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浪江森林鉄道 真草沢(まくさざわ)線【第7回】

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まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/43279586/26933

林鉄界の秘宝! 幻の「三段インクライン」を解明せよ!

 このレポートは、「日本の廃道」2010年5月号に掲載された「特濃廃道歩き 第27回 浪江森林鉄道 真草沢線」を加筆修正したものです。当記事は廃道探索をテーマにしており、不用意に真似をした場合、あなたの生命に危険が及ぶ可能性があります。当記事を参考にあなたが廃道へ赴き、いかなる損害を受けた場合も、作者(マイみちスト)およびみちこ編集室・道の駅連絡会は責を負いません。

 

◆ 8:35 支流の渡河地点 

 

 

 

 起点からおおよそ800m。辺りは森閑とした空気に包まれており、集落や県道がある下界からは、早くも隔絶された雰囲気だ。しかし、かつてはこの足元にある森林鉄道を利用して大勢の作業者が入り、山に賑わいをもたらしていたはずである。

そしてこの直後、私はそんな昔人の息吹を感じる発見を得た。

 

軌道跡は沢の本流に沿って右へ大きく曲がっていた。そこで小さな支流を跨ぐのだが、ここに橋の跡は全く残っていなかった。

 

 

 進行方向が変わり、背中越しに朝日が射し込むようになった。この穏やかな路盤に沿って、僅かな段差を見せているのは、低い石垣だ。増水への備えといったところか。ささやかな発見だが、こういう作り手の道への愛情を感じられる構造物は、私を例外なく喜ばせる。

 

◆ 8:44 対岸に何か見つけたぞ

 

 

 

 路盤は右岸をひた進む。しばらく行くと、対岸に気になるものを見つけた。それは、人工的に均されたとしか思えない、平らな地形だった。いわゆる平場(ひらば)というやつである。画像の二つの赤矢印の位置にあった。

 

 気になったので、飛び石伝いに対岸へ渡ってみた。

 

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 この記事を書いた「マイみちスト」
ひらぬまよしゆき(よっきれん)
廃道探索とその情報発信を生業にする、日本初のプロ・オブローダー(オブローダーとは廃道探索者)を自称。幼少を過ごした秋田県で廃道探索の面白さに目覚め、東北地方の素朴な道をこよなく愛する。様々な道路の風景の中でも、人の英知と労働が大地を穿つ形となったトンネルが、特に大好き。東京都日野市在住だが、年の半分近くは秋田で生活する。1977年生まれ。

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