第15話 「仙台の横丁で…」
路地裏酒場散歩
こんばんは。 お酒をこよなく愛するオヤジ女子「新橋です。」 タイトルは「仙台」私は「新橋」と…ちょっとだけ…
甲冑師・橘斌(たちばなさとし)さん
勇壮な戦国絵巻が目の前で繰り広げられる「相馬野馬追」。福島県を代表する伝統行事として千年以上の歴史を誇り、国の重要無形文化財にも指定されているので、ご覧になった方も多いのでは。今や世界にも進出している相馬・双葉地方の一大行事です。人馬一体となって駆け抜ける勇姿には、思わず感嘆の声が出るほどの感動が!その迫力に多くの人々が魅了されますが、私は、その神事の際に、騎馬武者たちが身に付けている「甲冑(かっちゅう)」についつい目を奪われてしまいます。戦いに臨む騎馬武者を支えているのが、強くて美しい甲冑なのです。
相馬野馬追の陰の立役者「甲冑師」
全国に伝統工芸品はたくさんありますが、福島県にも歴史や風土が育んだ伝統工芸品が多数受け継がれていて、ものづくりの奥深さを知ることができます。その中でも全国的に珍しいのが、「相馬の物具(もののぐ)文化」。
物具とは、甲冑(かっちゅう)のことを指し、武具や武器、鎧、兜(かぶと)のことを言います。毎年7月下旬に相馬・双葉地方で3日間にわたり開催される「相馬野馬追」に欠かせないのが“甲冑”。飾り物ではなく、身を守り、時には戦いで壊れたり、汚れることもある、“生きる物具”なのです。
現在は、古美術品や歴史的資料として扱われているので、なかなか本物を目にする機会がないのですが、福島県相馬市の「たちばな甲冑工房」では、実際に戦い抜いてきた甲冑を見学し、触れることができます。
侍から甲冑師へ。3代目として伝統を受け継ぐ
騎馬武者の命ともいえる甲冑作りができるのは、甲冑師です。「たちばな甲冑工房」は、相馬野馬追の出陣の舞台となる相馬中村の中村城址近くにあります。全国でも数少ない、関東東北で指折りの甲冑師、橘斌(たちばなさとし)さんが工房の3代目として甲冑の制作・修繕を行っています。
まず、工房の扉を開けたとたん、ところ狭しと甲冑が並んでいる様子に驚きます。しかも、戦国時代などで実際に使われていた本物!!先祖は侍だったという橘家で代々伝わったものや収集したものが並んでいるそうですが、江戸時代中期から幕末にかけての鎧、古くは室町時代の鎧もあります。戦国時代ファンや私のようなものづくりファンにはたまりません。思わず、戦国時代へタイムスリップしそう♪
今もなお、先人の思いや影を追いかけて
全国屈指の甲冑師、橘斌さんは、鍛冶から仕上げまでの全工程を一人で担います。鍛冶、組み紐、彫金、漆塗り、染色など
……(残り文字数1,400文字以上・写真点数3点)
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