日刊ウェブマガジン「まいにち・みちこ」│東北「道の駅」公式マガジン「おでかけ・みちこ」

まいにち・みちこ【東北 道の駅 日刊マガジン】

持続可能で磨耗しない、クリエイターの新しい働きかたを探す。全国を旅しながら暮らし働くヨハクデザインが、働きかたや仕事の作りかた、暮らしについてお話します。

旅を仕事に変換する/リーベ【岩手・盛岡】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/91123165/22130

本日のオフィスはここ。

盛岡にある喫茶店「リーベ」。

暑い暑い日に、2階の端っこの席で、並々と注がれたレモンスカッシュ。

ちょっと大人なチョコレートパフェ。

神戸で通っていた喫茶店に少し似ている。
わたしの感じている盛岡像はまさにこの空気感。

どことなくノスタルジックに感じるのは、神戸を思い出すからなのかもしれない。

◇◇◇

会社員だったころ、一番苦手な仕事は「アイデア出し」だった。
みんな面白い奇抜なアイデアをポンポンと出す中、
わたしには何も浮かばなくて、どこかで見たものをなぞったような企画しか出せない。

「企画の作り方」
「アイデアの出し方」
そんな内容の本を何冊読んだかわからない。
それでもずっと苦手意識は消えなかった。

電車で中吊り広告を見たり、少し空いた時間に雑誌を読んだり。
必死で情報収集しているつもりだったけど、
わたしの生活圏は会社と自宅の往復。
クリエイティブな仕事をするには、圧倒的に情報量が足りていなかった。

旅を始めてから、「デザイナーじゃない人」にたくさん出会ってきた。

野菜を作る人は、土を耕すところから。
鉄瓶を作る人は、型を作るためにいい川砂を集めるところから。

ペットボトルの成型。
布の縫製。
木を切り出す。

これまで自分が何も知らなかったことを知ることが、たまらなく嬉しかった。

当たり前だけど、世の中には人が作ったものが溢れている。

デザイナーでも、同じような働き方をしていた人は数えるほど。
だいたいの仕事は「初」のもの。

使う側から作る側へ。
話すたびに、視点が毎回ぐるぐる変わる。

最近改めて、企画のご相談を受けることが増えた。

じっとしていた頃よりも、いろんな業界を垣間見させてもらったおかげで
その人たちの気持ちを少しだけ聞かせてもらった。

話が少しずつ自分の中に積み重なっていった。

これまで仕事で求められていた「アイデア」の枠を、少しだけ飛び出せる感覚を手にいれた。
ようやく今、苦手意識が薄くなっていることに気がついた。

全然違う業界の話だって、自分ごとになったり、仕事につながったりする。

「いろんなものを見た方が、いいデザインできるよね」
よく言われてきたけど、3年目にして、ようやくそれが実感できるようになってきた。

【本日のオフィス】
リーベ
岩手県盛岡市内丸5-3
[月~金] 7:30~23:00
[土] 9:00~23:00
[日] 11:00~23:00
日曜営業

 この記事を書いた「マイみちスト」
旅するデザイナー。ヨハクデザイン代表。83年兵庫生まれ大阪芸大卒。多拠点生活×仕事。企画・デザイン・グルメ発信。余白とともに生きる社会を作る。

この記事が気に入ったらシェアお願いします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたの感想をお聞かせください

*

CAPTCHA


Facebookでも投稿できます
この連載を読む
プレミアム記事
あなたにおすすめの記事
東北のイベント