本日のオフィスはここ。 盛岡から北へ車で少し走ったところにある高松公園。

この日は残念ながら会えなかったけど、ここは白鳥の飛来地として有名な池がある。

池の周りをぐるっと車でまわることもできるので、仕事の合間の気分転換には格好のスポット。
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これからフリーランスとして活動したい。
「ものづくり」をしている人の中には、特にそう思っている人が多い気がする。
ものづくりする人。
いわゆるクリエイターは、「ものを作ること」がスキルとして飛び抜けている。
その反面「お金をもらうこと」に対して気後れしたり、苦手意識を持っている人も多い。
そしてものを作り出す仕事をしていると、
ときどき
「友達だから割引して!」
「プロなんだし、時間かけずにちゃちゃっとやって!でもお金払えないの」
などと言われることがある。
わたしはそれを言われた時点で、とても残念な気持ちになる。
本当にそれまで『友達』だったらなおさらだ。
相手がそれを『趣味』ではなく『仕事』として、生きる『生業(なりわい)』としているのなら、割引してほしいだなんて言ってはいけない。
そのスキルで生計を立てているのだ。
友人がアーティストなら、好きになった作品は定価で買う。
作家であれば書籍を買う。
ミュージシャンなら音源を買うし、ライブにも足を運ぶ。
好きなお店にはなるべく行く。
そして本当にいいと思ったものは積極的に人に伝える。
本当に応援したいと思っていたら、きちんと相手に伝わる形で対価を払う。
相手が創作できる環境を作ることに対価を払う。
そうでないと、好きな作品はなくなってしまうかもしれない。
購買という行為は投票でもあるのだ。

友人からお仕事を依頼されたときに「いつもお世話になってるから、この価格でいいよ」ということは、ある。
それは作り手である「わたしが決めること」だからこそ、気持ち良く『仕事』として受けることができる。
そして自分が正当な価値を持っているものを世の中に提供するのであれば、胸を張って正当な価格を請求するべきだ。
オーダーする側は『オトモダチ価格』という言葉を使うことは、『友達』ですらなくなる場合があるということを、肝に銘じておいた方がいい。
また、正当な価格を受け取らない、ということは自分ひとりの問題ではなく、写真やデザインといったその分野に、これから参入する人たちの足を引っ張ることにもなる。
「あの人は10年以上キャリアがあるプロだけど無償で受けてくれたよ?」
そんなことを自分のあとから独立する人たちが言われているところを想像してみる。
プロであればそんなシーンを作ってはいけない。
悲しすぎる。
プロなら正当な対価を提示することができるのもひとつのスキル。
【本日のオフィス】
高松公園
020-0114 岩手県盛岡市高松1-26-1
TEL:019-681-7879/FAX:662-7000
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