日刊ウェブマガジン「まいにち・みちこ」│東北「道の駅」公式マガジン「おでかけ・みちこ」

まいにち・みちこ【東北 道の駅 日刊マガジン】

第14回「この世の仕組みについて」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
シンガーソングライター坂本サトルが出会った音、風景、そして人…
まいにちみちこ編集室
https://my-michi.com/column/34975682/17267

いきなり大層なタイトルで恐縮だが、僕が歌詞を書くときの根っこにあるのは「なぜそうなるのかを歌いたい」という願望だ。
起こってしまった現象ではなく、原因や出来事やそこに辿り着くまでの気持ちの流れを書きたい。
これはもうクセのようなもので何か言われる度、誰かが何かをする度に「なぜこの人はこう言うのだろう?こうしたのだろう?」とその言動に達した仕組みを探ろうとしてしまうのだ。

根っこを探求していって最終的に行き当たるのは「この世界を司っているモノは結局なんなのか?」という壮大な疑問だ。
長年追い求めてきたその問いの答えを僕は昨年、遂に発見。JIGGER’S SONの「Carcharodon megalodon(カルカロドン・メガロドン)」という曲の中で歌にした。

 

●Carcharodon megalodon 作詞曲 坂本サトル

眠っていたのは ここで会うため
その日が来たから 音を立てた

空っぽになって 全部わかったよ
生命の不思議が 業の禊ぎが

特別な夜になる お前を連れ出して
あやふやな痛みなど 忘れるような ja

探していたのは 愛のかたち
宇宙の全てが つじつま合わせ

離れて見たから 全部わかるよ
この星の未来が 進むべき明日が 

特別な夜になる お前を連れ出して
悪戯な運命など 越えてくような
降りかかる哀しみは この歯で砕いてやろう
時を超え 闇を超え お前に会いに来た ja

 

上から8行目を見て下さい。
そう「宇宙の全てがつじつま合わせ」なのです!

まず身体がそう。
うちの姪っ子が軽い顎関節症になって歯医者を受診すると先生はこう言った。
「足の指を広げて下さい。」
意味不明。こっちはアゴがガクガクいってて不安なんです。足の指広げてどうするんですか?
まあたいしてお金もかからないしダマされたと思って…と外反母趾の予防とかで使うあの足の指をギューッと広げるスポンジみたいなやつ、それを付けて寝ること1週間、なんとほんとにアゴはガクガク言わなくなったのだという。これは一体どういうことなのか?

そういえば整体師の方からこんな話を聞いたことがある。
体のある部分が歪(ゆが)むと他の場所が辻褄を合わせようとして曲がったり伸びたり縮んだりする。
だから腰が痛い時には腰だけをケアするのではなくてその原因になった「最初の歪み」を探してそこを治していくのだ、と。

実際に顎関節症が治ってしまった姪っ子。
顎関節症の大きな原因のひとつが足裏の異常にあると言うことは徐々に認知されてきているようだ。参考ページは別欄に。
足裏の異常を他の部位でなんとか辻褄を合わせようとした結果のひとつが顎関節症だったというお話し。他の病気や体の痛みにも同じようなことが当てはまる事は想像がつく。

続いて、歌や楽器の演奏について。
テンポが早くなってしまうことを「走る」、遅くなることを「ためる」「たまる」などと言うのだが、どこかでちょっとだけ走ってしまった時に、その何小節か後でちょっと「ためて」結局トータルではOK、というのは良くあることだ。
この「走り」や「ため」をエディットして綺麗に合わせようとする(そういうことができるのです)と面白みがなくなってしまったりする。このプレーヤーごとに特徴のある「テンポのつじつま合わせ」も、歌い手、プレーヤーの個性のひとつなのだ。

さらに地球規模で考えても同じ事が言える。例えば海流。
水は暖かいところから冷たいところに流れる性質がある。ということは地球上の水の温度が一定であれば少なくとも「水温による海流」は起こらなくなる。言い換えれば地球上の水温を一定にしようとするつじつま合わせこそが海流なのではないか。

そして気流。
地域による寒暖差で生じる気圧差。これによって気流が生まれる。ということは地球上の温度が全て均一であれば気圧差はなくなり風も吹かない。これも言い換えれば気流とは温度差や気圧差を一定にしようとする地球規模でのつじつま合わせということになる。

さて、いかがだったでしょうか?
「宇宙の全てがつじつま合わせ」
遂に辿り着いてしまったこの世の仕組み。だから何だと問われても困りますが。

アゴの痛みから地球の大気の流れまで。
あれこれ想いを馳せながら、まだ誰も歌ったことのないことを歌えないものだろうか?と歌詞書きに悩む日々であります。いい曲できますように。

写真は本文とちょっとだけ関係のある2枚。
青森の雪とハワイの海。両方あるから世界は楽し。

 

 この記事を書いた「マイみちスト」
(さかもとさとる)
1967年青森県生まれ。1992年、JIGGER’S SONのボーカル、ギターとしてメジャーデビュー。1999年「天使達の歌」でソロ活動開始。自身の活動の他、楽曲提供、プロデュース、映画等の音楽制作、ラジオパーソナリティとしても活動中。
この「マイみちスト」の作品

SOUND of SURPRISE

この記事が気に入ったらシェアお願いします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Comment (1)
  1. 寒石 凍 さん

    久し振りに、読みました。思わずなるほどぉと、頷いてしまいました。参考サイトが面白くてブックマークしました。
    人との関係性、身体の不調など、大きな循環の中でのズレを辻褄を合わせるようにすると、崩れていって何処かが不調になりますよね。ちなみに辻褄の意味は「辻」と「褄」それぞれの単語を繋げた単語で、「辻」は裁縫で縫い目が十字に合う部分、「褄」は着物の裾の左右両端の部分の意味で、いずれも合うべき部分を意味するそうです。(出典 語源由来辞典)ご存知でしたらすみません。

感想をお待ちしております

*

CAPTCHA


プレミアム記事
この連載を読む
あなたにおすすめの記事
東北のイベント