◎おでかけ・みちこ vol.42 掲載記事
文／轡田 裕美恵　写真／佐久間 正人

時代を超えて縁を結んだ一杯

道の駅・猪苗代限定販売
「友情の一杯」

澄んだ黄金色のスープのうま味を、平打ち縮れ麺が穏やかに吸い上げる。滋味深い塩の余韻が何とも言えない幸せな気分に。この至福の味を自宅で楽しめるのが「道の駅」土産の醍醐味だ。道の駅・猪苗代の二瓶駅長は喜多方ラーメンの人気店『喜一（きいち）』のオーナー・吉田満さんとともに商品開発を模索、同「道の駅」限定販売の塩ラーメン「友情の一杯」を完成させた。

吉田さんの曽祖父と、猪苗代町出身の偉人である野口英世博士が青春時代に書生仲間だったという縁から「友情を形にしたい」と商品化した。麺は町内のコガネ有限会社が特製多加水平打ち縮れ麺を製造。喜一こだわりの透明感のある上品な味わいのスープは唯一無二で、家族や友人に届けたくなる。猪苗代の絶景ドライブを楽しんだあとは、時代を超えた優しい一杯を堪能したい。