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【特集】東北「道の駅」でひと休み ②

日々に安らぎの
ブレイクタイムを

運転の途中立ち寄った「道の駅」。鼻をくすぐるコーヒーや焼き菓子の優しい香り……。
忙しい毎日に「ほっ」とする時間をくれる「道の駅」を訪ねてみませんか。

◎おでかけ・みちこ vol.45 掲載記事



道の駅・かわさき

ドライブのリフレッシュに「ブレンド」(500円)と「クルミとバナナのパウンドケーキ」(250円)「ガトーショコラ」(250円)を。

ドライブのリフレッシュに
スペシャリティコーヒー

道の駅・かわさきに隣接する「cafe Vibras」は、テイクアウトコーヒーとカレーの店。コーヒーを担当するのはスタッフの池垣貴史さん。クオリティの高いシングルオリジン豆を使い、本日のコーヒーはドリップで、ブレンドはエスプレッソマシーンで淹れる。ブレンドは明るくさわやかな酸味で、小野寺直美さんが手作りする焼き菓子の甘さとマッチする。

Vibrasの小野寺直美さん(左)と
池垣貴史さん(右)

焼き菓子のメインは「クルミとバナナのパウンドケーキ」や「ガトーショコラ」などのパウンドケーキ。ガトーショコラはカカオ成分72%のチョコレートを2種類使い、ラム酒の風味をわずかに効かせた大人好みの味。手土産やお使い物として購入する人もいる人気スイーツだ。日によってはスコーンが並ぶこともあるという。

昼時には、「ガパオライス」や「グリーンカレー」を求めて立ち寄るドライバーが多い。天気の良い日はテラスにテーブルが置かれ、そこで里山の涼しい風を感じながらリラックスタイムを過ごすのもおすすめ。

産直のメダカコーナーでは、近隣に住む千葉克彦さんが育てた「改良メダカ」を販売。希少種のメダカもあり、遠くから買いに来るお客も。飼育方法や餌のアドバイスもしてくれる。数十種類からランダムに出品している。

DATA ]
道の駅・かわさき
所 在 地 /
岩手県一関市川崎町薄衣法道地42-3
電  話/0191-36-5170
営業時間/
3月〜11月9:00〜18:00、
12月〜2月9:00〜18:00
定 休 日 /年中無休
Cafe Vibras
営業時間/11:00〜15:00
定 休 日 /
水曜(祝日の場合は翌日か前日休み)



道の駅・上品の郷

「石巻ブレンド」(380円)と「シフォンケーキ」(各種330円)、新鮮な牛乳にコーヒー粉を加えた「珈琲ソフトクリーム」(420円)

「道の駅」に焙煎機!
冷めてわかる質の高さ

駐車場にまで漂う芳しい香りに誘われ歩くと「珈琲工房いしかわ」の看板。店内で木村壮店長が焙煎の最中だ。飲みやすさで人気という「石巻ブレンド」を注文するとハンドドリップで淹れてくれた。しっかりコクがありつつクリアで香り高い。

運よく焙煎中に来店すればコーヒーのいい香りに包まれる
木村さんは学生時代からコーヒー焙煎が夢だったそう。
「天職に巡り合えた」と精を出す

約30年前に創業した同店は、石巻の自家焙煎店の先駆けだ。「趣味が高じて」と話す石川光晴社長が、自ら納得する味を求めて素材と鮮度にとことんこだわり、焙煎技術を磨いた。評判は広がり、石巻と仙台にいくつも店舗を構えるまでに成長。道の駅・上品の郷へ出店の際は、コーヒー本来のおいしさを広く伝えようと焙煎機も新たに設置した。

「コーヒーの質は冷めたときに差が出る」と言われ、手元の飲みかけを口に含んでみる。本当だ、香りと味がより鮮明になっている。石川社長がこちらを見て「恋愛に似てっちゃ。熱い間は分がんねの」と笑った。自家製焼き菓子や、地元酪農家「茂木家ファクトリー」の甘みたっぷり搾りたて牛乳を使ったソフトクリームとともに、ぜひゆっくり味わって。

テイクアウト専門の珈琲工房いしかわ
専門店の味を家庭で楽しめるドリップパック、
牡蠣エキス入りの「かき飴」はお土産に人気

DATA ]
道の駅・上品の郷
所 在 地 /
宮城県石巻市小船越二子北下1-1
電  話/0225-62-3670
珈琲工房いしかわ
営業時間/10:00〜17:00



道の駅・おおゆ

「かづの短角牛バーガー」(1,000円)、「北限の桃ジュース」(300円)。テイクアウトもできる。

ロケーションと建物が一体となったモダンデザインの道の駅

世界的な建築家・隈(くま)研吾がデザインを手がけ2018年にオープンした道の駅・おおゆ。開湯800年の大湯温泉郷にあり、縄文時代中期の遺跡・大湯環状列石からは車で10分ほど。大地の息吹と悠久の歴史を感じるこの地の魅力が、ロケーションと建物全体にダイナミックに表現されている。

「大湯えんがわショップ」は秋田杉をふんだんに使い、曲げわっぱの木を曲げる木工文化から着想を得てデザインされている。

雄大なムードを体感しながら、ゆったりとした時間を楽しめるのが館内の「大湯えんがわカフェ」だ。カフェに沿って足湯が配され、ピクチャーウインドウからは広大な緑地、大湯温泉郷の町が見渡せる。

寒暖差が大きい山間地で育てるため風味が濃厚な地元産の「北限の桃ジュース」、ツートンカラーが美しい「おおゆロマンティックソーダ」を味わいたい。「かづの短角牛バーガー」や「かづの短角牛カルビ丼」など特産のかづの短角牛を使った軽食メニューもある。館内のショップには地元産の新鮮な野菜や特産品、秋田県や北東北の選りすぐりの商品が並ぶ。セレクトショップのようなモダンな店内も一見の価値がある。

「おおゆロマンティックソーダ」(400円)、カシスの華やかな香りがロマンティック!
カフェは2面がガラスウォールになっていて、
ロケーションと一体になって時間を楽しめる。

DATA ]
道の駅・おおゆ
所 在 地 /
秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地19
電  話/0186-22-4184
営業時間/
大湯えんがわショップ9:00〜17:00、
大湯えんがわカフェ11:00〜15:00
定 休 日 /
大湯えんがわカフェのみ冬季間水曜定休


※ 特集ページの掲載価格は全て税込です。

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