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コーヒーの香りが好き。飲むのも好き。自分で豆を挽いてドリップする瞬間、たまらなく幸せを感じます。そんな無類のコーヒー好き、とっかり商店オススメの喫茶店をご紹介いたします。

時の流れが変わる場所/岩手県花巻市「お山カフェ アスチルベ」

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/52637419/30450

 

北上山地の最高峰、早池峰山(標高1917m)の麓に佇む「お山カフェ アスチルベ」。

窓一面に広がる木々の緑と、近くを流れる川の音がたまらない癒やし空間を演出しています。

一人でぼけーっと窓の外を眺めていても大丈夫。なんならカフェの隣に「早池峰ロッヂ峰南荘」も併設されているので、泊りがけでぼんやりすることもできます。(どんだけぼんやりしたいの)

 

農薬不使用のフェアトレード豆を使用

 

カフェで提供しているコーヒーは、花巻市内で焙煎をしている「六根珈琲」の豆を使用しています。約50℃のお湯で生豆を洗浄して汚れを取り、蒸して乾煎りするアームズメソッドで焙煎。しっかりした味わいなのにスッキリ飲める一杯で、このコーヒーを目当てに訪れる人も多いのだとか。カフェには豊富なドリンクメニューのほか、ランチやスイーツも揃っています。

 

アームズメソッドのドリップ方式で、雑味のないクリアな味わいに仕上げる

 

 

もともと早池峰山は、古くから山岳信仰の霊場として信仰を集めていました。修験者たちによって舞い継がれてきた早池峰神楽は、国の重要無形民族文化財に指定されるとともに、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。また、カフェのすぐ近くには瀬織津姫を御祭神とする早池峯神社もあり、遠方から訪れる人も少なくありません。

 

普段は神社に人がいないため、カフェでお守りや御札などを置いている

 

遠くから来てくれた人たちが、ゆっくりできる場所を作ろうと始まった「お山カフェ アスチルベ」。最初は資金も場所もなかったため、早池峯神社の敷地内で神社カフェをやる計画もあったそうです。

その矢先、今の場所で長いこと食堂を営んでいた人から「これからは地元の人に店をやってもらいたい」との相談があり、カフェを開くことになりました。

 

「今考えてもすごいタイミングでした」と語るのは、隣接するロッヂとともにカフェの代表を務める小国さんです。小国さんは宮沢賢治の詩「北いっぱいの星空に」の中に出てくる「Astilbe argentium」(アスチルベ・アルゲンティウム)の響きに惹かれ、店名をアスチルベとしました。Astilbe argentiumは賢治の造語ですが、アスチルベ自体は初夏の花。季節になると、カフェの敷地内にも咲くそうです。

 

 

樹木の緑と川の音。そして、青空と流れゆく雲。

まるでこの場所だけゆっくりと時間が流れているような、そんな不思議な気持ちになるお店です。

 

 

お山カフェ アスチルベ

岩手県花巻市大迫町内川目第1地割72

TEL:0198-48-5223

営業時間:11時~16時

定休日:水・木曜日

※冬季休業

 

 

 この記事を書いた「マイみちスト」
(とっかりしょうてん)
「岩手山が見える所で暮らしたい」と、2011年に横浜から岩手県盛岡市へUターン。現在はフリーライターとして県内外に出没中。コーヒーが好きで、自宅でも豆を挽いて淹れています。

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