「道の駅」の人気ラーメン【青森】十三湖高原

子どもも大人もみんな大好き！

メニューにあるとついつい頼んでしまうのが、一年中、老若男女に人気の「ラーメン」。「道の駅」には、ご当地ならではのアレンジや食材が加えられた特別な一杯があります。通いたくなる「道の駅」のラーメンを求めてドライブに出かけましょう。

◎おでかけ・みちこ vol.52掲載記事

道の駅・十三湖高原
シジミの滋味溢れるスープが
滲み渡る幸せな瞬間を求めて

春になると食べたくなるラーメンがある。それは通にはおなじみの、十三湖でとれる旨み溢れるヤマトシジミをふんだんに使った「しじみラーメン」（950円）。まるで春霞のような乳白色のスープに浮かぶ細ちぢれ麺の上には、たくさんのシジミが盛られ、周りをワカメ、メンマ、ゆで卵、ネギ、津軽地方では必然のピンクのナルトが美しく取り囲んでいる。その佇まいが何とも食欲をそそるのである。シジミを提供しているのは、駅長の八木澤さん。仲買人として競り落としてくるのは、自らの眼鏡に叶った上質なシジミばかり。一口啜れば、滋味溢れるスープが身体に滲みわたり、得も言われぬ幸福感に満ちてくる。

「道の駅」では加工場を持ち、手軽に味わえる「しじみラーメン」や肝臓に良いというドリンク類を購入できる。いつでも生のシジミ貝が手に入るのも嬉しい。十三湖が一望できるレストランからの眺めが、また最高。その昔、ここ十三湊で栄華を誇った安藤水軍を思いながら、しじみラーメンを味わうのもまた一興だ。