獲れたてピチピチ
東北の海で穫れる新鮮な海の幸は、生で食べても良し、焼いても良し、煮ても良し。昨今は地球環境の変化で不漁も多いため、「道の駅」限定の海鮮グルメを食べるならまさに今!海産物のお土産品もお見逃しなく。
◎おでかけ・みちこ vol.54掲載記事
カリッと香ばしく、
熱々ふわふわの名物丼
は950円。みそ汁のワカメは地元・田老産
[岩手]
道の駅・たろう
東日本大震災を乗り越え
田老の名物料理に
三陸地域を縦断する国道45号沿いにある道の駅・たろう。宮古市田老地区は親潮の荒波で育つ「真崎わかめ」の産地であり、産直とれたろうにも加工品が並んでいる。今時期は、水揚げしたばかりの田老産生ウニに塩を振って水切りし、熟成させた「塩うに」も販売。ウニの旨みや甘みが感じられる絶妙な塩加減で、ご飯が進む逸品だ。
「塩うに」に加工。1個(100g)4,480円
敷地内にある善助屋食堂で提供している「どんこ唐揚げ丼」も名物料理として有名だ。どんこ(エゾイソアイナメ)は、やわらかい食感と淡白な味が特徴。地元では汁物や肝和えなどで食べられる。
この丼が生まれたのは、東日本大震災直前の平成22年(2010)。店主の赤沼秋子さんが「新しいメニューで人を呼び込みたい」と考案した。甘辛いタレにもこだわりがあり、「タレを多めに」とお客からのオーダーがあっても、善助屋の味を守るために決められた量をかける。
創業77年になる善助屋食堂の暖簾を守り続けている
また、どんこ唐揚げをおにぎりにした「どんむす」もあり、テイクアウトが可能なため、ドライブ中のワンハンドフードとして好評である。
震災学習(学ぶ防災)の拠点にもなっている
[ DATA ]
道の駅・たろう
所 在 地/岩手県宮古市田老2-5-1
産直とれたろう
電 話/0193-87-3988
営業時間/9:00〜17:00
定 休 日/12月31日〜1月3日
善助屋食堂
電 話/0193-87-2054
営業時間/11:30〜15:00
定 休 日/水曜日 ※臨時休業あり

