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八戸から苫小牧へ 海でつながるとなり町

交流連携協定「はちとまネットワーク」で結ばれた青森県八戸市と北海道苫小牧市。毎日、観光フェリーが運航され、気軽に周遊旅行が楽しめる。
三陸沿岸道路をドライブし、そのまま北海道へ。ベストシーズンを迎える八戸と苫小牧を巡ってみよう。

有数の景勝地が連なる海岸風景を堪能する

三陸沿岸道路の北の起点である八戸市。三陸復興国立公園やみちのく潮風トレイルの北端でもあり、趣の異なる海岸風景を眺められるまちである。ドライブ途中に立ち寄りたいのが種差海岸エリアだ。荒々しい岩礁地帯と波打ち際まで広がる天然芝生などが連なり、どこか異国情緒を感じさせる。
さらに里山風景を楽しみたいならば南郷エリアがおすすめ。北東北最大級のひまわり畑など、夏らしい風景が見られる。



種差(たねさし)海岸

ベストシーズンを迎えた種差海岸。みちのく潮風トレイルの起点となる蕪島、古城を彷彿させる葦毛崎展望台、美しい白亜の鮫角灯台、花々が咲き誇る中須賀、波打ち際まで広がる種差天然芝生地などの絶景が広がる。

種差天然芝生地

【種差海岸インフォメーションセンター
・青森県八戸市大字鮫町棚久保14-167
・TEL 0178-51-8500
・開館時間/4〜11月/9:00〜17:00
      12〜3月/9:00〜16:00
・休館日/年末年始(12月29日〜1月3日)
     ※臨時変更あり



山の楽校

廃校となった増田小中学校を活用した体験交流施設。田舎暮らしの体験メニューが行われているが、8月になるとそばやひまわりの花が見頃を迎える。特にひまわり畑は200万本以上も咲き誇り、南郷地区の魅力スポットとなっている。

校舎の裏手にあるひまわり畑
農家レストランでは、
焼畑で育った階上早生(はしかみわせ)のそばが味わえる

【山の楽校】
・青森県八戸市南郷大字島守字北ノ畑6-2
・TEL 0178-82-2222
・開館時間/8:00〜17:00
・休館日/月曜(祝日の場合は翌日)
     12月29〜1月3日



道の駅・なんごう

南郷地区のフルーツなどの特産品が揃う。人気は道の駅・なんごう限定の「紫福の時」。地元産ブルーベリーとクリームチーズをたっぷりと使った大福で、幅広い客層に好評。また、レストランでは打ち立ての十割手打ちそばを味わえる。

「紫福の時」は冷凍販売。解凍しても、
冷凍のままアイス感覚で食べてもおいしい
果物の産地で知られる南郷はジャズの郷でもある。道の駅には「JAZZの館 南郷」が併設され、ジャズタイムに名盤CD・LDがかけられる。毎年7月には、「南郷サマージャズフェスティバル」が開催される

【道の駅・なんごう】
・青森県八戸市南郷大字中野字舘野4-4
・TEL 0178-82-2902
・営業時間/4月〜10月8:00〜18:00
      11月〜3月8:30〜17:00
      ※レストラン11:00〜19:00
      (LO18:30)
・定休日/1月1日・2日


工場夜景

東北有数の水揚げ量を誇る港町であると共に臨海工業地帯もある八戸市には、工場夜景のスポットが数カ所ある。代表的なスポットである沼館緑地公園から見る大平洋金属八戸工場と煙突から立ち上る煙は圧巻。


全国屈指の野鳥の楽園 ウトナイ湖で自然を体感

苫小牧は、珍しい三重式活火山である樽前山をいただく自然豊かな地。渡り鳥のサンクチュアリといわれるウトナイ湖では、1年を通してさまざまな野鳥を観察することができる。特に早朝と夕暮れ時の風景は幻想的だ。
そのほとりには地元グルメを味わえる道の駅・ウトナイ湖があり、自然もグルメも満喫したい人におすすめ。



樽前山(たるまえさん)

台形のような形をした溶岩ドームが特徴の樽前山。七合目ヒュッテまで車でいくことができ、その先の登山道も整備されている。外輪山を巡る周遊コースが人気とか。登山道の周辺には高山植物が咲き誇る。

1909年(明治42)の噴火山頂に形成された
樽前溶岩ドーム


オートリゾート苫小牧アルテン

テントサイトのほか、キャビンやバンガロー、ログハウスが揃い、さまざまな宿泊スタイルが選べる。バーベキューコーナーでのジンギスカン、錦大沼でのカヌーなどが楽しめるほか、隣接する「ゆのみの湯」で雄大な自然に囲まれた中で温泉を堪能できる。

ログハウスやキャビン、
バンガローなどが並ぶコテージ棟

【オートリゾート苫小牧アルテン】
・北海道苫小牧市字樽前421-4
[キャンプ場]
・TEL 0144-67-2222
・受付時間/9:00〜18:00
 ※予約・料金等は問い合わせ
[ゆのみの湯]
・TEL 0144-61-4126
・営業時間/10:00〜22:00
・入浴料金/大人600円、小人300円



道の駅・ウトナイ湖

今年3月にリニューアルオープンした道の駅・ウトナイ湖。ウトナイ湖のほとりに建ち、ホッキ貝やハスカップなどを使ったご当地グルメや軽食が人気。苫小牧市公式キャラクター「とまチョップ」のグッズも豊富!

展望施設からウトナイ湖を一望できる。
秋になるとマガンやコハクチョウなどが飛来する

【道の駅・ウトナイ湖】
・北海道苫小牧市植苗156-30
・TEL 0144-58-4137
・営業時間/3月〜10月9:00〜18:00
      11月〜2月9:00〜17:00
      ※GW・お盆は19:00まで営業
・定休日/12月31日〜1月2日


グルメ

22年連続漁獲量全国1位を誇る苫小牧のホッキ貝。その食感や旨みを生かした「ホッキカレー」はご当地グルメとして評判。市内の飲食店で食べられるほか、レトルトカレーも販売されおみやげとしても最適。

工場夜景

王子製紙苫小牧工場や出光興産北海道製油所などの工場が立ち並ぶ苫小牧は、室蘭と並んで工場夜景が楽しめる。フェリーターミナルからも見ることができ、海面にきらびやかな灯りが映り込むことも。


この記事に関する問い合わせ
■八戸市役所観光課
 青森県八戸市内丸1-1-1
 TEL 0178-43-9252
■苫小牧市役所観光振興課
 北海道苫小牧市表町5-11-5

ふれんどビル3階
 TEL 0144-32-6448

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