坂本サトルです。
今回からこちら「まいにち・みちこ」にて連載をさせて頂く事となりました。
仕事だったりプライベートだったり。スタジオ、ツアー先、日常の生活…等で出会った風景や人や感じたことを写真多めで徒然なるままに綴っていきます。
あなたの「週に1度のお楽しみ」になれたら嬉しいです。どうぞ末永くよろしくお願いします!
…ということで記念すべき第1回は四国は徳島県で出会った風景と人々のお話。
ご縁を頂いて、徳島県最大の店舗数を誇るスーパーマーケットのイメージソングを作る事になった。
6月に曲作り用の取材に伺ったのが初の徳島体験で、12月の初めにその楽曲の完成お披露目のために再び向かったのだった。
今回は連載第1回ということでサービスショット。
徳島へと向かう機上から見た富士山。

アップにするとこう。

それにしても美しい山、その名は富士山。
やがて阿波踊りの街、徳島市に到着。
繁華街にかかる橋の欄干にこれ。

その日の夜、徳島市内のホテルの会場での出来事。
ここ数ヵ月間の懸案事項だったテーマソングのお披露目とミニライブを無事に終え、ホッとしているところに現れたのが祖父江さんという女性だった。
初めてお会いしたとは思えない人懐こさで「私のところに来ればきっと良い曲がいっぱい浮かぶと思う。いつかぜひ遊びに来て。」と誘って下さる。さらに周りにいたみなさんが「祖父江さんのところはすごいですよ。」とあおる。
ちょうど次の日は夕方の便で発つことになっていてそれまでの空き時間をどう過ごそうかと思案していた僕は、「面白そう!」という直感に従ってその場で訪問を約束したのだった。
翌日。徳島自動車道を西へと向かう。

その頃、僕が住む青森は市街地にも積雪がありすっかり冬景色だったのだが、12月の徳島は紅葉が見頃で「秋真っ盛り」といった様子。
徳島市内から1時間弱。美馬市内の脇町インターを降りて山道をひたすら進む。

道を間違えたのでは?と不安になるほど細い道の先にあったのがジャン!巨大な施設!


交流促進宿泊施設「美村が丘」。
先祖代々この土地に住む祖父江さんが中心になって、地元の皆さんが管理を任されている。

一番右手前が祖父江さん。初めてお会いした瞬間から相手を油断させるその笑顔。
後で知ったのだが徳島では非常に有名な方だった。
「美村が丘」は5棟のコテージと研修室、食堂、10畳の和室5部屋を備える本館などからなる宿泊施設なのであった。
周囲の風景が青空と相まってため息が出るほど素晴らしい。



料理もシンプルながらしみじみと旨い。
これは祖父江さんらのオリジナルだという柿と大根のサラダ。味付けは岩塩のみ。柿好きの僕にはたまらない美味しさ。

そばはうどんのように太く、そしてとても短い。
薄味だが出汁がきいていてコクがあるツユ。全部飲み干してしまった。

もてなしていただいたお礼にミニライブ。
吹き抜けになっている本館はナチュラルリバーブが素晴らしく、歌っていてとても気持ちが良い。
1曲だけのつもりがついつい3曲。

清潔で居心地の良さそうな部屋、大浴場、その他の施設。
ここ数年「環境とは人である」と強く思うようになった。施設は重要だが、そこを誰がどんな思いで守っているのかの方がもっと大切だ。
祖父江さんは「3ヶ月ぐらいここにいて曲作ったら?」とおっしゃったが、ほんとにここに機材持ち込んで合宿レコーディングしたら面白いかも、とうっかり思ってしまった。
祖父江さん、お会いできて良かったです。
またお邪魔しますね。

おまけ。
帰りの飛行機から見た夕焼けの美しかったこと。

そして青森着いたらこれ。

交流促進宿泊施設 美村が丘(みむらがおか)
徳島県美馬市脇町東大谷18
TEL : 0883-52-5650
アクセス : 徳島自動車道「脇町IC」から約25分
HP : https://www.mimuragaoka.com
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面白かった(^^)
素晴らしい風景と素晴らしい出会いに、その場の空気感が感じられるようでした。
サトルさんのオープンな心が、同じような心を持つ人を引き寄せるのでしょうね。
徳島のお店に行ってテーマソングも聴いてみたいです。
朝から幸せな気分になりました。
ありがとうございました。
サトルさんこんにちはっ
隣県徳島になにゆえ?
と思ってましたが
そういうことだったんですね!
徳島で仕事の際聴けるといいな~。
次回も楽しみにしています!
美しい風景も祖父江さんの笑顔も素敵でした。
働いていらっしゃる方々も暖かそうだし、料理も美味しそう!
たしかに此処なら、もともとサトルさんの曲は素晴らしいですが、もっと素晴らしい曲が出来そうですね。
僕も、美村が丘で、ゆっくりと過ごしたくなりました。
ラジ丸で、間抜けな質問してしまいました。でも、読みごたえある旅のオハナシ。徳島は生きてるうちに行きたい場所です。映画、眉山。あれを観てから、必ず橋のこちら側から街を見たいと思っていました。同じアングルの写真を見て、益々行きたくなりました。
『施設は重要だが、そこを誰がどんな思いで守っているのかの方が、もっと大切だ』とても考えさせられました…。
祖父江さんの笑顔、ステキですね。ほっこりと優しいキモチになりました。幸せのお裾分けをありがとうございました。