その形から「まさかり」と呼ばれる青森県下北半島。
この本州最北の地にも、いよいよ春がやってきます。ここだけの絶景を探しにドライブしてみませんか。
◎おでかけ・みちこ vol.44 掲載記事
仏ヶ浦/佐井
巨大な岩が並ぶ様子は圧巻
自然が作り出した神秘を感じて
海岸沿いに約2キロにわたり奇岩が連なる風景は、さながら「極楽浄土」のよう。そびえ立つ巨壁だけでなく、蓮華の花に似た「蓮華岩」や如来の横顔に見えるといわれる「如来の首」など、見どころがたくさん。遊歩道からも行けますが、船で向かうのが便利です。
※遊覧船運行時期…4月下旬頃~10月末
尻屋崎/東通
尻屋崎は4月から散策可能
春は仔馬に会えるかも?
尻屋崎から見えるのは、太平洋と津軽海峡がぶつかる海原。尻屋崎ゲート近くに放牧されている寒立馬は4~6月が出産シーズンのため、仔馬を見られるかもしれません。
本州最北端・大間崎/大間
晴れた日には函館が見える!
爽やかな大間の海がお出迎え
本州最北の地・大間崎から函館汐首岬までの距離は17・5キロ。天気のいい日には函館の五稜郭タワーが見えます。大間崎の近くにある弁天島には、大間埼灯台が立っています。
下北ワインのブドウ畑/むつ川内
恐山山地の山裾に広がるブドウ畑 収穫の秋もお楽しみ
むつ市川内地区には本州最北のワイナリーがあり、恐山山地の山裾には美しいブドウ畑が広がります。葉が生い茂るのは夏、収穫は9月頃から始まります。
来(か)さまい大畑桜ロード/むつ大畑
満開後の桜吹雪も見どころ
国道279号で花見ドライブ
約8キロにわたって続く「大畑桜ロード」を彩るのは、約1400本ものソメイヨシノ。桜は4月下旬から5月上旬に見頃を迎えます。満開のときだけでなく、桜吹雪が舞うころも絶景です。
鯛島/むつ脇野沢
悲恋伝説も残る島
夏には遊覧船で上陸可能
水面を泳ぐ鯛のような見た目をした「鯛島」には、坂上田村麻呂と村娘の悲恋伝説が受け継がれています。島周辺は魚介類が多く、海域公園に指定されています。
水源池公園の桜/むつ
春は桜とツツジが見頃に
海軍の街・大湊の桜スポット
国指定重要文化財「旧大湊水源地水道施設」を擁する水源池公園では、約200本の桜が咲き誇ります。公園内の「海望館」(展望台)からは大湊・芦崎湾と、海上自衛隊護衛艦を見ることができます。
ちぢり浜/むつ大畑
好奇心をくすぐる奇岩の数々
鬼退治などの伝説も残る
ちぢり浜では、波の力で削られてできた様々な地形を見ることができます。海水がたまった穴(ポットホール)には生き物がいるかも。干潮時の見学がおすすめです。
菜の花畑/横浜
元気をもらえる黄色の菜の花
おやつの前にまずはお花見
横浜町の菜の花の作付面積は日本でも最大規模。5月20日(土)・21日(日)は菜の花フェスティバル。一面がじゅうたんのように鮮やかな黄色になります。道の駅には菜の花を使ったおやつも。
※菜の花畑は農家の私有地です。勝手な立ち入り・路上駐車はご遠慮ください。
桑畑の海岸線/風間浦
海を見ながらちょっと休憩
目の前には津軽海峡が広がる
桑畑温泉近くの海岸からは津軽海峡が一望でき、その向こうには北海道が見えます。道路沿いに駐車帯があるので、そこで休憩しながら海を眺めてみませんか。