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まいにち・みちこ【東北 道の駅 日刊マガジン】

『このレポートは、「日本の廃道」2013年7月号に掲載された「特濃廃道歩き 第40回 茂浦鉄道」を加筆修正したものです。当記事は廃線探索をテーマにしており、不用意に真似をした場合、あなたの生命に危険が及ぶ可能性があります。当記事を参考にあなたが廃道へ赴き、いかなる損害を受けた場合も、作者(マイみちスト)およびみちこ編集室・道の駅連絡会は責を負いません。』

茂浦鉄道 【机上調査編 第27回】

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/43279586/30919

【机上調査編 第2回】より、前述の「日本の廃道」では未公開の、完全新規の執筆内容となります。

 

幻の大陸連絡港と運命を共にした、小さな未成線

 

所在地 青森県東津軽郡平内町

探索日 2010/6/6

 

【机上調査編 お品書き】

 

第1章.会社設立と計画

第2章.工事の進捗と挫折

第3章.復活の努力と解散(←今回)

 

第3章.復活の努力と解散(続き)

東津軽鉄道計画ルート検証 その8(茂浦駅・茂浦埠頭)

 

 

ここに掲載した2枚の地図は、大正時代に描かれた東津軽鉄道の実測平面図と、最新の地理院地図である。

2010年に現地探索を行った当時は、地理院地図に赤マルで強調した水産総合研究所付近を、終点である茂浦駅の予定地と考えており、その先に計画線が延びていることを考えなかったのだが、実測平面図によれば、この先にも4分の1マイル(約400m)ほど計画線は延びており、「長崎」という地名が注記されたところが終点になっている。ちょうど起点から5マイルの位置だ。

現在ある道路も水産総合研究所前が行き止まりで、その先は切り立った山が海岸まで迫る地形のため道はない。航空写真でもそのことが分かるだろう。しかし、実測平面図は、この狭い海岸線に線路を描き、さらに「埠頭」を注記している。したがってこの延長部分は、終点に附属する単なる車両留置線ではなく、港湾駅の生命線ともいえる海陸輸送の結節が、ここで目論まれていたことが分かる。

 

この本当の終点であった「長崎」という土地は、どのような場所なのか。そして何らかの鉄道工事の遺構は存在するのか。このことが現地探索後も謎として残ってしまったが、私は別の探索中にこの場所を訪れている。ルート検証シリーズの最終回として、今回はその話をしたい。

 

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 この記事を書いた「マイみちスト」
ひらぬまよしゆき(よっきれん)
廃道探索とその情報発信を生業にする、日本初のプロ・オブローダー(オブローダーとは廃道探索者)を自称。幼少を過ごした秋田県で廃道探索の面白さに目覚め、東北地方の素朴な道をこよなく愛する。様々な道路の風景の中でも、人の英知と労働が大地を穿つ形となったトンネルが、特に大好き。東京都日野市在住だが、年の半分近くは秋田で生活する。1977年生まれ。

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