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【特集】ならではご当地グルメ②

旅に出かけたら必ずチェック!

観光旅行に出かけたときに必ず食べたい、ご当地グルメやB級グルメ。意外とどこに行けば食べられるのかわからず、探し歩いて時間をロスしてしまうことも…。そんなときには「道の駅」! 地元の美味しいもの、必ず見つかります!

◎おでかけ・みちこ vol.43 掲載記事


美食家のタコのうま味がギュッ!

宮城【道の駅・さんさん南三陸】

タコバーガー(421円・税込)。志津川産ミズダコ65%を魚のすり身でまとめたカツが絶品。

始まりは仮設商店街
復興への決意が生む活気

タコ漁が盛んで、季節によってミズダコとマダコの二種類が水揚げされる南三陸町志津川地区。「うちのタコはアワビやウニをエサにしてるから抜群にうまい」と漁師らは言う。この美食家なタコを粗めのミンチにして揚げ、バンズに挟んだ「タコバーガー」は道の駅・さんさん南三陸の名物だ。

「道の駅」を構成するさんさん商店街はもともと、2011年の津波で被災した事業者らの仮設商店街としてスタートした。水産加工業・マルセンもその一員で、復興へ向かう街を盛り上げようと三浦洋昭社長がメニュー開発した。正直見た目は地味だが、噛むほどに広がるうま味は一級品。「食べた人が『もう一個ちょうだい!』って戻ってくる」という話もうなずける。土日・祝日限定なのでご注意を。

地元産タコ、牡蠣など11種の海の幸がのった
「南三陸キラキラ冬の贅沢丼」(2,530円・税込)
マルセンではミズダコとマダコも販売する。
「タコはここでしか買わない」というファンも

飲食店も充実し、新鮮な海の幸を生かした寿司や丼がおすすめ。各店舗が味を競うが、かいせんどころ梁では「南三陸キラキラ冬の贅沢丼」を提供する。2022年10月に開館した「南三陸311メモリアル」は震災を知り自分ごととして捉えるための伝承施設。命の尊さを改めて考えるきっかけになる。

建築家隈研吾氏設計による南三陸311メモリアル。
展望デッキから地区全体と海が見渡せる

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道の駅・さんさん南三陸
所 在 地 /宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200-1
電  話/0226-46-1385(南三陸町商工観光課)

マルセン
所 在 地 /宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町201-5 南三陸さんさん商店街内
電  話/0226-46-5355
営業時間/9:00〜16:00
定 休 日 /水曜休

かいせんどころ梁
所 在 地 /宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町201-5 南三陸さんさん商店街内
電  話/0226-25-7126
営業時間/11:00〜14:00
定 休 日 /水曜日

南三陸311メモリアル
所 在 地 /宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200-1
電  話/0226-47-2550
営業時間/9:00〜17:00
定 休 日 /火曜、12/29〜1/3休み/レギュラープログラム 一般1,000円、高校生800円、小中学生500円、ショートプログラム 一般600円、高校生500円、小中学生300円(すべて税込)


男鹿の海の幸をランチやお土産に

秋田【道の駅・おが】

男鹿名物! しょっつる焼きそば(1,180円・税込)

特産のハタハタを原料にした
魚醤「しょっつる」に舌つづみ

日本海に囲まれた男鹿半島沖は暖流と寒流が交差する場所で、海産物の宝庫。道の駅・おがのレストランでは、こちらの海の恵みをふんだんに使ったご当地グルメを楽しめる。

中でも地元の人から観光客まで人気が高いのが「しょっつる焼きそば」だ。エビやイカなどの魚介がたっぷりと入り、男鹿特産のハタハタを原料にした伝統の魚醤「しょっつる」で調理。塩味のすっきりとした味わいの中にしょっつる特有のうま味が効いている。「航空自衛隊秋田男鹿加茂分屯基地の空上げ」もおすすめだ。パリッとした歯応えとジューシーな食感で、こちらもしょっつるが隠し味で、深い味わいが楽しめる。

1コ40gもある「航空自衛隊秋田男鹿加茂分屯基地の空上げ」。定食はからあげが7コも付いて1,580円、サイドメニューにしたい単品は780円(いずれも税込)
定番とシーズン商品があり種類豊富な、「おがジェラート」。1番人気は男鹿の塩をアクセントにした「海のジェラート(シングル380円・税込)」

物産館には、男鹿の海で獲れた新鮮な魚介を販売する水産コーナーがあり、冬はハタハタを皮切りに、年末が解禁となる「舞雪がに」というズワイガニ、寒ダラと旬の味が目白押し。「道の駅」で購入した魚を有料で3枚おろしなどにしてくれる。男鹿の豊かな食をまるごと楽しめる「道の駅」だ。

浜茹で「紅ずわいがに」は3〜12月販売している
道の駅・おが

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道の駅・おが
「なまはげの里オガーレ」
所 在 地 /秋田県男鹿市船川港船川字新浜町1-19
電  話/0185-47-7515
営業時間/物産館 1月・2月9:00〜16:00、(土日祝)〜17:00、3月9:00〜17:00
レストラン 10:30〜16:30、(土日祝)〜17:30(L.O各30分前)
ジェラート 10:00〜16:00 ※1/3は物産館・レストラン・ジェラート すべて10:00〜14:00
定 休 日 /1月1〜2日、2・3月の第3水曜・木曜


希少な鶏ハラミをメイン具材に

岩手【道の駅・種山ヶ原】

スープ・具材・麺のバランスがよい「住田鶏ハラミらーめん(750円・税込)」。焼いた長ネギの甘さが鶏ハラミのうま味を引き立てる

鶏ハラミの絶妙な食感と
上品なスープにハマる

北上山地の山間にある住田町。自然の恵みを生かした農畜産業が盛んで、なかでも「鶏ハラミ」は町を代表する特産品として有名。鶏ハラミは鶏のももの付け根付近にある筋肉で、1羽から2個しか取れない。市場に並ぶことが少ないため、「幻の鶏肉」ともいわれる。

その希少部位を使ったラーメンが道の駅・種山ヶ原の「住田鶏ハラミらーめん」だ。昆布と鶏で出汁を取った塩味のスープに細縮れ麺を合わせ、炒めた鶏ハラミと焼きネギ、ナルト、レモンの輪切りをトッピング。鶏ハラミは柔らかい弾力を持ちながら、コリコリした食感でジューシーな味わい。塩味のスープとの相性もよく、途中でレモンを搾り味変させると、さっぱりとした風味となり、おいしさが増す。

おつまみに人気の「住田鶏ハラミ(冷凍)」。
味付けは4種類、1袋420円・税込
住田町とレストラン「ケラッセ東京」の共同開発から誕生した「三ツ星ベジソース」。「ぱぷりガーリック」や「しいたけナード」など4種類あり、肉・魚料理やパスタに添えるだけで、レストランの味に。3種類セット2,500円・税込

住田町では「からあげ」でも町おこしをしており、町内飲食店ごとにからあげを作っている。「道の駅」ではハーブが香る塩香味のからあげを提供。あわせて味わってみては。

道の駅・種山ヶ原

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道の駅・種山ヶ原
所 在 地 /岩手県気仙郡住田町世田米子飼沢30-39
電  話/0197-38-2215
営業時間/11月〜3月は9:00〜17:00、4月〜10月は9:00〜18:00  ※レストラン11:00〜15:30(L.O 15:00)
定 休 日 /年末年始(レストラン 11月〜3月 火曜日定休)
U R L /https://poran.sumita-gayagaya.jp

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