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『このレポートは、「日本の廃道」2011年12月号および2012年1月号に掲載された「特濃廃道歩き 第36回 深浦営林署 追良瀬川森林鉄道」を加筆修正したものです。当記事は廃線探索をテーマにしており、不用意に真似をした場合、あなたの生命に危険が及ぶ可能性があります。当記事を参考にあなたが廃道へ赴き、いかなる損害を受けた場合も、作者(マイみちスト)およびみちこ編集室・道の駅連絡会は責を負いません。』

追良瀬川森林鉄道 【本編第5回】

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/43279586/31504

未だ知られざる

白神山地の森林鉄道に挑む。

 

所在地 青森県西津軽郡深浦町

探索日 平成23年6月18日

 

 

◇第2ステージ 奥地へ導く長い道 その3

■カラカワ沢ゲート 7:30 

 

>43

 

 ワイヤーゲートを潜り抜け、3人はさらなる奥地へ向けて歩き出す。すぐに小さな橋が現れた。支流のカラカワ沢を渡る橋だが、これはコンクリートの橋台にぶ厚い鉄板を乗せた仮設橋だった。なぜ通常の橋でないのか理由は不明だ。この道は追良瀬川林鉄の軌道跡に重なっているが、当時の橋の痕跡も全く残っていなかった。

 

>44

 ゲートのせいで一般車両はシャットアウトされているが、道自体は引き続き車道化された林道そのものであり、まだまだ林鉄の遺構が現われてくれそうな気配はない。地元の人などはゲートの鍵を持っていて、山菜採りなどで日常的に出入りしているのかも知れない。道にもしっかり轍が付いていた。我々はペースを上げてどんどん歩く。

 

>45

 15分ほど歩くと、進行方向である本流の谷の奥に、谷を塞ぐ巨大な砂防ダムが見えてきた。地図を確かめると、それは濁水沢出合のすぐ下に描かれた砂防ダムのようだった。

 

>46

 砂防ダムを乗り越えるために、林道は少し手前から嵩上げされていた。ここに砂防ダム建設以前の旧道が残っていた。写真はその分岐地点で、右に見えるのが旧道だが、もっさりとした緑に覆われていた。

 

>47

背丈よりも成長した草を掻き分けて少し立ち入ってみたが、既に森へ還りつつあった。林鉄もここを通っていたのだろうが、やはり一度林道化されたようで、林鉄時代の痕跡も感じられない。

諦めて林道へ戻り、砂防ダムへ向かう。

 

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 この記事を書いた「マイみちスト」
ひらぬまよしゆき(よっきれん)
廃道探索とその情報発信を生業にする、日本初のプロ・オブローダー(オブローダーとは廃道探索者)を自称。幼少を過ごした秋田県で廃道探索の面白さに目覚め、東北地方の素朴な道をこよなく愛する。様々な道路の風景の中でも、人の英知と労働が大地を穿つ形となったトンネルが、特に大好き。東京都日野市在住だが、年の半分近くは秋田で生活する。1977年生まれ。

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