人は自分が生まれ育った郷土の良さには気づかないけれど、旅した先の魅力にはよく気づく。
そして旅した後で、自分の郷土の良さに気づくのだ。
僕は中学生時代、どうしても青森から離れたかった。
それは中学卒業後、函館の学校へ進学することで達成されるのであるが、北海道での暮らしは楽しく、あっという間に過ぎて、北海道の大学に進学しようと考えていたところ、友人が急に八戸に行きたいと言い出した。
そして、青森県八戸市へ行ってきたのだが、そこで自分の価値観が変わることになる。
友人の目的は日本最大級の朝市である「館鼻岸壁朝市」へ行く事。

普段は何もない広大な館鼻岸壁に、毎週日曜日、日の出とともに全長800m、300店舗ものお店が立ち並び、1日だけで数万人もの人々が訪れ、その多くの人で賑わう様はまさに圧巻の一言。

静かな八戸の朝、急に異世界に紛れ込んだような、まさに喧騒とカオスの世界。

ついこの間も別の友人と行ってきたのですが、震災を受けて少しあの頃と雰囲気が変わったものの、相変わらず賑わっていて、少し嬉しい。


まず、4月の寒い朝に、温かいかき揚げうどん¥450は最高。

インドカレー屋さんがカレーを売っています(笑)

ほうれん草のカレーとナンのセットで¥500はお得。




あと、コーヒーを飲んだり、パンを食べたり、なんと早朝ライブまでやっています(笑)



あと港町だけに魚が売られていたり、津軽のりんごが売られていたり。



そして畳屋さんが畳を使ったハンドバッグを売っていたり、ホウキが売られていたり、ジャノメミシンまで売っていて、本当にカオスですね(笑)

1番のヒットだったのは、行列ができていた、サバめしコロッケ。
サバをほぐしたものにご飯を混ぜ、チーズとしそを加えてカラっと揚げたコロッケなのですが、これが美味かった。

サバの旨味とご飯のモチモチ感が絶妙で最高。
一個80円とお得なのが良いですね。
売り上げの一部を三陸の復興支援に充てているのだとか。
北海道の友人から教えてもらった、青森の魅力。家庭の事情もあったが、自分は地元青森の事を何も知らないのではないかと思い、地元に帰る事にした。
その友人も本州に憧れ、東京に就職したが、今は地元函館に戻っている。
この前、函館で一緒に飲んだのだけど、やはり地元が一番だよねって、笑い合いながら昔話に浸り酒を酌み交わす。
●八戸市舘鼻岸壁朝市
場所:青森県八戸市新港 舘鼻岸壁
開催日時:3月18日~12月の毎週日曜日 日の出から9:00頃まで
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