新しい出会いと景色を求めて

ドライブの休憩に、日々の買い物に、お昼ご飯の行きつけに。「道の駅」は様々な人の癒しの場所であり、日常を支える休憩所。「初めて来たけど、良い所だな」。そんな地域の「駅」をご紹介します。

◎おでかけ・みちこ vol.53掲載記事


龍飛崎の風景
青い海に白亜の灯台。
龍飛崎は海底トンネルという壮大なロマンに相応しい美しさだ

[青森]
道の駅・みんまや

龍飛は風の岬だ。そして津軽半島の最北端に位置する。この先には荒々しい紺碧の津軽海峡がどこまでも続いている。道の駅・みんまやは、そんな場所にある。

「道の駅」のもう一つの顔は「青函トンネル記念館」であり、海底240m、総延長53.85kmの海底を貫くトンネルは、構想から42年を経て幾多の困難を乗り越え1985年に貫通し今では北海道新幹線が走っている。

工事の最盛期には多くの人々が暮らし、寮や学校もあったというから驚きだ。こうした偉業を伝える体験坑道がここの目玉で、竜飛斜坑線「もぐら号」で斜度14度を海面下140mまで降下する小旅行が楽しめるとあれば、ファンに愛される「道の駅」というのも頷ける。 

もぐら号
わずか8分程で「記念館駅」と「体験坑道駅」を結ぶ「もぐら号」
青函トンネルのグッズ
青函トンネルマニアでなくても思わず欲しくなるグッズが充実

レストランから海が見渡せるのも楽しみの一つ。おすすめはトンネルの地下水で養殖されるマツカワガレイの刺身や、夏場だけ折で提供される地物の生ウニ。新鮮な海鮮が実に旨い!

晴れた日は青い空と海を求めて、風の音に耳を傾けながら龍飛崎までじっくり歩いてみたい。かつての賑わいを想像しながら。 

「ミニ竜飛岬マツカワ丼」
新鮮じゃないと食べられない珍しいマツカワガレイのお刺身。
「ミニ龍飛岬マツカワ丼」900円
「磯うにラーメン」
丼と一緒に食べたい、
名物の「磯うにラーメン」1,100円

DATA ]
道の駅・みんまや
所 在 地/
青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜99
電  話/0174-38-2301
営業時間/
8:40〜17:00(最終入場16:30)
※11月初旬〜4月中旬は冬季閉鎖

青函トンネル記念館
記念館(展示ホール)入館料/
大人400円・小人200円
体験坑道乗車券/
大人1,200円・小人600円
セット料金/
大人1,500円・小人750円
「記念館駅」発時刻/
1便9:00・最終便16:30(乗車時間約8分)
案内係の誘導で帰りのケーブルカーに乗車
坑道体験/約30分歩いて見学

海峡味処「紫陽花」
営業時間/
10:00〜16:00(L.O 15:30)