こんどの旅は、カメラを持って出かけよう。花が咲き、緑が映える時期にねらいを定めて、さぁ出発。天気ばかりは祈りつつ、撮影旅行のはじまりだ。
記事中のデータは特別な記載のない限り、2018年2月28日現在のものです。料金や営業時間等が変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。
菜の花マジックに
染まる春が来た!
【青森県】道の駅 よこはま
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菜の花フェスティバル
“幸せイエロー”に包まれてとっておきの一枚をパチリ!
風薫る5月、待ちかねたように菜の花の “幸せイエロー”に染まる町。それが、陸奥湾岸沿いに広がる横浜町だ。昨年秋に作付けした面積が156haと全国1、2位を競う菜の花畑の眺めは、まさに圧巻の一言!
見頃に合わせて開催される「菜の花フェスティバル」一番人気の「菜の花大迷路」には、インスタ映えするスポットがあちこちに。花畑の中に埋もれるようにして写真を撮ったり、一面に広がる菜の花を展望台から見下ろしたり、さまざまなアングルから撮影を楽しめる。背景に陸奥湾や山、風力発電の風車を収めるのもいい。フェスティバル会場以外にもあちらこちらに菜の花畑が点在する地域なので、マナーを守りながらとっておきの一枚にチャレンジしたい。
道の駅よこはまから会場までは車で13分ほど。道の駅では横浜町の菜の花を守り育てる「NPO法人 菜の花トラスト」の貴重な「御なたね油」や、菜花ソフトに生はちみつなど、菜の花を使ったお土産がたくさんあって、あれこれ選ぶのも楽しみ。
所在地/青森県上北郡横浜町字林ノ脇79-12
電 話/0175-78-6687
営業時間/8:00〜18:00(1〜3月・9:00〜17:30)
定休日/1〜3月は火曜定休(祝日の場合は翌水曜)、12月31日〜1月1日
撮影地/「菜の花フェスティバルinよこはま」大豆田特設会場・菜の花大迷路
フェスティバル会期/5月19・20日(毎年5月第3土日開催)
※情報は2018年2月28日現在のものです。
写真から
花の香りがしてきそう!
【秋田県】道の駅にしめ
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ハーブワールドAKITA
250種類の世界のハーブと地元のかわいいお菓子
日本海沿岸を南北に走る国道7号。道の駅にしめは、その道沿いにあり、「ハーブワールドAKITA」に隣接している。秋田県内でも比較的温暖な由利本荘市西目地区は、春の訪れも早く、ハーブワールドAKITAのガーデンでは花々がひと足先に咲き始める。
5月になるとカモマイルやローズマリー、ベルガモットなどから始まり、6月には多種のラベンダーが次々と花開く。250種類もの世界のハーブが栽培されているから、季節ごとに表情を変えて訪れる人を楽しませてくれる。
ガーデンの中でも、世界のバラを集めたローズガーデン、摘み取りもできるラベンダー畑やブルーベリー畑、ガーデン全体が見渡せる眺望の丘の上は、初夏にかけて絶好の撮影ポイントとなり、どこを撮っても絵になる。
道の駅にしめで買える、クマのカタチの「くまっこもなか」、なんばん(唐辛子)のカタチの揚げ菓子「なんばんこ」など、この地でしか会えないお菓子もかわいい撮影対象だ。
ハーブワールドAKITA
所在地/秋田県由利本荘市西目町沼田字新道下490-5
電 話/0184-33-4150
営業時間/9:00〜17:00
定休日/無休(11月上旬〜3月中旬は休園)
※情報は2018年2月28日現在のものです。
所在地/秋田県由利本荘市西目町沼田字新道下1112-2
電 話/0184-33-4260
営業時間/9:00〜18:00
定休日/12月31日〜1月1日
※情報は2018年2月28日現在のものです。
自然や動物に合わせて
ゆったり撮影
【岩手県】道の駅 くずまき高原
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くずまき高原牧場
季節と時間を変えシャッターを切りたい
盛岡市から国道4号と国道281号を使い、車で走ること約90分。北上山系の豊かな自然が広がるなかに道の駅くずまき高原がある。そこから車で3分で、今回の撮影スポット「くずまき高原牧場」に到着する。
くずまき高原牧場は、牧場体験やかわいらしい動物たちと触れ合うこともできる公共牧場。初夏の緑、秋の紅葉、厳冬の雪と1年を通して美しい牧歌的風景を見せる。どの季節もフォトジェニックな風景を撮影できるが、おすすめなのはグリーンシーズンだ。広大な牧草地にポニーやヒツジが放牧され、ゆったりと草を食んでいる。
帰りは道の駅くずまき高原でひと休み。くずまき高原牧場の牛乳でつくったソフトクリームを味わったり、産直で地元の野菜を買ったりと、撮影後のお楽しみも。
山あいの風景は、刻々と変わり、さまざまな世界を見せてくれる。季節を変え、時間を変えて訪ねてみよう。
くずまき高原牧場
所在地/岩手県岩手郡葛巻町葛巻40-57-176
電 話/0195-66-0555(電話受付時間7:00〜21:00)
営業時間/くずまき交流館プラトー9:00〜20:00
入場料/無料
定休日/無休
※情報は2018年2月28日現在のものです。
所在地/岩手県岩手郡葛巻町葛巻39-159-3
電 話/0195-66-0711
営業時間/8:30〜18:00(11月〜3月・〜17:30)
定休日/1月1日〜2日
※情報は2018年2月28日現在のものです。
大自然に溶け込む
巨大ダムの迫力
【宮城県】道の駅 七ヶ宿
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七ヶ宿ダム
ガイド付き見学で堤体内部のスケールを体感
ダムマニアが増えているという。大自然に「間借り」して人間が造る巨大な建造物。その構造や堤体の形状に魅せられる人もいれば、自然の風景と無機質な人工物との対比を楽しむ人も。
七ヶ宿ダムは、県内1位の貯水量を誇る宮城の水がめ。撮影スポットとしても人気で、桜や紅葉の時季や、春から秋にかけて毎日吹き上がる大噴水を目指して訪れる人が多い。中でも4〜5月に雪解け水がゲートを越えて勢いよく流れ出す「自然越流」は大迫力で、マニアが待ちわびる名物だ。
道の駅七ヶ宿から車で5分の七ヶ宿ダム管理所では施設見学もできる。ガイドに案内されて歩く内部は、ほの暗く音のない世界。ゲートの巻き上げ機、長い監査廊、底なしにすら見える深い階段など、ほかにはないスケールの写真が撮れる。最後に外へ出ると、ロック材と呼ばれる岩石を芸術的に積み上げた堤体に圧倒される。そして思うのだ、人間の、なんとちっぽけなことよ。
七ヶ宿ダム管理所
所在地/宮城県刈田郡七ヶ宿町字切通52-40
電 話/0224-37-2122 ※施設見学は予約優先
見学受付時間/9:00〜17:00
定休日/土・日・祝日(展示室は見学可能)
※情報は2018年2月28日現在のものです。
所在地/宮城県刈田郡七ヶ宿町上野8-1
電 話/0224-37-2721
営業時間/物産9:00〜17:30(7〜8月・〜18:00、12〜3月・〜17:00)、レストラン10:00〜16:00
定休日/12月31日〜1月3日、3月31日
※情報は2018年2月28日現在のものです。
あさひむら
フォトジェニック旅
【山形県】道の駅 月山
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瀧水寺大日坊
自然もグルメも仏像もSNS映え写真がいっぱい!
山形県鶴岡市の梵字川渓谷。ここは、“四季折々美しい景色が撮影できる場所”として、多くのカメラファンを魅了しているフォトジェニックスポット。
道の駅月山から梵字川渓谷に架かるおよそ72メートルの「ふれあい橋」からは、月山ワインの貯蔵庫が見える。内部の見学はできないが、レトロな建物の外観は、SNS映え必至。
そして、道の駅から徒歩3分。フキの葉形の紙に願いを書き、「なびら雪吊り橋」から眼下のハート形の岩に向かって投げる「幸福のフキまじない」は、連写モードで撮ると、面白い画が撮れる。
食事は、道の駅月山向かいにある「そば処 大梵字」で地元産そば粉100%の手打ちそばを。「名物大ざる」は、コシも香りも、のど越しも最高!
旅の締めは、車を走らせること10分、「瀧水寺大日坊」へ。「代受苦菩薩真如海上人」の即身仏を安置している、霊験あらたかなお寺。美しい仏像の数々も必見だ。
瀧水寺大日坊
所在地/山形県鶴岡市大網字入道11
電 話/0235-54-6301
営業時間/8:00〜17:00(受付16:30まで)
拝観料/大人500円、団体450円(30名以上)、中学生 400円、小学生 300円
定休日/無休
※情報は2018年2月28日現在のものです。
所在地/山形県鶴岡市越中山字名平3-1
電 話/0235-53-3411
営業時間/9:00〜17:00
定休日/12〜3月の第4月曜、年末年始
※情報は2018年2月28日現在のものです。
只見線と新緑が
織り成す絶景!
【福島県】道の駅 尾瀬街道みしま宿
道の駅から徒歩5分、尾根を登った場所に第一只見川橋梁の絶景が見えるビューポイントが整備されている。奥会津の美しい自然の中に突如現われる薄紫色のアーチ型の鉄橋をローカル線がゆっくりと駆け抜けていく景色は、どこか懐かしく、言葉を失うほど美しい。新緑、紅葉、雪景色と四季折々の風景を目当てに多くの鉄道写真愛好家が訪れているこの場所は、水鏡となった川面に列車が映る姿や、水面から川霧が立ちのぼり橋梁を包む幻想的な景観も素晴らしい。運行本数が少ないので、時刻表を確認して撮影するのがおすすめ。
鉄道ファンにも人気の道の駅は、名物の会津地鶏を使った親子丼やカレーをはじめ、三島産の「桐炭ソフトクリーム」などグルメも充実。お土産には編み組み細工などが人気を集めている。
所在地/福島県大沼郡三島町川井字天屋原610
電 話/0241-48-5677
営業時間/8:00〜18:00
定休日/1月1日〜3日
※情報は2018年2月28日現在のものです。