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第12話 「お酒を片手に世界に誇る桜を眺めよう」

こんばんは。

お酒をこよなく愛するオヤジ女子「新橋です。」

ついちゃってるんですよ…とってもついてます。
春なのについちゃってるんですよね、お腹に浮き輪が。
浮き輪のようなムダ肉、緩んだ下っ腹…私の体は年中夏模様になっているようです。やはり日々の運動が大切なんでしょうか…
誰か下っ腹のしまい方を教えて下さい。

さて、桜前線の北上に伴い、4月下旬に咲き始めた弘前公園の桜。

(写真提供/keita odagiri)

1715年、弘前藩士が京都の嵐山から25本のカスミザクラなどを持ち帰り城内に植えたのが弘前公園のはじまりと言われ、現在ではソメイヨシノを中心にシダレザクラ、八重桜など約50種類、2600本の桜が咲き誇ります。

(写真提供/keita odagiri)

弘前公園の桜をよ~く見てみると花びらがモコモコとしているのが分かりますか?

ソメイヨシノはひとつの花芽から通常2~4個の花が咲きますが、弘前公園では4~5個咲き、多い時は7個も咲いている場合も!
そのため、モコモコとしたボリュームたっぷりな花付きになります。

弘前公園の桜は満開だけが見どころじゃありませんよー!
散り始めの頃に楽しめるのが「花筏」

桜が舞う様子と散った花びらが水面に浮かぶ花筏はとても美しく、思わずため息が出てしまいます。

さらに、インスタ映えするようなハート型に剪定された「桜のハート」も今では観光スポットとなっています。

4月20日~5月6日までは園内に約200店舗もの露店が出店しています。

美しい桜を眺めながら、大好きなたこ焼きや唐揚げをほおばり、ビールで流す…「幸せ」の言葉しか出てきません。

昼の桜も綺麗ですが、ライトアップされた夜間の桜もまた妖艶で美しい弘前公園の桜。

私が所属しているガイド団体「路地裏探偵団」では、毎年4月23日~5月3日まで「弘前城夜桜探偵団」としても活動します。

東京ドーム10個分とも言われる弘前公園を特におすすめなスポットや美しく咲き誇る桜の秘密を解き明かすコースとなっています。

約90分間歩き、この時期はいつも以上に歩いているので痩せる!

かと思いきや、終わった後のお酒が美味しくて…痩せるどころかお腹についている浮き輪(ムダ肉)が大きくなってしまいます。

でもこんなに美しい桜を見たらお酒はいつも以上に美味しいに決まっているのです!
今回は「路地裏酒場散歩・夜桜編」と題して、美しい夜桜と美味しいお酒、おつまみをご紹介します!

「さぁー!へば酒場の紹介ばはづめっどー!」

(※訳「それじゃあ酒場の紹介を始めますよ!)

さっそくお酒の紹介を!

(路地裏探偵団の中でもお酒が大好き!酒場兄弟・とったん&新橋)

 

と思いましたが、せっかくなのでもう少し夜桜のご案内もしてみましょう…!

夜の弘前公園の桜も沢山の見所があります。

例えば…美しくライトアップされた「日本最古のソメイヨシノ」

1882年、旧藩士・菊池楯衛により植えられたソメイヨシノ1000本のうちの1本ではないかと言われています。

通常ソメイヨシノの寿命は60年ほどと言われていますが、こちらの桜はなんと今年で樹齢137年!
今も立派に咲き誇っているのは、桜の枝を剪定したりと人間の手間を加えているから。
この先も長生きして欲しいですね。

ボートに乗りながら桜を楽しむ人で賑わうお昼とは変わり、その日の仕事を終えたボートたちがずらりと並ぶ夜の姿もまた風情があります。

夜の弘前城の姿も、なんて立派で美しいのでしょうか。

夜の桜のハートも可愛いですね!

…さて、自撮りをするラブラブなカップルたちを横目にお酒を求めて私は進みます。

冷えた体を癒すのはやはりおでん!

津軽地方のおでんといえば生姜味噌をつけて食べる、その名も「生姜味噌おでん」

青森駅周辺に建った、とある屋台のひとつが青函連絡船の乗客の体が温まるようにとおでんに生姜を入れた味噌だれをつけて提供したところ喜ばれ、広まったと言われています。

私の好物、タコ&ツブ!これもまたお酒に合うですよね…

無類のカニ好きな私が今年何度も食べたのは「かにみそ」
一口食べて日本酒で流すのがたまらなく美味しく…これさえあればずっと飲んでいられそうでした。

観光客の方にも人気なのが「嶽きみ天ぷら」

トウモロコシに薄く衣をつけて揚げた「嶽きみ天ぷら」。
「嶽きみ」とは、弘前市の嶽という地域で作られているトウモロコシのことで、
嶽きみのさとサクサクとした食感が美味しい人気の商品です。

さて、弘前の夜はまだまだ寒い…
そろそろ暖房の効いた、暖かい場所でお酒を楽しむことにします。

訪れたのは以前(路地裏酒場散歩・第1話)でもご紹介した「かだれ横丁」

弘前公園から徒歩約5分、弘前最大の繁華街「鍛冶町」からもほど近い場所にありフロアには個性的なお店が並んでいます。

今回は津軽の家庭料理が楽しめる「日向ぼっこ」でお酒を楽しむことにしました。

さっそく頼んだおつまみは、シャコのお刺身。

 

続いて注文したのは、みょうがとつぶの酢味噌和えとばっけ味噌

みょうがとつぶの酢味噌和え

ばっけ味噌

「ばっけ」とは「ふきのとう」の事で、ばっけ味噌はお酒のお供にも最高なおつまみです。もちろん、あっつ~(熱い)ご飯の上に乗せて食べるのも最高です。

そして、最近私がハマっているのが「ガレット」。
ガレットとはそば粉で作ったクレープで、甘いものが苦手な方やお酒好きな方にもオススメなクレープです。

ガレットは「パノーマルカフェ」で楽しめます。

(※かだれ横丁では座ったお店以外からもお料理を注文することが出来ます。)

このガレットに合わせて飲んで欲しいお酒は、シードル(りんごのお酒)

シードルは様々な種類がありますが、この「テキカカシードル」はりんごの摘果時に捨てられてしまう未成熟りんごを使って醸造されたシードルです。

甘過ぎないのでお食事の邪魔をしないシードルとなっています。

さて、さて昼からお花見を開始し、飲み始めてからすでに10時間ほど経ち、そろそろほろ酔い…どころか立派な酔っ払いになって来ました。

…そろそろ帰宅して明日のお花見に備えて寝ることにします。

いかがでしたか?

ぜひ世界に誇る弘前公園の桜と酒場を満喫してみてくださいね!

さて、次回はどんな酒場が登場するでしょうか…お楽しみに!

へばまだな~!

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