秋晴れの中、気持ちのいいドライブ。
現実逃避の旅に出て!マークを連発していたのは、ほんの15時間くらい前でしたが。
一片の曇りもない気分で(少しはあるけど)、ハンドルを握っている自分にびっくりです。

帽子をかぶったような岩木山を右に見ながら、岩木川沿いを走り、30分弱で「道の駅津軽白神・ビーチにしめや」に到着。

あいにく、目当ての焙煎コーヒー工房はお休み。
水曜日が定休のようです。
焙煎の機械を眺めるだけでも楽しめましたが、次回は営業しているときに。

ぶらぶらと食堂のメニューを見ると、ダムカレーなるものが。
でかい。うまそう。

食べてみたい!と思いまいしたが、いつもの10倍くらいの朝食の後なので次の機会に。
とか言いながら、食べてます。そばです。
カレーよりは軽めかなと選んだのですが、量は当然ながら普通に一人前。
でもおいしいので、さらっと完食。

タケノコ、キノコ(マイタケの天ぷら・しめじ・なめこ)、大根おろし、白髪ねぎと大好きなものばかりが。
サクサクのてんぷらと、コシがあり歯ごたえのある、香りがいい白神十割そば。
そば粉は西目屋村でとれたものを使用しているとのこと。
ソフトドリンクが一杯無料でつきました。

外に面しているカウンターがあるので一人でものんびりと過ごせます。
テーブル席も間隔が広くゆったり。
さらに、大好きなソフトクリームも。

旅に出るとソフトクリームが食べたくなる法則は、絶対だと思います。
しかも、まじか!
はちみつを好きなだけかけていいなんて!

だがしかし、甘いソフトクリームに、さらに甘いはちみつ?
いくら何でも、甘すぎやしませんかと。
思いましたよ、僕はぁ。
僕はぁね、お菓子を作るときは、砂糖を控えめにするんですよ。
レシピからねぇ、砂糖を減らすと失敗することも多いのが、わかってい・て・も。
それでもね、私はねぇ、果敢にね、砂糖を減らして作ってみるんですよ。
と、大泉さん風に語るほど(似てないか)、甘いものが好きで、でも甘すぎるものが苦手。
当然ながら、「水曜どうでしょう」も好きです。

はちみつがなくなりそうになると、新しいものをすぐに用意してくれました。
まあるいガラスの容器がかわいい。
このはちみつポットは売店で売っています。
空腹は最高の調味料といいますが、今は大満腹です。
大 満腹(だい まんぷく)と改名したいくらい、お腹がいっぱい。
大満 腹(だいまん ふく)でも(どっちでもいいがな)。
それでも!うんまーい!
なめらかでミルク感がしっかりあるソフトクリームに、はちみつの風味がふわっと香ります。
甘い×甘い=すごく甘い、ではなく、甘さ×甘さ<ミルク×はちみつの風味。
甘さが増すのではなく、それぞれの風味が増す感じ。
何ならもう1個、いや3個は食べられます。

カウンターには、こちらのお店、「BeFavo(ビファーボ)」さんを特集した雑誌が。
はちみつに対する愛情を感じる記事を読みながら、美味しくいただきました。

お土産には、当然はちみつを購入。
道の駅の屋上で採取しているそうです。
お値段は安くはないですが、国産のはちみつでは決して高くはないかと。
瓶もかわいい形で、見た目もきれいです。
しかも今回は、大好きな人たちへのお土産なのでちょっと奮発。

春・夏・秋と3種類あり迷いましたが、スタッフの方が、春・夏・秋のはちみつの違いを丁寧に教えてくださいました。
秋は普段食べているはつみつの味に近いはちみつらしい濃厚な味、夏は草を刈り取ったときのような青々とした香り、春はさらに軽く花のようなフレッシュな香りとのこと。色も秋→夏→春が、濃→淡で見るからに違います。
喜んでくれるといいなと思いながら、お土産を選ぶのも旅の楽しみ。
※後日、それぞれ差し上げた方から感想が。夏は「木の香りがして、おいしかった」、秋は「めっちゃおいしかった」と。「春」はこれから差し上げる予定。
せっかくここまで来たので、向かいの白神ビジターセンターへ。

平日だからか、静かです。

白神の自然をゆっくりと散策している気分に。
サンダル履きで、山歩きをできるなんて。
鳥の声だけが響く館内。

ブナの木に覆われた室内は、幻想的です。

写真パネルの下に電話が置いてあるコーナーがあり、その写真の方のお話が聞けます。
私は、C・Wニコルさんのお話を。
自然に対して畏敬の念を持つことは大切なのだと、改めて感じました。

帰り道も駐車場までの道で、自然を満喫。

川のせせらぎから、森のざわめきまでも。
しばらく、木々を眺めてボーッとしました。

そして、多分オニヤンマ(速すぎて撮影できず)も。
赤とんぼは、枝で休んでいたので。

秋の気配が。
すすきと萩です。

施設の中も外も白神の森を体感し、想像できる場所でした。
いつか、本当の白神山地に入ってみたいな。
西目屋村は、青森市から少し遠いと思いこんでいましたが、弘前の中心部から車で約30分。
青森からでも1時間半です。
ちなみに「ビーチにしめや」の「ビーチ」はブナのことなんですね。
なぜ山なのにビーチ?砂浜みたいな砂地があるの?何かで海にいるような気分が味わえるとか?など考えてしまいました。
売店にはブナを使った器などもあります。

津軽ならではの、りんごとお米の畑を眺めながらの帰り道。

沿道を走っているランナーの方もちらほら。
アップルマラソンのノボリがあったので、練習でしょうか。

弘前駅近くのスーパー、「虹のマート」に寄り道。

夕食に、いがめんちなどを購入。
おいしそうで量もちょうどよかったのと、お姉さんの笑顔につられて、ほやも。

みずの漬物も。

果物も並んでいます。
最近すごく思うのですが、青森産の桃が甘くてジューシーでおいしいなと。

自宅に戻り夕食。
いつもは、とりあえずビール派なのですが「ビーチにしめや」で購入した日本酒で。
西目屋村産の原料を使い、「弘前大学で分離した酵母て醸した」という、「白神の里 山助」。
酸度が1.6度で日本酒度が+2.0。
味を数値化できると初めて知りました。
やや辛口ですっきり。
ほやと、みずの漬物と、いがめんち。
はい!幸せ。
うまいし、幸せ。
早朝から動いていたことと、遠出の心地よい疲労感で、久しぶりに熟睡できました。
まあ、昨夜も日が変わるまえには、寝落ちしていましたが。
今回の旅も、誰かのお役にたてばいいなと。
旅先で出会う笑顔や景色に、自分が救われるように。
(あと、おいしいものと、温泉と、快適な部屋なども救済ポイント高い。)
そして、眠れないほどの出来事も(いや、寝てたけどな。しかも熟睡)、いつか優しい気持ちで思い出せると願って。
まだ、旅を続けます。
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白神ビジターセンター内外の写真とてもきれいです。また行ってみようかな。
私も10年以上前に一度行ったことがありましたが、まったく印象が違いました。
場所は変わらなくても、自分の状況が違うと印象も変わるのですね。
いくつになっても学ぶことばかりです。
コメントいただきありがとうございます。
パチパチパチ!
かにさん、拍手(でいいのでしょうか)をありがとうございます。
嬉しいです。