むつ市大畑地区では9月14日(金)~16日(日)までの間、今年で300年続く祭り「大畑祭り」が行われていました。


北前船の影響により京都祇園の流れを汲み、山車、神輿、神楽、獅子舞、能舞様々な要素が入り混じった、独特の世界観を持つ祭りで、ねぶたの喧騒とはまた違った熱を持ち、祭りって本当、理性を失わせる何かがありますね。
僕は感動を覚える度に言葉というのは本当、あてにならないなって思います。
だって、言葉を超えてくるから。
祭りが終わると熱気が一気に空に吸い取られるように下北半島の空気は一気に冷え込み、秋を迎えます。
秋といえば紅葉。
まだこれからなので、写真は以前のものですが(笑)

八甲田や八幡平は車で渋滞することも多々ありますが、大畑地区の薬研渓流は下北半島を代表する景勝地で、散策や温泉を楽しめる紅葉の名所。



渓流沿いの遊歩道を散策し紅葉を楽しみながら、付近には渓流を眺めながら浸かることのできる露天風呂「かっぱの湯」があります。

そして、半世紀近く前に廃線となりましたが、かつて大畑にあった、木材運搬のために使われた森林鉄道の線路跡が遊歩道にあるなど、絶景の応酬で本当至れり尽くせりですねー
割と穴場で、絶景を独り占めした気分になります。
そして、紅葉の時期もそうですが、大畑地区に行くと必ずと行っていいほど寄るお店があるのです。

その名も大畑の街中にある人気店「美奈美食堂」さん。
レトロな外観からして、老舗というか、絶対美味しいだろうという雰囲気を醸し出しています。


大畑はイカの街だからと、名物いかすみ焼きそば、いかすみらーめんも出していて、こちらも美味しいのですが、僕がよく頼むのは、かつ丼¥770。

フォルムからして美しいですね。

オムライスのようにフワトロの卵に包まれた、ジューシーなカツの下には飴色に炒められた、甘い玉ねぎが敷き詰められ、その下のご飯には甘めのタレがしっかりと染み込んでいます。
全体的な味付けがしっかりしていて、なおかつ濃くなり過ぎないという絶妙なバランスが良いですね。
自分の表現があてにならない程、言葉に表せない程好きな味。
カツをご飯と一緒にかき込むと、卵のコクにカツの旨み、そして玉ねぎの甘みが渾然一体となって、本当僕が取り調べを受けている時に食べたら全てを白状してしまいそうになる程、本当美味しいかつ丼です(笑)

ラーメン¥520もレトロな昔風のラーメンで、魚介が効いていて美味しいです。
人間って、時に感動すると、言葉にならないような感情が湧いてくる時があります。
そういう時って、言葉ってあてにならない。
そんな、言葉を超えてくる絶景と美味しいかつ丼、葉っぱが赤く染まる時期に是非、大畑に来てみてください。
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