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追良瀬川森林鉄道 【本編第8回】

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/43279586/31608

未だ知られざる

白神山地の森林鉄道に挑む。

 

所在地 青森県西津軽郡深浦町

探索日 平成23年6月18日

 

 

◇第3ステージ 奥地軌道跡探索 その1

■12.3km地点 8:41 

 

 

 おおよそ300mにわたって、激しい河川浸食のため路盤はほぼ決壊していたが、ようやく右岸の傾斜が緩み、路盤が復活する余地が生まれた。我々は川から上がり、森の中へ。

 

 

そこには平穏な森があり、一面に大きな葉を広げた野草が生えていた。そのためほとんど地面が見えない。ここが路盤である。ご覧の通り、路盤上は極めて平穏な状況なのに、レールはおろか、枕木も見あたらなかった。草に隠されているのか、土に埋れているのか、実は撤去されているのか。

 

 

 現存レールへの震えるような期待を胸に、数分ぶりに辿り着いた路盤だっただけに、レールとの再会がなかったことに少なからず落胆はあった。しかし、なぜ見当たらないのかはっきりするまでは、諦めたくない。最初にレールを見つけた時は50cm以上も地面に埋れていたのだ。ここもそうかも知れない。

 正面に2つの大きな岩が見える。軌道はその間を通っていたはずだ。人工的な切り通しだったのだろう。だが、いまはもう緑の雫でも垂れてきそうな、幽玄に覆われた森だ。文明の痕跡などありそうにもない。文明が置き去りにしたレールがあったとしても、既に半世紀分の落葉が変化したぶ厚い腐葉土の下に、永久に消えてしまっているのかも知れない…。

 

 来るのが、遅すぎたか……。

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 この記事を書いた「マイみちスト」
ひらぬまよしゆき(よっきれん)
廃道探索とその情報発信を生業にする、日本初のプロ・オブローダー(オブローダーとは廃道探索者)を自称。幼少を過ごした秋田県で廃道探索の面白さに目覚め、東北地方の素朴な道をこよなく愛する。様々な道路の風景の中でも、人の英知と労働が大地を穿つ形となったトンネルが、特に大好き。東京都日野市在住だが、年の半分近くは秋田で生活する。1977年生まれ。

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