「みちこちゃんが行く!道の駅いいで編」取材後記②
おでかけ・みちこvol.42掲載の「みちこちゃんが行く!道の駅・いいで編」。施設内を紹介する動画はご覧いただけましたでしょうか? 「道の駅」リポート取材後記では、みちこ編集室スタッフの記憶に残ったモノやコトを紹介します。
「米沢牛のふるさと」というキャッチフレーズを掲げ、平成9年にオープンした道の駅・いいで。訪れる方におすすめしたいのは、やはりレストランの牛肉メニューです。取材スタッフも飯豊田中牛の上質カルビを使用した「上カルビ丼」、ボリューム満点の「米沢牛もり盛り丼」をいただきました。
観光物産館内にある精肉店「肉の田中屋」で販売している飯豊田中牛は、米沢牛と同じ飼料を与えて育てた飯豊町産のブランド牛です。敷地内の店舗やファーストフードコーナーには牛肉コロッケや牛串焼き、牛肉巻きおにぎりなどが勢ぞろい。同駅主催で行われる収穫祭では、牛肉の切り落としが生産地ならではの特別価格で提供され、開店前から長蛇の列ができるほど人気です。
山形県飯豊町は米沢牛の4割を生産する一大産地です。同町で畜産業を営む田中畜産では1000頭以上の牛を肥育しているといいます。町内では同社などから集めた家畜の排せつ物をバイオマス資源として発電に利用する新たな事業も始まっており、循環型畜産の取り組みに期待が寄せられています。
道の駅・いいでのシンボルともいえるのが、駐車場の中央でお客を出迎える牛のモニュメントです。この牛は道の駅のオープン当初に田中畜産から寄贈されたもので、牛の足もとのパネルには「人と牛は仲良し」という言葉が刻まれています。道の駅いいでの安達純一駅長は「畜産業を営むようになるずっと前から、人と牛はともに生活してきた歴史がある。農耕や運搬などの労働で人の生活を助け、支えてきてくれたのが牛。そんな牛たちを家族のように大切に思う気持ちを表したのが、この言葉なのではないか」と話します。
人と牛は仲良し。なんだかとてもいい言葉ですね。ちなみにこの牛のモニュメント、山形県置賜地域内に合計3基設置されているということを安達駅長から教えていただきました。なんとそのうちのひとつは、人が前を通ると「モォ―」と鳴くそうです。見かけたら撫でてあげてくださいね!
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