
茂浦鉄道 【机上調査編 第26回】
【机上調査編 第2回】より、前述の「日本の廃道」では未公開の、完…
このレポートは、「日本の廃道」2010年5月号に掲載された「特濃廃道歩き 第27回 浪江森林鉄道 真草沢線」を加筆修正したものです。当記事は廃道探索をテーマにしており、不用意に真似をした場合、あなたの生命に危険が及ぶ可能性があります。当記事を参考にあなたが廃道へ赴き、いかなる損害を受けた場合も、作者(マイみちスト)およびみちこ編集室・道の駅連絡会は責を負いません。
◆ 8:35 支流の渡河地点
起点からおおよそ800m。辺りは森閑とした空気に包まれており、集落や県道がある下界からは、早くも隔絶された雰囲気だ。しかし、かつてはこの足元にある森林鉄道を利用して大勢の作業者が入り、山に賑わいをもたらしていたはずである。
そしてこの直後、私はそんな昔人の息吹を感じる発見を得た。
軌道跡は沢の本流に沿って右へ大きく曲がっていた。そこで小さな支流を跨ぐのだが、ここに橋の跡は全く残っていなかった。
進行方向が変わり、背中越しに朝日が射し込むようになった。この穏やかな路盤に沿って、僅かな段差を見せているのは、低い石垣だ。増水への備えといったところか。ささやかな発見だが、こういう作り手の道への愛情を感じられる構造物は、私を例外なく喜ばせる。
◆ 8:44 対岸に何か見つけたぞ
路盤は右岸をひた進む。しばらく行くと、対岸に気になるものを見つけた。それは、人工的に均されたとしか思えない、平らな地形だった。いわゆる平場(ひらば)というやつである。画像の二つの赤矢印の位置にあった。
気になったので、飛び石伝いに対岸へ渡ってみた。
……(この記事には続きがあります。会員登録で最後までお読みいただけます)
まいみちプレミアム会員になると、月額194円で全ての記事が読み放題となります。
まいみちプレミアム会員は月額194円(税込)です。
まいみちプレミアム会員登録(購読申し込み)方法
この記事が気に入ったらシェアお願いします
【机上調査編 第2回】より、前述の「日本の廃道」では未公開の、完…
9年後のいま、振り返る。 実踏した軌道跡の全貌は、標高約1…
林鉄界の秘宝! 幻の「三段インクライン」を解明せよ! このレポー…
林鉄界の秘宝! 幻の「三段インクライン」を解明せよ! このレポー…
林鉄界の秘宝! 幻の「三段インクライン」を解明せよ! このレポー…
林鉄界の秘宝! 幻の「三段インクライン」を解明せよ! このレポー…
山さ行がねが極 特濃廃道歩き Part.2
【机上調査編 第2回】より、前述の「日本の廃道」では未公開の、完全新規の執筆内容となります。 幻の大陸連絡…
ヨメトメ!
「ありがたきもの、姑に思はるる嫁の君」と平安時代の随筆・枕草子にもあるように、今も昔も嫁姑問題は古くて新しい、そして遠く…
ここでカフェを営む理由
七ツ森。 口に出すと語感も愛らしいネーミング。 ポコン、ポコンと7つ並んだ山の総称で、宮城県大和町にあります。 その麓、…
山さ行がねが極 特濃廃道歩き Part.2
幻の大陸連絡港と運命を共にした、小さな未成線 所在地 青森県東津軽郡平内町 探索日 2010/6/6 ◆ …
路地裏酒場散歩
こんばんは。 お酒をこよなく愛するオヤジ女子「新橋です。」 吹き荒れる凍てつく様な風が頬に当たり顔を触ってみると、肌はカ…