◎おでかけ・みちこ vol.54 掲載記事[PR]

懐かしい記憶を辿る街道

おとぎの世界へつながる一本道
みちのくおとぎ街道は、山形県南陽市・高畠町と、宮城県七ヶ宿町・白石市を結ぶ国道113号のことをいいます。紅葉と実りの秋を楽しむ、のんびりドライブにうってつけの季節の到来。「道の駅」の直売所でも旬の味が充実し、菊まつりなどのイベントも満載です。美しい景色と秋の味覚を満喫する紅葉ドライブを楽しみましょう。


〜各地のおとぎ話〜

白石市

「白石女敵討」のイラスト

ある日、百姓の与太郎が二人の娘と田の草取りをしていたところ、たまたま通りかかった侍の袴に泥をかけてしまいました。怒った侍は平謝りする与太郎を無礼打ちにしてしまいます。それを憐れんだ名主が世話を申し出たところ、二人は「仇討ちのため武芸の腕を磨きたい」と願い出ます。姉妹は父の仇討ちを誓って江戸の高名な武芸者・由井正雪の門を叩き、姉は鎖鎌、妹は薙刀の修行を積みます。それから5年。殿様からのお許しを得た二人は、ついに白石川の河原で仇討ちを果たすのでした。

白石温麺の調理例

白石温麺は約400年前の江戸時代、白石城主であった片倉小十郎が名付けたといわれています。通常のそうめんは油を使った製法なのに対し、白石温麺は油を使用せず、長さも9センチと短いのが特徴です。つるりとした喉越しで温かくても冷やしてもおいしく味わえます。家庭料理はもちろん、贈答用としても広く親しまれています。


七ヶ宿町

「振袖地蔵」のイラスト

昔、七ヶ宿は奥州の諸大名が参勤交代で行き来する宿場町として賑わっていました。ある時、秋田の殿様が参勤交代で江戸へ向かう途中、滑津宿あたりで、一人の美しい娘を見初めました。殿様は江戸での勤めを終えて秋田に帰る途中、再び滑津宿でその娘を探しました。ところが娘はすでに亡くなっていました。殿様は深く悲しみ、亡き娘の供養のため、恋しい娘に似せたお地蔵様を祀り、衣の袖を振袖のように刻んだということです。

そばの調理例

七ヶ宿町の「そば街道」では、各店舗自慢のそばを味わえます。店舗は限られますが雪室でじっくり熟成させた「雪室熟成そば」は、甘みと香りが増した特別な一品。雪国ならではの味わいと、多彩なそばの食べ比べをぜひお楽しみください。


おとぎ街道には温泉・観光施設などのみどころが満載!

おとぎ街道の観光名所
おとぎ街道にある温泉

「みちのくおとぎ街道」webサイト
http://www.otogi-kaido.jp/


みちのくおとぎ街道スタンプラリー

みちのくおとぎ街道の地図

[開催期間]
令和7年10月1日(水)〜令和7年12月26日(金)
[応募条件]
対象の温泉・施設でスタンプカードに押印してもらい、2箇所または4箇所のスタンプが集まったら切手を貼って応募してください。(施設によっては、有料施設もございます。)
※スタンプは施設の営業時間のみ押印することができます。
[応募方法]
スタンプ台紙に付いている専用応募ハガキに、氏名・住所・電話番号などの必要事項を記入のうえ、85円切手を貼り、切り取ってポストへ投函ください。
[お問い合わせ先]
国道113号(二市二町)観光推進協議会事務局(高畠町商工観光課内)
〒992-0392
山形県東置賜郡高畠町大字高畠436
TEL:0238-52-4482
URL:http://www.otogi-kaido.jp/