東北の日本酒・ワイン・ビールを求めて
自然豊かな東北地方にはお酒の名産地があちこちにあり、「道の駅」では地元の特色ある様々なお酒を取り扱っています。旅の途中に「道の駅」に立ち寄って、ホテルや自宅で一杯いかが?
◎おでかけ・みちこ vol.51 掲載記事
[宮城]
道の駅・かくだ
おらほの梅で梅酒をつくっぺ!

梅の品種は藤五郎と白加賀。黒糖仕込み(1,595円)もある
日本酒仕込みで
きらり&まろやか
梅の一大産地・角田の中でも屈指の梅農家、岸浪園の当主は大のお酒好き。ずっと「おらほの梅で酒が作れねぇべか」と考えていた。すると地元の酒店が「日本酒でうまい梅酒を造る酒蔵があっぺや」と、懇意にする大崎市の名蔵・新澤醸造店を紹介。こうして宮城の蔵が宮城の梅で醸す梅酒が誕生した――とは、自身もお酒好きである藤野浩駅長の話だ。その名も「岸浪園の梅酒」は、通常の1.5倍量の梅を使用して芳醇な風味をしっかり引き出した逸品。焼酎で漬け込む一般的なものに比べてさらりと飲みやすく、米のまろやかな甘みも感じられる。

手作り梅干しは地域の名産品
昔ながらの梅干し作りが盛んな土地柄とあって、直売所には色鮮やかな梅干しがたくさん並ぶ。どれも塩とシソのみで漬け、熟成させた完全無添加の手作りだ。同じ材料でも、不思議と作り手ごとに個性があるので食べ比べてみてほしい。他にもシロップ、ドレッシング、餃子など梅加工品も豊富。毎年6月上旬ごろからの収穫期には新鮮な梅の販売もあって大いに賑わう、まさに角田は梅の郷だ。

本格焼酎「裏とくら」(2,112円)

「ネギ彦くん」(378円)は冬季限定販売
[ DATA ]
道の駅・かくだ
所 在 地 /
宮城県角田市枝野字北島81-1
電 話/0224-61-2850
営業時間/
9:00~17:00(冬期)
9:00~17:30(夏期)
定 休 日 /12月31日・1月1日