【宮城県仙台市若林区荒浜字新堀端32-1】
仙台市の沿岸部の道路を走行すると、荒涼とした中に忽然と残る4階建て校舎が見えてきます。
この荒浜小学校は海岸から700メートル内陸部に位置します。東日本大震災当日、児童や教職員、近隣住民合わせて320名が学校へ避難しました。4階建て校舎は津波が2階まで到達。当日夕刻からほぼ1日がかりでヘリコプターで救助されたが、周辺では多数の犠牲者が出ました。
2017年4月仙台市では、被災した校舎のありのままの姿と被災直後の写真展示等により、来館者に津波の威力や脅威を実感し、防災・減災の意識を高める場とすることを目的に、本校舎を震災遺構として公開しました。
バスや車を利用して視察する人々のために駐車場も整備され、外国人が訪れる光景も見られます。
また小学校より貞山運河を越えての海岸は、かつて深沼海水浴場として市民に親しまれたが、今は「荒浜祈りの塔」として慰霊碑(犠牲者190名の名前が刻まれる)、木製の慰霊之碑、約9mの「荒浜慈聖観音像」が建っています。また近くには鎮魂モニュメントとして「荒浜記憶の鐘」も設置されています。
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