「外遊びなんて、しばらくしていない」という方、必見!東北の道の駅には、気軽にアウトドアレジャーを楽しめるところがたくさんあるんです。思い切って出かければ、充実した休日を過ごせること間違いなし。今年の夏休みは、東北へ進路を取れ!

本記事は季刊誌「michi-co」掲載のバックナンバーです。記事中のデータは2017年5月31日現在のものです。料金や営業時間等が変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

「michi-co」2017年6月25日号特集記事
 

誰でも気軽に楽しめる森林公園で
ピクニックやキャンプを満喫!

【福島県】道の駅 喜多の郷
もりっこの里 中山森林公園

 

喜多方ラーメングルメと温泉で楽しさ倍増!

アウトドアファンにも人気の道の駅喜多の郷。週末や連休はキャンピングカーやバイクに乗ってやって来る人たちで賑わう。自然とふれ合いながら外遊びのだいご味を満喫できるのが、道の駅に隣接した「もりっこの里 中山森林公園」。道の駅の駐車場から行き来できる便利な場所だ。赤松が立ち並ぶ森の中には、清潔な炊事場やトイレ、キャンプサイトをはじめ、遊具や展望台、テーブルを備えた広場、個性的な3つの散策路などの施設が充実。バーベキューも日帰りで快適に楽しむことができる。

驚くのはその利用料金。テントサイトは1区画につき市民は300円、市外の方は450円で、炊事場のかまどや水の利用は無料。それぞれ予約すれば使用できるが、レンタル用品は置いていないので準備が必要。多人数のバーベキューは道の駅に予約時相談すれば、食材の調達も可能だ。道の駅には「日帰り温泉・蔵の湯」があるから、夏の宿泊利用でも汗を流せるのがうれしい。評判の喜多方ラーメングルメと温泉を堪能できる外遊びスポットで、日ごろの疲れをリフレッシュしよう。

赤松などの木々に囲まれた静かで涼しい散策路。バーベキューやキャンプの合間にのんびり散歩を楽しめる
屋外で食べるごはんは最高!木製のテーブルとベンチが完備されているので、道の駅グルメやお弁当を持参して気軽にピクニック♪
「石ふみの小路」の一部には、足の裏を刺激する丸太や小石が埋め込んである。裸足や草履で歩いて健康チェック!?
自然に癒やされる山村広場。展望台や遊具、テーブルとベンチを備え、家族連れにも大人気。すぐ隣にキャンプサイト、目の前には炊事場やトイレを備えた管理棟がある
道の駅自慢の喜多方ラーメングルメは、テイクアウト可能。(写真左上から時計回りに)喜多方ラーメンバーガー(350円)、ら~メンチ(200円)、喜多方ラーメンピザ(1,000円)

道の駅喜多の郷

  • 所在地:福島県喜多方市松山町鳥見山字三町歩5598-1
  • 電話:0241-21-1139
  • 営業時間:食事処・ふるさと亭10:00~19:00(9月~5月・10:00~18:00)、蔵の湯9:00~21:00(最終受付20:00)
  • 定休日:無休 ※ふるさと亭・12/31~1/1休業、蔵の湯・毎月第一水曜休業
もりっこの里 中山森林公園
キャンプ場[10区画]/喜多方市内の方1泊300円、市外の方1泊450円、炊事場[利用時間8:30~17:00]/要申請、利用は無料 ※冬期閉鎖(11/16~4/14)
※ほかキャンプ場、炊事場利用に関する詳しい内容は、ホームページをご覧ください。
http://www.furusatosinkou.co.jp/
※情報は2017年5月31日現在のものです。ご利用にあたっては事前にお問い合わせ・ご確認をしてください。
 
 

川のほとりにあるキャンプ場
温泉もあり、北東北の観光拠点に

「岩手県」道の駅雫石あねっこ

 

日帰りバーベキューから本格キャンプまでOK!

東北自動車道盛岡インターチェンジから国道46号を秋田方面へ走ること約30分。緑あふれる山間に道の駅雫石あねっこがある。この道の駅は、キャンプ初心者でも安心して利用することができる。というのは、オートキャンプサイトまで自動車を乗り入れることができ、産直も温泉も併設されているからだ。さらに、小柳沢砂防公園があり、水遊びや渓流釣り(漁業券の購入が必要)なども楽しめる。

昼ごろに到着して、産直で食材を買ったり、砂防公園で遊んだり。そして15時ころからゆっくりと晩ご飯の準備を始める。この時、ぜひ用意したいのが、雫石町特産のワサビを使ったソーセージだ。ワサビがピリッと利いてビールが進む。

インターに近い立地を活かして、北東北の観光拠点として利用するキャンパーもいる。昼は、小岩井農場や田沢湖、弘前などを観光し、夜はキャンプ場で過ごす。晩ご飯のあとは、併設された橋場温泉で天然温泉を堪能することもできる。道の駅雫石あねっこには、キャンプ初心者から上級者まで楽しめる魅力がぎゅっと詰まっている。

キャンプ場に隣接する小柳沢砂防公園。水遊びや渓流釣りが楽しめる
車を近くまで乗り入れられるため、ファミリーでの利用も多い
子どもと一緒にキャンプご飯をつくる。これもアウトドアのだいご味
道の駅の産直で食材を買ってバーベキュー。バーベキューセットのレンタル、炭や着火剤なども販売している
屋根付きの炊事場も備えているので、キャンプご飯の後片付けも便利

道の駅雫石あねっこ

  • 所在地:岩手県岩手郡雫石町橋場坂本118-10
  • 電話:019-692-5577
  • 営業時間:産直・物産8:30~18:00(冬期・9:00~17:00)、日帰り温泉9:00~21:00(受付終了20:30)
  • 定休日:無休
オートキャンプサイト
[21区画・宿泊利用12:00~翌11:00]/1泊3,500円 ※11月中旬~4月中旬は冬期休業
※ほかフリーテントサイト(電源無し・車乗り入れ不可)、日帰り利用料金、レンタル用品等の詳細については、ホームページをご覧ください。
http://www.anekko.co.jp/
 

※情報は2017年5月31日現在のものです。ご利用にあたっては事前にお問い合わせ・ご確認をしてください。

 

日本海すぐそばの木立の中で
豪快に海の幸BBQを楽しむ

「山形県」道の駅鳥海 ふらっと

車で約3分

西浜コテージ村・キャンプ場

 

その日揚がったばかりの新鮮魚介は道の駅でゲット

日本海に面した山形県遊佐町。海のすぐそばに広がる、静かな木立の中でキャンプやバーベキューを楽しめるのが西浜コテージ村・キャンプ場だ。

キャンプ場に向かう前に、道の駅鳥海 ふらっとへ。鮮魚直売所・元気な浜店で、この日揚がったばかりだというアジとタイを購入する。山形県漁協女性部の「元気な庄内浜のかあちゃん集団」が運営しているこの店の店員さんは、魚介の知識と料理の腕を兼ね備えた達人ばかり。「バーベキュー用」と相談すると、「じゃあ、ウロコと内臓は取っておくからのお」と店長の本多寿賀子さん。なんとも優しい!

そのほか地元産の野菜や餅などを入手し、いざキャンプ場へ。テントとバーベキューコンロを借り、炭火を起こして食材を載せていく。しばらくすると、こんがり焼き色のついたごちそうが目の前に。シンプルに塩を振っただけだが、ものすごくうまい! みんなで魚をつつき、話にも花が咲くいい時間を過ごすことができた。

7月の最終土曜日には、町の花火大会が行なわれる。夏休みの一日を、遊佐町で過ごしてみてはいかがだろう。

新鮮な魚介を安く手に入れられる遊佐町だからこそできる、豪快な海の幸バーベキュー。日帰りでも宿泊でも、大いに盛り上がること間違いなし!
焼き立てを味わう、楽しい時間。木立の中なので、夏でも直射日光を避けることができて快適
「でわのもち」100%の「まるもち」は、実はあまり市場に出回らない希少なお餅。BBQで焼いても美味!
元気な浜店で食材を購入。お願いすれば、下処理をしてくれる。その日おすすめの魚など、店員さんにいろいろ相談しよう
松林に囲まれたフリーテントサイト。道路を挟んで向かい側にはコテージが立ち並ぶ

鳥海 ふらっと

  • 所在地:山形県飽海郡遊佐町菅里菅野308-1
  • 電話:0234-71-7222
  • 営業時間:8:30~18:00 元気な浜店・農産物直売所「ひまわりの会」9:00~17:30
  • 定休日:元日
西浜コテージ村・キャンプ場
所在地/山形県飽海郡遊佐町吹浦字西浜2-62
電  話/0234-77-3600(受付時間 8:30~17:30)
キャンプ場[フリーテントサイト・宿泊利用]/1泊・大人600円、小学生300円
コテージ[6棟・宿泊利用15:00~翌10:00]/4人用・1泊12,000円、6人用・1泊17,000円 ※ほか日帰り・冬期利用料金、レンタル用品等の詳細については、ホームページをご覧ください。
http://nishihama-cottage.com/

※情報は2017年5月31日現在のものです。ご利用にあたっては事前にお問い合わせ・ご確認をしてください。

 

白亜の灯台を望むコテージで
海沿いの別荘気分を満喫しよう!

「青森県」道の駅たいらだて

 

バーベキューに磯遊び 観光拠点としても大人気

津軽国定公園の中にある、道の駅たいらだて。近くの海沿いを走る黒松の並木道は、藩政時代に北海道の松前藩主が参勤交代で往来したことから、松前街道と呼ばれている。 “お台場”と呼ばれるゆえんとなった砲台跡や、白亜の灯台が旅情をかき立てる。

ログハウスやコテージが立ち並ぶ当駅の「おだいばオートビレッジ」は、満天の星空に「平舘灯台」が照らす明かりや、対岸の下北半島から昇る朝日など、ロマンティックなひとときを過ごせると評判。一度は泊まってみたいおしゃれなスポットとして幅広い年齢層に人気がある。青森市から約1時間の穴場的な場所とあって、ねぶた祭り期間中は家族や仲間と連泊するリピーターで予約がなかなか取れないほど。

コテージには6人分の寝具や食器などが用意されていて、宿泊人数が増えても1棟当たりの料金が変わらないのがうれしい。バーベキューに磯遊び、海水浴など夏ならではの楽しみを十分に満喫できるのだが、ここを拠点にさらに北上して風光明媚な津軽半島を巡るルートもおすすめだ。

別荘地を思わせるコテージが立ち並ぶ様子は、ちょっとしたリゾート地のよう。まずはバーベキュー! 好きな食材を焼きながらおしゃべりに花が咲く
センターハウスには、焼干しイワシなど地元の名産がいろいろ。ホタテごはんのおにぎり(120円)や焼干し海藻ラーメン(500円)など軽食もいただける
「日本の灯台50選」にも選ばれている平舘灯台は、荒波で知られる津軽海峡を行き交う船の安全を見守ってきた。静かな波が打ち寄せる海岸沿いの遊歩道を散策して、心身ともにリフレッシュしよう!!
焼くなら地元の海産物がおすすめ。タコ(300円~1,000円)や、ベビーホタテ(1kg・1,380円~)はセンターハウスで手に入る。旨みがジュワ~ッと広がる焼きタコは最高! バーベキューセットレンタルは、炭付き1,800円
広いオートビレッジ内の移動はレンタサイクルが便利。涼しい海風を受けながら松前街道を走ってみるのもいい。1人乗り自転車(500円)・2人乗り自転車(1,000円)、いずれも要予約
家族で仲間で、最高の思い出を!

道の駅たいらだて

  • 所在地:青森県東津軽郡外ヶ浜町字平舘田の沢67-1
  • 電話:0174-31-2211
  • 営業時間:センターハウス(予約受付)9:00~17:00 軽食コーナー11:00~16:00
  • 定休日:無休
コテージ
10棟・宿泊利用15:00~翌10:00]/4月~11月1泊16,000円、12月~3月1泊10,000円
オートキャンプ場
[20区画・宿泊利用11:00~翌10:00]/1泊1,500円~ ※11月中旬~4月中旬は冬期閉鎖
※ほか連泊割引料金、設備・備品等の詳細については、外ヶ浜町公式ホームページをご覧ください。
http://www.town.sotogahama.lg.jp/

※情報は2017年5月31日現在のものです。ご利用にあたっては事前にお問い合わせ・ご確認をしてください。

 

 

海辺に泊まって
日本海の夕焼けに染まろう♪

「秋田県」道の駅岩城

 

気軽にアウトドアレジャー のんびり大人の夏休み

夏の日本海は穏やかで、眺めても遊んでも最高だ。その拠点にぴったりなのが道の駅岩城。日本海を見渡せる抜群のロケーションで訪れる人を楽しませてくれる。

ここには一度利用した人の多くがリピーターになる人気のキャンプ場がある。砂浜から一段高くなった所に、テントサイトと5棟のコテージが並ぶ。キッチン、バス・トイレ、2つのベッドルームを備えたコテージは、年配者でも快適に過ごせるので、夏休みなどは3世代で連泊する人たちもいるという。

道の駅にある「岩城温泉 港の湯」は、疲労回復に効能がある「ナトリウム―塩化物強塩泉」という泉質で、露天風呂からは日本海が見え、まるで海に浸かっているかのような気分になれる。地元の漁師が獲った魚を販売する「活魚センター」で夏が旬のタイやサザエ、農産物直売所で採れたての農産物を買って、キャンプ場で炭火焼きにするのもおすすめだ。

海に浮かぶ島のような「島式漁港」で釣りをしたり、砂浜で散歩をしたりと、子どもから大人まで楽しめる場所。日本海の夕陽をぼんやりと眺める贅沢な時を過ごせるのも、ここならではの特典だ。テントなどの装備を持っていなくても、コテージを利用すれば気軽にアウトドアレジャーを満喫できる。夏休みにおすすめの道の駅だ。

海辺に泊まってこそ観ることができる、日本海の夕陽。刻々と色を変えるマジックアワー
ドーナツ型の防波堤に囲まれた島式漁港は、釣りのほか、男鹿半島や鳥海山も望めるビュースポットだ
ドーナツ型の防波堤に囲まれた島式漁港は、釣りのほか、男鹿半島や鳥海山も望めるビュースポットだ
海が間近に見えるコテージ。この距離で逗留できるところはなかなかない
活魚センターでは炭焼きの魚介も販売している。サザエの串焼きとビールで海に乾杯!

道の駅岩城

  • 所在地:秋田県由利本荘市岩城内道川字新鶴潟192-43
  • 電話:0184-73-3789
  • 営業時間:岩城温泉 港の湯9:00~21:00(受付20:00まで)、農産物直売所9:00~18:00(冬期・~17:00)、活魚センター9:30~17:30(冬期・10:00~17:00)
  • 定休日:無休
コテージ
[5棟・宿泊利用14:00~翌10:00]/1泊12,960円
テントサイト
[16区画・宿泊利用14:00~翌10:00]/1泊4,320円 ※11月~3月は冬期閉鎖
※ほか日帰り利用料金等の詳細については、ホームページをご覧ください。
http://michinoeki-iwaki.com/

※情報は2017年5月31日現在のものです。ご利用にあたっては事前にお問い合わせ・ご確認をしてください。

 

 

手ぶらで気軽にクルマ旅
道の駅に泊まっちゃおう!

「宮城県」道の駅三滝堂

 

自然に囲まれた好立地 ドッグランも併設

今年4月にオープンした道の駅三滝堂。三陸自動車道・三滝堂インターチェンジに隣接し、国道398号からも入れる好立地で、早くも評判を呼んでいる。広い空の下、のどかな里山の向こうに栗駒山の雄姿を望む風景は開放感たっぷり。アウトドア派にうれしい2つの施設、宮城県内道の駅初の「ドッグラン」と「RVパーク」が自慢だ。

小型犬、中・大型犬用に分けられたドッグランは、広々とした芝生敷き。連日多くの利用者がいるそうで、取材時も立て続けに5組ほどが訪れ、愛犬同士がじゃれ合ったり、追いかけっこしたりするのを飼い主の方が見守っていた。

車中泊ができるRVパークは、車の脇にテーブルを出せるほどゆったりとしたスペースを確保。電源設備があるので、本格的なキャンピングカーでなくても快適に過ごせる。食事の調達には、手作りそうざいなどがある直売所や、道の駅に併設している24時間営業のコンビニが強い味方だ。レストランは営業時間終了後、無料休憩スペースとして開放されるので、深夜や早朝でも落ち着いた場所で過ごすことができる。

満天の星を眺めながら眠りにつき、野鳥のさえずりで目を覚ます「夢のクルマ旅」、道の駅で気軽に叶えられそう!

キャンプ用テーブルを出してくつろげるRVパーク。1台あたりのスペースが広く使いやすい
ドッグランには次々と利用者が訪れる。「ほかのワンちゃんと遊べて楽しい」「自分も体を動かして気分転換できる」と大好評
電気ポットでお湯を沸かし、のんびりティータイムを。電源が利用できるので、とても便利
芝生の広場でお弁当を広げたり、四季折々の景色を楽しんだり。新鮮な空気を吸い込んでリフレッシュしよう

道の駅三滝堂

  • 所在地:宮城県登米市東和町米谷字福平191-1
  • 電話:0220-23-7891
  • 営業時間:直売所9:00~19:00、レストラン10:00~17:00
  • 定休日:無休
RVパーク[6台]
宿泊利用(15:00~翌10:00)1台500円、昼間利用(10:00~15:00)1台300円 ※道の駅三滝堂に電話予約が確実
ドッグラン
無料

※情報は2017年5月31日現在のものです。ご利用にあたっては事前にお問い合わせ・ご確認をしてください。