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【まとめ】浪江森林鉄道 真草沢(まくさざわ)線

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/43279586/27978

9年後のいま、振り返る。

 

 

実踏した軌道跡の全貌は、標高約150m附近の起点から、標高430m附近の終点擬定地点まで、合計2.3kmほどであった。全長の数字としては大きくないが、この距離でこれだけの高さを登ったことが、通常の林鉄ではあり得ない。平均勾配が10%を優に超えてしまっている。

まさに、「三段インクライン」のダイナミックな登山ぶりを全身で満喫した探索だった。帰宅後から数日間、普段の探索後には感じたことがないようなふくらはぎの痛みや違和感が消えず、機械力を頼りにしていたインクライン装置を二回も歩行でよじ登った無謀さを、後まで思い知らされた。皆さんも、インクラインには要注意である。

だが、得たものは、痛みよりも遙かに大きかった。この探索を行った平成22年当時、一路線に二箇所以上のインクラインがある路線を他に知らなかったし(その後、さらに多数のインクラインを擁する路線とも出会った)、木を運び出すために山へ深く分け入って行かねばならない「森林鉄道」が、勾配に弱いという「鉄道」の宿命的な弱点をいかに克服しようと知恵を絞ったか、その実地を体験したことで、ますます森林鉄道の魅力にハマり、探索にのめり込むきっかけともなった感がある。

 

 

探索の翌年に発生した東日本大震災に起因する原子力発電所の事故のため、当地は現在まで帰還困難区域に指定されており、残念ながら再訪は適っていないが、稜線まで突き上げる巨大なロックガーデンに、一筋の直登路が鮮烈に浮かび上がっているのを見た、あの瞬間の鮮烈な印象は忘れられない。

さて、私の感想だけではなく、最後に少し有意義な情報を追記しておこう。といっても、これは私の成果ではないが…。

 

 このあと、新情報が!

 

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 この記事を書いた「マイみちスト」
ひらぬまよしゆき(よっきれん)
廃道探索とその情報発信を生業にする、日本初のプロ・オブローダー(オブローダーとは廃道探索者)を自称。幼少を過ごした秋田県で廃道探索の面白さに目覚め、東北地方の素朴な道をこよなく愛する。様々な道路の風景の中でも、人の英知と労働が大地を穿つ形となったトンネルが、特に大好き。東京都日野市在住だが、年の半分近くは秋田で生活する。1977年生まれ。

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