全国にはライダーに人気のツーリングルートは数多くあるが、岩手にもぜひとも訪れてほしい、魅力的なツーリングスポットがある。 今回は、おでかけみちこおすすめのルートを厳選して紹介! そして、ルートのゴールにあるのは、地元自慢のグルメ。 美味飯を目指して、高原ロードを駆け抜けよう。

 

絶景高原ロードを駆け久慈へ

盛岡 ➡ くずまき高原牧場 ➡ 平庭高原 ➡ 久慈 

所要時間 ▶ 約2時間20分

白樺林を抜け漁師の海鮮丼を味わう

 スタートは、岩手県盛岡市。国道4号を北上し、道の駅・石神の丘がある岩手町から国道281号に入る。ここから久慈への道は高原地帯を走る、ライダーに人気のルートだ。
 特に葛巻町と久慈市の境に広がる平庭高原は、国道の両側約4キロにわたって白樺林が続き、緑が美しい新緑から初夏にかけては見事な風景を見せてくれる。ゴールの「道の駅・くじ」で、三陸の旬の海鮮料理を堪能しよう。

漁師なげこみ丼

地場食材をメインに使う「レストラン山海里」の一番人気は「漁師なげこみ丼(1,380円・税込)」。新鮮な刺身、厚焼き玉子など7種類の具材が彩りよく盛り付けられ、目も舌も楽しませてくれる。
● 岩手県久慈市中町2-5-6
● TEL 0194-66-9200、レストラン山海里 TEL 0194-66-9111
● 営業時間/9:00〜19:00(冬期9:00〜18:00)、

レストラン山海里 11:00〜19:00(冬期11:00〜18:00)
※ラストオーダーは閉店の30分前
● 定休日/無休

 

くずまき高原牧場[葛巻町]
 牧場体験や動物たちと触れ合える公共牧場。フォトジェニックな風景を撮影できるスポットとしても人気。

 

平庭高原[久慈市・葛巻町]
 標高800メートルの平庭岳の中腹に位置する高原。新緑の白樺林、初夏のツツジと自然を満喫できる。

 

小袖海岸[久慈市]
 北限の海女で知られる海岸。複雑な岩礁が続き、「夫婦岩」「つりがね洞」「かぶと岩」などがある。

 

ここにも立ち寄りたい

道の駅・白樺の里やまがた

夏山冬里方式で飼育される山形村短角牛を手軽に味わえる「山形村短角牛焼肉丼(900円・税込)」。低脂肪で赤身本来の味が感じられると人気だ。
■ 岩手県久慈市山形町川井8-12-1 ■ TEL 0194-72-3131
■ 営業時間/9:00〜18:00、お食事処食楽11:00〜14:00
■ 定休日/無休 ※お食事処食楽のみ火曜休み

 

今泉街道を走り陸前高田へ

平泉 ➡ 猊鼻渓 ➡ 陸前高田

所要時間 ▶ 約1時間20分

世界遺産から始まる情緒的ツーリング

 旅の始まりは、岩手を語る上で欠かせない世界遺産平泉。ここで奥州藤原氏の平和への思いに触れたあと、今泉街道へ進路を取る。途中、舟下りを楽しめる猊鼻渓があるので、立ち寄るのもお勧めだ。一関市摺沢から国道343号に入り、岩手県初ループ橋を経由して道の駅・高田松原に到着。この道の駅は三陸沿岸地域のゲートウェイとして昨年オープンした。ここから三陸沿岸の旅をスタートさせるのもいいかもしれない。

カキフライ定食

陸前高田の名物といえば、全国で高値をつける「広田の牡蠣」。身は大きくふっくらとし、色艶も良い。その牡蠣をフライにした「カキフライ定食(1,200円・税込)」はジューシーで食べ応えたっぷり。
● 岩手県陸前高田市気仙町字土手影180
● TEL 0192-22-8411
● 営業時間/9:00〜18:00(施設により異なる)
● 定休日/無休

 

猊鼻渓[一関市]
 日本百景のひとつ。砂鉄川が石灰岩を侵食してできた渓谷。両岸に続く断崖を眺めながらの舟下りもお勧め。

 

奇跡の一本松[陸前高田市]
 高田松原で唯一残った松。震災後、復興のシンボルとなり、モニュメントとして保存され、多くの人に親しまれている。

 

奇跡の一本松[陸前高田市]
 高田松原で唯一残った松。震災後、復興のシンボルとなり、モニュメントとして保存され、多くの人に親しまれている。

 

ここにも立ち寄りたい

道の駅・平泉

旅の始まりは道の駅で朝定食

朝6時から始まる「朝食セット(500円・税込)」。おかずが日替わりで、しかもボリュームたっぷり。つくりたての温かさを味わって。
■ 岩手県平泉町平泉字伽羅楽112-2
■ TEL 0191-48-4795
■ 営業時間/9:00〜18:00、レストラン11:00〜16:00
※朝定食は6:00〜8:30
■ 定休日/無休

 

 

北上山地を横断して宮古へ

盛岡 ➡ 区界高原 ➡ 宮古

所要時間 ▶ 約2時間

三陸の幸が水揚げされる宮古で海鮮料理を味わう

 昨年、都南川目道路が開通し、盛岡市から宮古市へのアクセスが向上した国道106号。兜明神岳がそびえる区界高原を過ぎ、約30分走ると道の駅・やまびこ館に到着する。この道の駅は盛岡︱宮古間のほぼ中間地点にあるため、休憩にも便利だ。
 しばらく閉伊川沿いを走り、宮古市街へ。宮古市は三陸の魚介が水揚げされる港町で、魚市場の向かいにある道の駅・みやこでは新鮮な魚介を使った料理を堪能できる。

瓶ドン

体験型グルメとして注目を集めている「瓶ドン」。宮古市の魚介を牛乳瓶に詰めたもので、道の駅・みやこでは、ホタテやサーモン、ネバネバ系野菜などが入ったものを提供。土・日曜、祝日に数量限定販売中(1,500円・税込)。
● 岩手県宮古市臨港通1-20
● TEL 0193-71- 3100
● 営業時間/9:00〜17:00、レストラン汐菜10:30〜15:00(土・日曜、祝日10:30〜16:00)
● 定休日/無休

 

兜明神岳[宮古市]
 盛岡市と宮古市の境に広がる区界高原のシンボル。近くに道の駅・区界高原があり、アウトドアの拠点としても便利。

 

みやこ浄土ヶ浜遊覧船[宮古市]
 浄土ヶ浜を出航し、湾内を40分かけてクルージングする「浄土ヶ浜周遊コース」。ウミネコが群れ飛び、餌付けも可能。

 

田老の防潮堤[宮古市]
 かつて「万里の長城」と呼ばれた防潮堤は震災により甚大な被害を受けた。現在は震災遺構として震災の教訓を伝えている。

 

ここにも立ち寄りたい

道の駅・やまびこ館

売り切れ御免のご当地パン

看板の「黒豆パン(120円・税込)」は、宮古市川井地域の特産品・黒平豆を甘く炊き、パン生地で包んだもの。上品な甘さが好まれている。
■ 岩手県宮古市川内8-2 ■ TEL 0193-85-5011
■ 営業時間/8:00〜18:30(季節により変動)、パン工房9:30〜17:00(売れ切れしだい終了)
■ 定休日/無休 ※黒豆パンは予約販売も受付(前日までに連絡)

 

三陸道を快走、港町を旅する

三陸地域を南北に縦断する三陸沿岸道路。
2019年6月に釜石北IC〜大槌ICの開通により、岩手県内の宮古以南が全線つながった。
宮古以北も部分開通し、さらに無料で通行できるため利便性がアップしている。
自動車道と国道45号を利用し、沿岸エリアのツーリングスポットを走破しよう。


 

そのほか21駅も!【岩手県道の駅】おすすめグルメ情報!

これまでご紹介した道の駅は12駅。ここでは、その他の道の駅21駅を紹介!

ツーリングの休憩立ち寄りスポットとしてご利用ください。

 

 

1

道の駅・石鳥谷

手作りチャーシューやワタリガニなどがのった豪華な「酒匠ラーメン(980円・税込)」。大吟醸の酒粕入り辛味噌のスープは、酒粕の甘味がスープにコクを与え、やみつきになりそう。
● 花巻市石鳥谷町中寺林第7地割17-3 ● TEL 0198-45-6868
● 営業時間/9:00〜17:30、レストラン11:00〜17:30(L.O16:30)
● 定休日/年末年始

 

3

道の駅・区界高原

名物の「ダール・ラーメン(820円・税込)」は、とろみのついたちょっと辛めの醤油ベースのスープが特徴。うずらの卵やもやしなどが入り、完食するころには体が温かくなり寒い日はぴったり。
● 宮古市区界第2地割434-2 ● TEL 0193-77-2266
● 営業時間/ファストフード9:30〜17:00、レストラン10:45〜15:45
● 定休日/不定休

 

4

道の駅・おおの

「食の館おおの」赤鶏(純和鶏赤鶏)と地元産野菜を煮込んだ「赤鶏ラーメン(900円・税込)」。赤鶏と野菜の旨味が溶け出した味噌味のスープがおいしい。器は、敷地内にある工房で造られた大野木工製。
● 洋野町大野第58地割12-30
● TEL 0194-77-3202
● 営業時間/9:00~17:00、レストラン11:00~18:00
● 定休日/年末年始

 

5

道の駅・種山ヶ原

宮沢賢治ゆかりの種山ヶ原にある道の駅。岩手県産の豚肉にばっけ(ふきのとう)を練り込んだ「ばっけソーセージ(540円・税込)」が評判。ばっけのほろ苦さを生かした、春の香りがする商品である。
● 住田町世田米字子飼沢30-39
● TEL 0197-38-2215
● 営業時間/9:00~18:00・冬期9:00〜17:00、
レストラン通年11:00〜16:00(L.O15:30)
● 定休日/レストランのみ定休日有(不定休)、売店無休

 

6

道の駅・いわいずみ

「岩泉のむヨーグルト」は、低温で時間をかけて発酵させ、食品添加物不使用のため、生乳本来の味を楽しめる。200ミリリットル183円(税込)、720ミリリットル・432円(税込)
● 岩泉町乙茂字乙茂90-1 ● TEL 0194-32-3070
● 営業時間/夏期8:30~18:00・冬期8:30~17:30、レストラン夏期11:00〜17:00・冬期11:00〜16:00
● 定休日/無休(臨時休業あり)

 

10

道の駅・みずさわ

品質の高さから最高級品として取引される「江刺りんご」。甘さと酸味のバランスが良いこのリンゴを使った「江刺りんごのチーズタルト(1個230円・税込)」が人気。ちょっとした手土産にも最適。
● 奥州市水沢姉体町字石川原51-3 ● TEL 0197-26-3739
● 営業時間/9:00〜18:00、レストラン11:00〜18:00
● 定休日/1月1日

 

11

道の駅・にしね

鮮やかな緑色のルウが目をひく「ほうれん草カレー(サラダ・スープ付き、850円・税込)」。ほうれん草とココナッツミルクの甘さとスパイシーな複雑な辛みのバランスがよい。
● 八幡平市大更2-154-36 ● TEL 0195-75-0070
● 営業時間/8:30〜18:00(11月〜3月9:00〜17:00)、レストラン11:00〜16:00
● 定休日/12月31日・1月1日(臨時休業有)

 

13

道の駅・みやもり

JR釜石線の撮影スポット「めがね橋」のたもとにある道の駅。産直では、遠野特産の根わさび、「わさび粕漬」や「わさびみそ」などのわさび製品を販売している。
● 遠野市宮守町下宮守30-37-1 ● TEL 0198-67-2929
● 営業時間/4月〜9月9:00〜18:00・10月〜11月9:00〜17:30・12月〜3月9:00〜17:00
● 定休日/1月1日

 

14

道の駅・紫波

紫波町産ぶどうを100%使用した、「自園自醸ワイン紫波」の人気ラインナップを揃えている。試飲コーナーでテイステイングもOK。
● 紫波町遠山字松原7-8 ● TEL 019-671-1300
● 営業時間/9:00〜18:00、11月〜3月9:00〜17:00、レストラン11:00~16:00(L.O15:30)
● 定休日/12月31日〜1月3日

 

15

道の駅・はやちね

村喜本店が自家栽培するブドウでつくった「オリジナルワイン村喜」がお勧め。キリっとした酸味とほのかな甘さの白、赤はほど良い渋みとさわやかな味わい。
● 花巻市大迫町内川目第10地割30-114
● TEL0198-48-5018(花巻市大迫総合支所)、売店(村喜本店) 0198-48-4053
● 営業時間/9:00〜17:30
● 定休日/火曜、11月下旬〜4月上旬

 

17

道の駅・遠野風の丘

遠野の伝統野菜で、幻の薬味といわれる暮坪かぶを7月〜11月の期間限定で味わえる「暮坪そば(930円・税込)」。そばの甘い風味を際立たせることでは、わさびに引けを取らない。
● 遠野市綾織町新里8-2-1 ● TEL 0198-62-0888
● 営業時間/4月〜10月15日8:00〜19:00・10月16日〜3月8:30〜17:30、レストラン11:00〜17:00
● 定休日/無休 ● 令和2年7月より施設改修の予定あり

 

19

道の駅・錦秋湖

西和賀町といえば「ビスケット天ぷら(1パック2枚入200円・税込)」。イトウ製菓の〝かーさんケット〟に衣をつけ、揚げた郷土料理である。衣はもっちり、中はしっとりとした食感で、程良い甘さ。
● 西和賀町杉名畑44-264 ● TEL 0197-84-2990
● 営業時間/4月〜11月9:00〜18:30・12月〜3月9:00〜18:00、レストラン11:00〜16:00
● 定休日/無

 

20

道の駅・くずまき高原

道の駅で人気商品は吉澤菓子店の「くるみかすてら(1,200円・税込)」。大粒のくるみが入り、1本丸ごと食べたいくらいのおいしさ。1切れタイプもあり、ツーリングのおやつにもぴったり。
● 葛巻町葛巻39-159-3 ● TEL 0195-66-0711
● 営業時間/4月〜10月9:00〜18:00・11月〜3月9:00〜17:30、レストラン11:00〜17:00
● 定休日/1月1日・2日

 

21

道の駅・石神の丘

石神の丘美術館に隣接する道の駅内のレストランのイチオシは、「いわてまちキャベ塩焼きうどん」。岩手町産キャベツを使ったご当地焼きうどん。キャベツの甘さを生かすため、味付けは塩だれのみ。
● 岩手町大字五日市10-121-20 ● TEL 0195-61-1600
● 営業時間/4月〜10月9:00~18:30・11月〜3月9:00〜18:00、レストラン4月〜10月10:30〜19:00・11月〜3月10:30〜18:00
● 定休日/年末年始

 

22

道の駅・雫石あねっこ

温泉を併設する道の駅。「あねっこバーガー(500円・税込)」は、バンズも雫石牛入りメンチカツもキャベツも全て地元産。肉汁たっぷり、ボリュームたっぷりの地産地消バーガーである。
● 雫石町橋場坂本118-10 ● TEL 019-692-5577
● 営業時間/夏期8:30〜18:00・冬期9:00〜17:00(施設により異なる)
● 定休日/無休

 

23

道の駅・とうわ

花巻市東和町老舗佐藤製菓の「とうわ焼き」(1個150円、3 個入450円・各税込)。黒糖の風味が優しいどら焼き。もっちりとした中にもしっとりした感じが絶妙のバランスで、中のつぶあんも甘さが程良く、何個でも食べたくなる。
● 花巻市東和町安俵6-147-2 ● TEL 0198-42-3006
● 営業時間/9:00〜17:00(変更時有)
● 定休日/無休(変更日有)

 

23

道の駅・厳美渓

「餅の里・一関」らしい料理を提供。「和風もちセット(1,000円・税込)」のほか、スパイシーカレーにチーズ入り切り餅をトッピングした「もっちーずカレー(850円・税込)」が人気。
● 一関市厳美町字沖野々220-1 ● TEL 0191-29-2000
● 営業時間/4月〜10月9:00〜18:00・11月〜3月9:00〜17:00、レストラン10:30〜16:00(L.O)
● 定休日/3月〜10月無休、11月〜2月第3水曜

 

25

道の駅・おりつめ

「田楽とうふ(100円・税込)」は、手作り豆腐を焼き豆腐にしてから、にんにく味噌を塗り、さらに炭火で焼き上げたもの。豆腐の下の大根を押し上げながら食べると豆腐が崩れない。
● 九戸村大字山屋2-28-1 ● TEL 0195-42-4400
● 営業時間/8:00〜19:00(施設により異なる)
● 定休日/年末年始

 

26

道の駅・かわさき

国道284号沿いにある道の駅で、岩手県南トップクラスの食品加工品の品揃えが自慢。「昔懐かしい、お母さんの手作りの味」をキーワードに、おにぎりや惣菜、餅、パンなどが並ぶ。
● 一関市川崎町薄衣字法道地42-3 ● TEL 0191-36-5170
● 営業時間/3月〜11月9:00~19:00・12~2月9:00~18:00、レストラン11:00〜15:00
● 定休日/無休

 

29

道の駅・三田貝分校

分校の跡地を活用した、小さな道の駅。給食室(食堂)には学校の勉強机が並び、ランチタイムにはアルミの皿に牛乳付きの「給食風セット(800円・税込)」が味わえる。
● 岩泉町門字三田貝47-2 ● TEL 0194-25-4311
● 営業時間/夏期8:30〜18:00・冬期8:30〜17:30、食堂11:00〜16:00
● 定休日/無休

 

33

道の駅・むろね

全国からあげフェスティバルで初代優勝した「室根からあげ(1袋400円・税込)」。カリカリの衣に包まれた鶏肉はジューシー。鶏肉の甘みを生かすために、さっぱりとした味付けになっている。
● 一関市室根町折壁字向山131-9 ● TEL 0191-34-4180
● 営業時間/4月〜11月9:00〜19:00、12月〜3月9:00〜18:00、
からあげ家4月〜10月15日10:00〜18:30(L.O18:00)・10月16日〜3月31日10:00〜18:00(L.O17:30)、
レストラン11:00〜14:00
● 定休日/無休

 

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公益財団法人岩手県観光協会
岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-1
TEL 019-651-0626
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