二十四節気は太陽の動きをもとにしていで、太陽が移動する天球上の道を黄道(こうどう)と言うんだけど、黄道を24等分したものが二十四節気。
黄道を夏至と冬至で2等分にしでぇ、さらに春分と秋分で4等分にしたらば、立春、立夏、立秋、立冬を入れて「八節」と呼ぶんだよねぇ。
一節は45日だからさぁ、これを15日ずつに3等分すれば「二十四節気」、さらに5日ずつに3等分し、時候を表したものを「七十二候」と言うだよん。
二十四節気は、天候に左右される農業の目安として大変、便利なものみたい。
今年の二十四節気を書いでおぐがらね。
立春 ( 2月)2月4日
春の気立つを感じる時。
啓蟄 (3月)3月6日
陽気が土の中にも、届いて虫もうごめぎ出す時期のごど。啓は「開く」、蟄は「土の中にとじこもっていた虫(カエルや蛇)のごどなんだぁ。
清明 (4月)4月5日
「清浄明瞭」の略で、万物がけがれなぐ、清らがで、生き生きしているごど。
立夏 (5月)5月5日
この立夏から立秋の前日までが暦の上では夏なのさぁ。
芒種 (6月)6月6日
「芒」とはイネ科の植物の穂先の毛のような所のごど。稲なんかの穀物のタネを、まぐっていう時期なんだどぉ。
小暑 (7月)7月7日
段々ど、暑さが増してくるってごど。小暑ど、大暑の間を「暑中」と言って、「暑中見舞い」を出す時期なんだぁ、なはん。
立秋 (8月)8月7日
暦の上では秋が、始まるのよぉ。まだまだ、残暑がきづいけれどぉ。立秋を過ぎだら、「暑中見舞い」がら「残暑見舞い」に変わるんだえんが。
白露 (9月)9月8日
日に日に、秋が深ぐなっでぇ、草花に朝露がつきはじめる頃っていう意味だぁん。
寒露 (10月)10月8日
秋の長雨も終わってさぁ、ぐっと秋が深まる頃。稲刈りも終わっで、そのほかの農産物の収穫時期だぁ、なはん。
立冬 (11月)11月7日
この日がら、立春までの前日が暦の上では冬だぁん。日もぐっど、短ぐなって、木枯らしが目立つ頃だなはん。
大雪 (12月)12月7日
平地にも雪が降る頃。本格的な冬の到来だっちゃん。動物たちも、冬ごもりを始めるべじゃぁ。師走って言って、年末に向けで何がど、慌ただしい時期だぁ、なはん。
小寒(1月)1月6日
「寒の入り」って言ってさぁ、寒さが厳しぐなる頃よぉ。池や川の氷も厚ぐ、なるえんかぁ。小寒から大寒の間を「寒中」と呼んで「寒中見舞い」を出す時期なんだどぉ。松の内の明げだ、1月8日過ぎあだりがぁ。
話変わって、土用の話っこをしますねぇ。
土用の期間って年に4回あるのさぁ。「夏の土用丑の日」が一般的だげどもぉ。各季節の終わりをいうんだよね。
立春、立夏、立秋、立冬の前の18日から19日間をそれぞれ土用って呼ぶんだよ。
今年は1月21日(日)、4月27日(金)、7月20日(金)と8月1日(水)10月24日(水)が土用の期間の丑の日ですねぇ。
7月20日は「夏の土用丑の日」、8月1日は通称、二の丑って言うっちゃ。
「土用の丑の日」は暑さに負けず、スタミナを付けて夏を乗り切るべぇとウナギを食べる習慣があるえん。あの店先での香ばしい香りは食欲を掻き立でるよねぇ。
そもそも、平賀源内さんの発案で「夏の土用丑の日」にウナギを食べるってのが定着したんだぇん。(諸説あるど思うけど)
土用の期間は基礎工事、土木工事に着手、壁を破るなどは凶なんだけど、特にお墓をいじるのは大凶なんで避けたいですねぇ。
お客様の後輩が「わたし土曜日にウナギを食べましたよーっ」て自慢げに話したっけどぉ。土用を土曜日と勘違いして食べでだったどぉ~。あんや、困っだごどぉ。
もう一づ、「ウナギのひつまぶし」をスーパーで見づげでぇ、「あーっ、あっだ、あっだぁ、ひまつぶしよ」って言った人もいるどぉ、は~ぁあん、こっぱずかしい人もいだごどよぉん。
まだ、お会いしましょうよ。んだばねぇ~。
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