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ドライブ好きなブロガー、柴Tが自由気ままに飛び回り、風景・グルメ等東北の魅力を紹介します。

第6回 下北半島脇野沢で、魚の形をした島と、焼干しラーメンと。

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/47852639/15755

「本当に春が訪れるのだろうか・・」

地球の地軸が傾いている限り、いずれ訪れるのでしょうが(笑)、この時期の青森の人々は少なからずそう思っているに違いない。

雪が溶けて春の気配が近づいては、次の日には雪が降り遠ざかる。

忍耐強いと言われる青森の県民性はきっと、この時期に養われているのだろう。

忍耐弱い僕は我慢しきれず、この間ロードバイクで繰り出したのですが、切り裂く冷気で空気中に鼻水を撒き散らしながら、涙目で断念いたしました(笑)

そんな冬と春の境目、やきもきした日々を送っている僕ですが、一年間の青森市での出張が終わり、そもそもの職場のあるむつ市に戻るため、引越しの準備をしているところです。

この間、アパートの契約をするついでに、むつ市脇野沢地区までドライブしてきました。

むつ市は青森県の中で最も広い市で、むつ市の市街地から脇野沢地区まで車で1時間ほどかかります。

そして、脇野沢地区に着くと、陸奥湾方面に不思議な形をした島が現れます。

その名も「鯛島」。

魚のような形をしていて、まあ、どちらかと言えばクジラでしょと、見るたびに突っ込んでしまいます(笑)

フォルムだけならまだしも、きちんと顔があるのが、まさに自然のいたずら。

この島にまつわる伝説があって、1200年前、征夷大将軍であった、坂上田村麻呂が蝦夷討伐のため脇野沢に滞在した際、村の美しい女性と恋に落ち、やがて女性は身籠りましたが、田村麻呂がその女性を捨てて都へ帰ってしまったために、絶望あまり自ら命をたち、不憫に思った村人達は出来るだけ都に近い鯛島に埋葬したのだとか。

その後、船の難破が相次ぎ、女性の祟りではないかと恐れるようになりました。

現在もワカメはその女性の髪の毛だとして漁を避ける漁師がいるなど、今もなお、伝説が脇野沢の人々の間で語り継がれています。

そんな、悲恋伝説の残る鯛島を通り過ぎて山側へ向かうと、僕が大好きなラーメン屋が現れます。

焼干しラーメンの美味しい、その名も「山帽子」というお店。

脇野沢といえば焼干しが有名で、焼干しとはカタクチイワシやアジなどの頭と内臓を取り出し、炭火で焼いて乾燥させたものを言います。

焼干しは焼くことで、旨味が凝縮され、煮てから乾燥させる煮干しに比べ、5倍もの出汁が取れると言われており、高級食材として扱われています。

そんな、特産の高級食材を使った、焼干しラーメン¥650は絶品。

スープはあっさり上品で、アジの焼き干しが使われているのだとか。

麺はカタクチイワシの焼き干しが練りこまれていて、スープを絡めて食べて見ると、焼き干しの香ばしい風味が口の中に広がって美味しいです。

麺の焼き干しがスープに溶けるのか、段々と味が変わり、変化を楽しめるのも面白い。

具もチャーシューやメンマの他、キノコや山菜等、具沢山なのも良いですね。

サービスで小鉢も3つほど付き、コーヒーもセルフで自由なので、かなりお得感があります。

そして満足していざ、帰途の途中、3月も下旬だというのに脇野沢に雪が降りだす。

カーラジオからは関西ではすでに梅の花が咲いているという放送が流れ、僕はため息を吐きながら、近づいては遠ざかる、じれったい春を待つのだ。

●山帽子

場所:青森県むつ市脇野沢七引159-3

営業時間:11:00~13:30

定休日:水曜日

 この記事を書いた「マイみちスト」
(しばてぃー)
青森在住のブロガー。仕事のかたわら、自由気ままに飛び回り、勝手に東北の魅力をプロモーションしている変わり者です。

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