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第7話 「みんなの“まま”!鍛冶町の“ママ”!」

路地裏酒場散歩

こんばんは。
お酒をこよなく愛するオヤジ女子「新橋です。」

みなさんは「あっつ〜 ままさ…○○!」といえば何が思い浮かびますか?

突然失礼しました…
津軽弁で食事のことを「まま」といいます。
「もうままくったが?」は「もう食事は済んだ?」という意味で「まま」は「ごはん」のこともさします。
つまり「あっつ〜ままさ」とは「熱いごはんに」という意味。

熱々のごはんにのせるだけで、味気ない冷めたおかずも一気に旨味が増しますよね

私は、あっつ〜ままさは「納豆」が大好きで、よく小さい頃もがっついて食べていたら「そったに むたむたど くわねで ゆったど くいへ!(訳:そんなにがっついて食べないでゆっくりと食べなさい!)」とよく叱られてました。

また、筋子の消費量・日本一ともいわれている青森県!
あっつ〜ままさは筋子!という方も多いのではないでしょうか?

この筋子と納豆を合わせた「筋子納豆」!

津軽では広く食べたれていたアレンジメニューで、津軽で生まれ育った「太宰治」の小説にも登場し、彼も好んで食べていたといわれています。

筋子の塩気が醤油代わりに味付けされ、思わずかきこんで食べたくなります。

 

うーん…「まま、まま」言ってたらお腹が空いてきました…

さて、「あっつ〜まま」の話の後は、あっつ〜 ママが居るお店のご紹介をしましょう。
あ、あっつ〜ママって化粧が厚いママじゃなくて…今アツイ!心が熱い!のあっつ〜ね…!

「さぁー!へば酒場の紹介ばはづめっどー!」
(※訳「それじゃあ酒場の紹介を始めますよ!)

 

「とまり木」

スナックの扉ってなぜか開けるのが恐かったり、開けづらかったりしますよね…
重厚な扉が多いし、中の様子が見えないからですかね。

こちらのお店もなんだかディープな酒場感が満載!

さぁ!
勇気を出してオープンザドア!!

実はこの「とまり木」は知る人ぞ知る、若者にも人気なスナックなんです。
最近では地元の人のみならず、東京や外国の観光客も増えており、リピート率も高いとか。

なぜ人気なのか?なぜリピート率が高いのか…これから徐々に紐解いていきましょう。

お酒ずらり

 

人気の秘密・その1「ママの手料理」

地元の良質で旬な食材を使った津軽の食をメインに、ママ手作りの家庭料理が味わえます。
美味しい食べ方や作り方も教えてくれますよ。

 

〈写真〉身欠きニシン
〈写真〉ふろふき大根
〈写真〉子持ちハタハタ・塩焼き

 

「いっぱい食べて、いっぱい飲んで帰ってね!」と言って、沢山の料理を出してくれます。
もはやスナックというよりも、まるで実家に帰って来たかの様な安心感がありますね。

 

人気の秘密・その2「ママの人柄」

写真は「トイレから戻ってくるたびに新しいおしぼりを出してくれるママ」です。

私)「ママ、もったいないからおしぼりいらないよ〜」
ママ)「うちね〜サービスするのが、おしぼりしか無いからさ〜受け取って〜」

このやり取りはトイレに行き、戻って来る度に毎回続きます(笑)
ユニークなママの人柄についついこちらも笑顔になります。

 

人気の秘密・その3「ママの占い」

そう…実はママ、占いもできるんです。
手相や人相を見たり、生まれた日を参考に占ってくれて、色んなアドバイスもしてくれます。
特に女性のお客さまに喜ばれ、ハマってまたこの店に来たい!という人が多いそう。

占いだけでなく、ママに人生相談をしに来るお客さんも多いのですが…私もその一人で、辛い事や悩み事があるとママに相談をして、何度も何度も救われて来ました。

親身になって話を聞いてくれるママの優しさ、温もりはお酒と共に体に染み渡ります。

ママの顔を見る度にこういう場所があって本当に良かったなぁ…と思うのです。

きっと私のように「ママに会いたくてお店に行く」という人がたくさん居て、今日も「とまり木」には人が集まるんでしょうね。

いかがでしたか?
是非、ママの手作り料理をつまみに美味しいお酒を楽しんでくださいね!

 

さて、次回はどんな酒場が登場するでしょうか…お楽しみに!

へばまだな〜!

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