中学を卒業して、函館の学校に通っていた僕は、写真を撮ることにハマっていました。

砂州が作り出す、独特なフォルムを持つ函館の街並みは、カメラのテクニックが分からなかった僕でも、まるで一枚のポストカードの絵のように様になる。大学に進学し、やがて写真を撮らなくなるのだけれど、社会人として下北半島に来てからは再び写真を撮るようになりました。
何故、俺は写真を撮るのだろうと、ふと考えるのだけれど、登山家に何故山に登るのかと聞くようなもので、「好きだから」以外に他ならないのだが、理詰めで無理やりひねり出すと、空間を切り取る事で出来るだけ「今」を残そうとしているのかもしれない。
多分、「今」という瞬間に執着し、固執するからこそ、それを残そうとする。
それだけ、僕は「今」が楽しいのだと思う。

僕は最近、ロードバイクにハマっていて、この間僕のアパートからマグロで有名な大間町まで、45kmの道のりをツーリングして来ました。
途中、木野部(きのっぷ)峠という、キツイ坂がありながらも、目に飛び込む景色が美しく、あっという間に気がつけば大間町に着いていた。

走り足りなくて、さらに遠くの佐井村付近まで行ってしまったのですが、その時、津軽海峡を望んだ先の函館山の美しさにペダルを漕ぐのを止め、一眼レフで写真を撮る。

かつて住んでいた函館と今、下北半島にいる僕とをつなぐ風景。

そんな風景に見とれながらも、大間のフェリーターミナルへ戻る。


大間町は函館市とを繋ぐ津軽海峡フェリーが運行していて、僕も函館の友人に会う時はよく利用しています。

大間のフェリーターミナルは大変綺麗で、清潔感があり、マグロのモニュメントがいい味出してます(笑)

そして、フェリー出発の時間が来るまで、僕がよく腹ごしらえをしているお店が、ターミナル2Fにあるフードコート「海峡日和」さん。

ココの海峡日和定食¥1200がとても美味しいので、良く食べています。
津軽海峡が育んだ、美味しい食材がふんだんに使われていて、青森県むつ市が誇る美味食材「海峡サーモンのすき身丼」と下北半島の郷土料理「貝焼き味噌」が併せて付いてくるという、非常に贅沢なセット。

海峡サーモンはニジマスを津軽海峡の外界で育てた、純国産サーモンで、程よく脂の乗ったすき身が上品で美味しいです。

脂の口溶けが良くて、箸が止まりません(笑)

そして同じく、下北半島の郷土料理「貝焼き味噌」はホタテ等の魚介とともに、鰹節やネギをホタテガイの貝殻に入れて味噌で煮込み、卵でとじたシンプルな料理ですが、これもまたとても美味しくて、ご飯がいくつあっても足りません(笑)
ホタテも大ぶりで食べ応えがあります。
美味しい食事を食べると写真を撮りたくなる。
僕のブロガーとしての活動も「今」が楽しいから続けていけるのでしょうね。
下北半島の美しい風景と美味しい食、もしかしたら、というか絶対(笑)、僕の「今」を楽しくさせる一因は、そこにあるのでしょうね。
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