その形から青森県の「まさかり」と呼ばれる下北半島。美しい灯台や下北半島の風土、歴史を訪ねながら、ドライブ旅をしてみませんか。

◎おでかけ・みちこ vol.47 掲載記事[PR]

風間浦 海峡の湯

津軽海峡を眺めて至福のひととき

大湯と新湯、どちらが好み?

風間浦 海峡の湯

室町時代から湯治場として歴史がある「下風呂温泉」は、地元をはじめ多くの人から愛されています。文豪・井上靖も小説「海峡」の取材のために訪れ、その終局を執筆しました。2020年、「下風呂温泉 海峡の湯」としてリニューアルオープンしましたが、白濁の「大湯」と透明な「新湯」の二つの系統の温泉を昔と変わらず楽しめます。浴場は青森ヒバをふんだんに使ったこだわりの空間。1階の食堂では新鮮な海の幸を使った料理も提供しています。

井上靖 ゆかりの湯

大湯(1号)
泉質:酸性、ナトリウム、塩化物、硫酸塩泉
効能:切り傷、やけど、慢性皮膚病、糖尿病、動脈硬化症など
大湯(2号)※井上靖ゆかりの湯
泉質:酸性、含硫黄、ナトリウム、塩化物、硫酸塩泉[硫化水素型]
効能:大湯(1号)と同じ
新湯 \大湯より熱め!/
泉質:含硫黄、ナトリウム、塩化物泉[硫化水素型]
効能:大湯(1号)と同じ

「海峡の湯」の外観

風間浦村大字下風呂字下風呂71-1
TEL/0175-33-2116
営業時間/[11月〜3月]8時〜20時30分(受付20時まで)
※4〜10月は7時から営業
定休日/第2・4火曜日、1月1日
(その他休業日あり)

湯上りの食事も楽しみながら
本州最北の地で温泉巡り

大間
おおま温泉 海峡保養センター

本州最北端の温泉。レストランには大間牛のすき焼きも。

おおま温泉 海峡保養センター

泉質:ナトリウムカルシウム食塩泉、塩化物泉(無色透明)
効能:リウマチ性疾患、慢性湿疹および角化症、婦人病一般、更年期障害など

大間町大字大間字内山48-1
TEL/0175-37-4334
一般入浴利用時間/8時〜21時
(受付20時30分まで)

むつ市大畑
夫婦かっぱの湯

奥薬研修景公園レストハウスにある露天風呂。いかすみラーメンも人気。

夫婦かっぱの湯

泉質:単純泉
効能:胃腸病、皮膚病、婦人病、神経痛など

むつ市大畑町赤滝山1-3
TEL/0175-34-2008
営業時間/[11月1日〜3月31日]10時〜17時
定休日/12月29日〜1月3日、11月〜4月末までの毎週火曜日

むつ市
斗南温泉 美人の湯

大浴場のほか、フィンランド製ストーブを使用したタワー式サウナもあり。

斗南温泉 美人の湯

泉質:単純泉
効能:リウマチ、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など

むつ市大字田名部字下道4
TEL/0175-22-2331
(むつグランドホテル)
営業時間/5時〜23時

むつ市川内
スパウッド観光ホテル

熱さの違う2種類の湯船が楽しめる。日帰り入浴も可能。

スパウッド観光ホテル

泉質:ナトリウム、硫酸塩、塩化物泉
効能:きりきず、やけど、慢性皮膚病など

むつ市河内町板子塚28
TEL/0175-42-3333
営業時間/6時〜22時

温泉ソムリエに聞きました!
下北の温泉の楽しみかた

温泉ソムリエの鎌田祥史さん
教えてくれたのは…
温泉ソムリエの鎌田祥史さん

下北に湧く多彩な温泉は、本州最北端の地において住む人や訪れる人に癒やしを与えてくれています。塩分が豊富な海沿いの温泉や、硫黄の成分をふんだんに感じる下風呂温泉は、海で冷えた漁師たちの身体をしっかり温めてくれます。一方で薬研温泉をはじめ、身体や肌にやさしく、長期滞在やじっくり入浴するのに適した温泉も豊富です。

温泉に入ることで、それぞれの土地の暮らしぶりや文化に触れることができるのも温泉の魅力のひとつ。海峡や渓流の情景、海の幸や下北のグルメと共に、各地の泉質の違いを感じながら極上の温泉に浸かってください。

もっと楽しむための5ポイント

①海の恵みを感じる
 塩化物泉
海沿いの町をはじめ下北には、かなり強く塩分を感じる塩化物泉の温泉が豊富です。保温効果が期待できるので冷えた身体も温まります。

②温泉の特徴をふんだんに感じる
 硫黄と酸性
下風呂温泉の泉質は温泉らしさを堪能できる硫黄・酸性の温泉です。更にその中でも「大湯系」「新湯系」「浜湯系」と異なる泉質を楽しむことができます。

③いつでも誰でも癒してくれる
 単純温泉
単純温泉は薬研温泉をはじめ、無色透明な場合が多いです。身体にやさしく、朝から晩までじっくり身体を癒してくれます。

④公衆浴場で
 地元の雰囲気に浸かる
湯治場や温泉旅館も魅力ですが、地元の公衆浴場や日帰り温泉も特色が溢れています。お互いにマナーを守って気持ちよく入浴しましょう。

⑤湯めぐりもおすすめ、
 入りすぎには注意
下北半島に広がる様々な泉質のゆめぐりもしてみたくなります。のぼせる前にこまめな休憩と水分補給をして、湯めぐりを楽しみましょう。


\冬の下北旅のヒント/

温泉や観光、グルメなど、冬も楽しめる下北半島ですが、冬期間は通行できない道路がありますのでご注意ください。

下北半島の地図
仏ヶ浦
仏ヶ浦
雪景色の仏ヶ浦も必見!
寒立馬
寒立馬
1〜3月は越冬放牧地・アタカに移動