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自立とは複数箇所に依存すること/ろばた とっくり【岩手・花巻】

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持続可能で磨耗しない、クリエイターの新しい働きかたを探す。全国を旅しながら暮らし働くヨハクデザインが、働きかたや仕事の作りかた、暮らしについてお話します。
まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/91123165/17750

本日のオフィスはここ。 花巻にある「ろばた とっくり」。

花巻駅から歩いて2分。 ロータリーからほど近いこの居酒屋は、女性ひとりでカウンターで飲んでいても全然OK。

(車なのでノンアルビールで)

手羽餃子3種盛り(餃子/チーズ/明太子)と、脂の乗ったアジのタタキ、それに白子ポン酢。
大好きな組み合わせ。
仕事終わりに「今日はあのお店でアレ食べよう…!」と自分を鼓舞するスタイル。

◇◇◇

最近よく聞くようになった言葉のひとつに「コミュニティ」がある。

改めて言われなくても、社会で生きていると、家庭、学校、職場、とたくさんのコミュニティに属しながら生きているわたしたち。

学生のときの仲のいいグループも、会社に入社して会社の先輩たちと親交を深めているうちに、気がつくと少しずつ疎遠になっていく。

転職したり、引っ越したりしているうちに、周りのコミュニティというのはどんどん変化してゆく。

あるバンドを好きになり、ライブにはまっていたころ。
ライブハウスに行くといつも会う友人やメンバーがいた。
彼らはわたしの仕事を深く知らないし、わたしも彼らの普段の生活について、あまり詳しく聞いたりしなかった。
住んでいる場所、本名、年齢。
そんなことも知らない。
だけど、とても大好きな友人たち。
そして例えば仕事で失敗して会社で凹んでいたとしても、彼らの前では関係なかった。
そこではただの「あるバンドが好きな人」だった。

そのバンドが解散し、わたしが通う場所は会社と自宅だけになった。
そして会社にいる時間が週のほとんどを占め、自宅には寝に帰るだけになっていたころ。
急に不安になってきた。

「会社で認めてもらえないなら、自分には存在価値がない」

今だと笑ってしまうけれど、そのときは本気だった。
人生のほとんどは「会社」で過ごしていたし、「会社=自分」というくらいの拠り所だった。
そしてそんなことを思ったときに、会社以外に居場所がないという事実にも気がついた。

よく言われているが、人はひとりでは生きていけない。
無意識のうちに「どこかに所属したい」「自分のことを知っていてもらいたい」という帰属意識が働く。

収入を得るキャッシュポイントがひとつだと、そこに依存せざるを得ないように、所属しているコミュニティがひとつだとバランスを崩してしまう。

適切な距離をはかれるように。
依存しすぎてバランスを崩さないように。

上手な依存は、自分にとっての距離をはかりながら、たくさんの場所にゆるゆると関わっていくことではないだろうか。

今のわたしの依存先は両手では数え切れない。

【本日のオフィス】

ろばた とっくり
0198-24-0760
岩手県花巻市大通り1-2-25
17時30分〜

 この記事を書いた「マイみちスト」
旅するデザイナー。ヨハクデザイン代表。83年兵庫生まれ大阪芸大卒。多拠点生活×仕事。企画・デザイン・グルメ発信。余白とともに生きる社会を作る。

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