やりたいこと、やってみたいことが多すぎて僕にとって、人生っていくつあっても足りない。
いつか世界を回って写真を撮りに行きたいし、いろんな料理を作りたいし、色んな人と楽器でセッションしてみたい。
そのためにはインプットが必要で、カメラや料理、ギターの練習もしたいし、英語の勉強もしたい。
限られた時間の中で、上手く時間配分してバランスを取る事ってすごく難しい。
なんで1日って24時間しかないのだろう、人生って一度きりしかないのだろうと本気で思ってしまいます(笑)。
さて僕の写真って、あまり上手くはないのだけれど、それでも昔の自分のブログを見ていると、若干、少しは上手くなったのかなーと実感します。
多分、下北半島って写真を撮りたいと思う、景色や食があって、惹かれるままに撮っていたら、気がついたら上達していたのでしょう。

そんな絶景スポットの多い下北半島の中でおそらく、1、2位を争う人気スポットが佐井村にある「仏ヶ浦」
むつ市からも1時間半程かかる、かなり難易度の高い下北半島を代表する景勝地。

2kmに渡り、巨岩・奇岩と断崖絶壁が広がり、見るものを圧倒します。

かつては、高さ100m以上の断崖絶壁があることから陸上から向かうことが出来ず、地元の人ですら行くのが困難な、知る人ぞ知る絶景という感じでした。

1922年に登山家・紀行家としても有名な大町桂月が訪れたことにより、一躍世に知られることに。
現在では国道338号線から行くことのできる歩道が整備されていますが、高低差がかなりあることから登山慣れしていないとかなりキツく、4月~10月まで観光船が出ているため、そちらの利用をオススメします。

時期は冬に差し掛かり、海の色も濃くなって夏の時とは違う表情を見せますね。
もうすでに何度も同じ場所に行っているけれど、光の角度、風の強さや匂い、波の激しさ、必ず何かが違っていて、人生って同じ事って二度とないのかなと思わせる。
長い年月をかけて、凝灰岩が海蝕により出来た風景である事は、僕も科学者だったし知ってはいるけれど、そんな言葉や理論を超えた風景にしばし圧倒されながらも、僕はカメラを撮り続ける。
まるで極楽浄土のようにこの世とは思えない風景。
まさに神のいたずら。
そして寒風吹きすさぶ中、カメラを撮り続けたらお腹が減ってしまいました(笑)。
住んでいるむつ市に戻る途中、本州最北端の町、大間町で休憩。
ご存知の通り、大間町は世界に誇るマグロの町。

本州最北端の大間崎があり、そこにはマグロのモニュメントがあります。

なんとマグロ像は実物大なのだとか。


そしてマグロが徹底されていて、大間崎周辺の自販機やトイレの案内もマグロ(笑)。

そんなマグロづくしの大間崎のすぐ向かいに、高級ブランド大間のマグロを食べることのできる「お食事処 かもめ」さんがあります。
地元の人は「かもめ食堂」という、とある名作映画のようなタイトルで呼んでます(笑)。

僕が食べたのは「まぐろ丼」¥2800

マグロの大トロ・中トロ・赤みがぎっしりと丼に詰まっています。

大間のマグロってすごく上品。
大トロのサシが素晴らしく、霜降りの高級和牛のような、鮮やかなピンク色をしています。
そしてわさび醤油をかけ、ご飯とともに口に運ぶと上品に口の中にマグロの脂の旨味が広がって、ゆっくり溶けていく・・・

脂はしつこくなく、これは美味い!
都会で食べたら一体いくらするのか・・・
実はマグロってとれたては美味しくないってご存知でしょうか?
マグロの採れたてはスポンジを食べているようで、とても食べれたものではないのだとか。
氷漬けでしばらく熟成させる事で、美味しくなるのです。
そんな、最高のマグロの食べ方を知り尽くした大間の人達が提供するまぐろ丼、最高じゃないはずがありません。
この世とは思えない絶景に、世界に誇る最高のまぐろ丼、1日でそれらを味わえるのは下北半島ならではです。
下北半島をドライブすると、カメラが手から、グルメが頭から離れない。
僕は日々、下北半島に鍛えられているのです(笑)
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