は「虫たちが冬に備えて巣ごもりの支度を始めるころ」。

人だけでなく、さまざまな生き物が季節の変わり目を感じる時期なのかもしれませんね。

 

さて、今回のイラストは「小昼でひと休み」です♪

【秋分】「小昼でひと休み」(イラスト:AKI)

 

 

「小昼」と書いて「こびる」と読みます。小昼とは、農作業の休憩に食べるおやつのことです。

歴史や自然環境の違いから、岩手県の南部地域ではお米や餅、北部地域では雑穀を使った食文化が発展しました。

そのため、「小昼」にも地域の違いが表れています。

黒砂糖とクルミ入りの味噌を小麦粉の生地で包んで茹でた「ひゅうず」や、柏の葉に包んだ「きゃばもち」、クルミやごまが香ばしく、蒸しパンのようにふかふかした「がんづき」など。

道の駅によっては、このような地域のおやつを販売しているところもありますので、見つけた際にはぜひ試してみてくださいね♪

 

 

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