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『このレポートは、「日本の廃道」2013年7月号に掲載された「特濃廃道歩き 第40回 茂浦鉄道」を加筆修正したものです。当記事は廃線探索をテーマにしており、不用意に真似をした場合、あなたの生命に危険が及ぶ可能性があります。当記事を参考にあなたが廃道へ赴き、いかなる損害を受けた場合も、作者(マイみちスト)およびみちこ編集室・道の駅連絡会は責を負いません。』

茂浦鉄道 【机上調査編 第18回】

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/43279586/29995

【机上調査編 第2回】より、前述の「日本の廃道」では未公開の、完全新規の執筆内容となります。

 

幻の大陸連絡港と運命を共にした、小さな未成線

 

所在地 青森県東津軽郡平内町

探索日 2010/6/6

 

【机上調査編 お品書き】

 

第1章.会社設立と計画

第2章.工事の進捗と挫折

第3章.復活の努力と解散(←今回)

 

第3章.復活の努力と解散(続き)

 

茂浦鉄道の経過

免許          明治44年6月26日

施工許可   大正元年11月21日

工事竣工期限      2年11月13日

第1回延期期限    3年11月13日

第2回延期期限    4年11月13日

第3回延期期限    5年11月13日

第4回延期期限    6年11月13日

免許失効            7年2月2日

 

東津軽鉄道の経過         

免許    大正11年6月20

免許失効  大正14年12月23

 

 茂浦鉄道の意思と土地と未成線の全てを引き続いた東津軽鉄道は、大正9年11月に再び免許を申請した。1年半近く経過した11年6月20日、待望の免許が交付された。

 

 

だが、交付から3年半後の14年12月23日付の官報に、同社の鉄道免許失効が公示されている。その理由は、「期間内に工事施工認可申請を為さざるため」。

地方鉄道法の規定により、免許が交付されると、今度は期限内に工事施工認可申請を行い、これにパスして工事の認可を得る必要があった。この手続きは茂浦鉄道が経験した軽便鉄道法の時と一緒で、東津軽鉄道の場合、免許日から10ヶ月後となる12年4月19日が期限とされていたのだった。だが、この期日までに会社は「申請を出さなかった」というように、官報からは読み取れる。

 

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 この記事を書いた「マイみちスト」
ひらぬまよしゆき(よっきれん)
廃道探索とその情報発信を生業にする、日本初のプロ・オブローダー(オブローダーとは廃道探索者)を自称。幼少を過ごした秋田県で廃道探索の面白さに目覚め、東北地方の素朴な道をこよなく愛する。様々な道路の風景の中でも、人の英知と労働が大地を穿つ形となったトンネルが、特に大好き。東京都日野市在住だが、年の半分近くは秋田で生活する。1977年生まれ。

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