普段の話し言葉は、方言ですか?標準語ですか?
わが家の場合、私と夫が

こんな感じなので、家庭内での使用言語は標準語です。
夫はもちろんですが、私も茨城県民になって約20年ですので、標準語といってもかなり茨城弁寄りかとは思います。
私と夫が出会ったのは、茨城県内の大学ででした。
最初の頃はさほど親しくなかったため、しばらくの間はそれぞれの友人と過ごしておりました。
大学入学から数カ月経った頃のことです。
私は茨城県出身の友人とアパートで納豆パーティーを開き、夫は…確か普通に大学構内の敷地で、他県出身の友人と話してたんだっけかな?
全く違う日時と場所と状況だったにも関わらず、私と夫は全く同じ衝撃的体験をしました。

「うろかす」は「皿や鍋などに水を入れて汚れを落としやすくする」という意味の庄内弁、「青なじみ」は「青あざ」「青たん」を指す茨城弁です。
が、それぞれの友人は困った顔をしてこう言いました。


そこで初めて私と夫は気付き、

疑い、

そしてようやく理解しました。
「うろかす」も「青なじみ」も、己が生まれ育ったごく一部地域でしか通用しない方言であるということを。
この他にも、私は
・もっけだの(「ありがとう」と「すみません」を同時に言い表す庄内弁)
・やばち(不意に水滴が落ちてきたり濡れたりして不快な時に使う庄内弁)
が通じないことに驚きました。
一方、夫も
・でれすけ(だらしない人、おまぬけな人を指す茨城弁)
・いじやける(腹が立つ時に使う茨城弁)
が標準語ではなかったことにカルチャーショックを受けたのでした。多分、私たちの周りの人々もカルチャーショックを受けたと思いますが…。
さて。そんな私たちの間に生まれた娘は庄内弁と茨城弁、そして標準語を自由自在に使いこなすトライリンガルとしてすくすく育ったかといいますと。

今のところ、そういった気配はかけらも見受けられません。
庄内弁については、主に私の実家へ帰省した時ぐらいしか聞かないので仕方ないと思います。
茨城弁については、学校ではあまり使われていないとのことです。試しに上記の茨城弁について訊いてみたところ、「学校では聞いたことない」という返答でした。
私自身は小中学校時代にディープな方言を覚えたので、個人的にかなり意外でした。これも時代の流れというやつですかねえ…。
ところで。大学時代、秋田県出身でY奈ちゃん(仮名)という後輩がいました。
彼女には茨城県出身の彼氏がいたのですが、その影響でしょうか。彼女の話す言葉は、

と、秋田弁と標準語、茨城弁、そしてなぜか大阪弁?が混ざり合った言語でした。
ある意味、バイリンガルやトライリンガルを超えたマルチリンガルというか。大阪成分が一体どこから混入したかは謎です。
方言と標準語の違いを把握して話すことは大事だけど、一歩間違えると「混ぜるな危険!」状態になるんだなあ…と、ふと思ったのでした。
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鹿行地域に住んでます。
と言ってもほぼ千葉寄り。
「青なじみ」は割とみんな使っていたんですけど、他の方言は高校までは知りませんでした。
親が地元ではなかった&転勤してきた人が多く在籍する学校だったので地元言葉を使う人が少なかったのかもです。
青なじみが方言と知ったのは大学に入ってからでした(^^;;
鹿行地域でも「青なじみ」が使われているのですね。
何だか嬉しいです^^
そういえば、私も高校でお互い方言が通じなくて驚いたことがありました。
今まで知り合った茨城人は全員「青なじみが茨城弁だと初めて知った」と言っています^^;
上京した時に標準語で喋っているつもりでしたが、25年以上経った今になって「それでも訛っていた」という事実を当時からの友人に知らされました。
なかなか「お故郷ことば」は抜けないのですね〜。
ですが、小学生くらいの頃は普通に会話してたのに、、、いつからかお祖母ちゃんの言葉がイトコの通訳ナシでは会話できなくなっていました。
お祖母ちゃんは山の奥の方。
私は町の外れでしたが、それだけで言葉も変わるのですね。
ありますあります!
全体的なイントネーションもですが、単語一つ一つのアクセントも結構違ったりするんですよね。
年に1~2回帰省するのですが、私もやはり祖母や近所のじっちゃんばっちゃんの言葉で「?」となってしまうことが…。
あと、学区が隣というだけでも微妙に変わることがありますね^^;