「おでかけ・みちこ」2019年9月25日掲載記事 

 港町・石巻の自慢は数あれど、「金華サバ」はその筆頭。牡鹿半島先端に浮かぶ島、金華山の沖で漁獲された、大型で脂のりのよいマサバだけが名乗ることのできる、高級ブランドだ。
 道の駅・上品の郷で「金華サバ漬け丼」が食べられるという。1日10 食限定で連日完売と聞き、ランチタイムの前に駆けこんだ。

 

金華サバ漬け丼

小鉢、汁もの、香のものつき
1,010円(税込み)

生で仕入れた鮮度抜群の金華サバを、すぐにさばいて冷凍。その日に使う分だけを解凍して醤油ベースのだしに漬け込むという。まずはそのまま食べて、噛むたび鼻に抜ける芳醇な香りを楽しみ、残りはワサビ醤油をかけて深みのある味を堪能した

 

 放射状にご飯を覆い尽くす切り身。ピンと張った皮はいぶし銀の美しさだ。ご飯ごとすくって一口。特製だれに漬けられ、うま味が凝縮した身と、さっぱりした酢飯のハーモニーがたまらない。ワサビをのせればさらに至福の味。脂のうま味がしつこくないのが、金華サバの身上だ。秋が深まる頃、旬を迎えますます脂ののった味を楽しみに、またいこう。

 

 

 

かきあめ380円(60g)、1 6 0 円( 2 5 g )( 税込み)。おみやげは、直売所で石巻のソウルフードを。名産・牡蠣のエキスを練り込んだ飴で、震災後7年9ヵ月ぶりに復活を遂げ話題を呼んだ
木をふんだんに使った店内。自然光を映す幕屋根を支える柱は、地元産の杉丸太だ

 

道の駅・上品(じょうぼん)の郷
宮城県石巻市小船越字二子北下1-1
TEL 0225-62-3670
無休
■レストラン栞
営業時間 10:00~20:00(L.O.19:30)