食って本当に素晴らしいものですね。
本質的には、生命を維持するためにエネルギーを摂取する作業なのでしょうが。
でも、本当にそれだけであれば、フランス料理やイタリア料理、メキシコ料理など、ここまで食文化って発展しないですよね。
みんな、美味しいものが食べたい。
「生きるために食べる」のではなく、「食べるために生きる」という逆転現象がもはや人類の歴史の中では起こっています。
そして、「食」はただ食べるだけでなく、もはや一つのコミュニケーション・ツールにもなっています。

どこに美味しい店があるか、みんな知りたがるし、僕は少し洋食屋で、料理をかじっていた経験から「料理教室」を開催し、友人と、親睦を図っています。

つい先日も僕が講師として料理教室を開催し、メキシコ版ラザニアの「エンチラーダ」、アボカドを使ったディップソース「ワカモレ」、メキシコの味噌汁のようなもの「トルティーヤスープ」のメキシコ料理を作りました。
もはや「食」は、人と仲良くなるのに一番有効なコミュニケーション・ツールなのです。
そんな料理教室で仲良くなった友人達とこの間、平日の夜にどっか出かけて飲みたいねと、下北半島の東側に位置する、東通村まで行ってきました。
東通村白糠地区は村内で最も人口の多い集落で、江戸時代から続く一大漁業基地となっています。
そこで獲れる魚はとても美味しくて、それまであまり食べなかった魚を、大好きにしてくれた、素晴らしいお店があるのです。

その名も「網もと」というお店。
国道からやや外れた、集落に潜む隠れ家的なお店です。

今回、僕の運転ではないので、お酒を飲みながら(笑)

そして、ここの「網もと定食」¥1500がとても美味しいのです。
刺身の盛り合わせ、ウニの卵とじ、煮魚、生ウニが乗った豆腐にご飯、味噌汁、小鉢がついてこの値段は素晴らしい。


とれたての魚を使った刺身は新鮮で甘味があり、美味い。

そして、ウニの卵とじをご飯にかけると、卵のコクにウニの旨味がたまらないですねー
食が進みます。

そして、昔食べて感動した煮魚も、旬のものを使っているのでしょうねー程よく甘みがありながらも、
魚の旨味が引き出されていて、バランスが良く本当に美味しい。

生ウニが乗った豆腐って初めて見ました(笑)

新鮮な生ウニは本当に甘く、豆腐とも合っていて美味しい組み合わせです♫

それだけで大変満足なのですが、ここの店主は東京の炉端焼きの居酒屋で修行してきたらしく、一番人気は実は鶏肉を照り焼きにした「網焼き」¥500。
これがまた、たまらない。

クセになる程、甘じょっぱい、照り焼きのタレが美味しくて、ご飯がさらに加速します。
最高に美味しいご飯を食べるとテンションが上がり、話が弾む。
酒も入っているせいもあるけれど、普段無口な僕も饒舌になり、友人と色んなことを話しました。
普段話さないようにしていた、自分の過去の話まで。
そうして、腹を割って話すことによって、さらに仲が深まる。
本当、下北半島の最高に美味しい「食」はコミュニケーションの起爆剤になります。
これからも、大事なツールとして、ブロガーとしての「食べる側」、そして料理教室の先生としての「作る側」の両面で、「食」を一層大切にしていきたいと、この飲み会を通して実感しました。
というか、俺の本業はサラリーマンなんだが(笑)
●網もと
場所:青森県下北郡東通村白糠字前田44-106
営業時間:昼/11:00~14:00(13:30L.O)
夕/17:00~21:00
定休日:日曜日
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