こんにちは、彼是堂です!今日は8月23日。

二十四節気では「処暑」で、暑さが少しやすらぐ頃とされています。

 

さて、今回のイラストのテーマは「畑を赤く彩るアマランサスの花」です。

 

【処暑】「畑を赤く彩るアマランサス」(イラスト:AKI、季節暦2014より)

 

岩手は雑穀の生産量が日本一。なかでも、寒冷で水稲栽培に向かない岩手県北地域では、昔からヒエ、キビ、アワ、タカキビなどの雑穀が栽培されています。

今回のイラストで描かれているのは、南米原産の「アマランサス」という雑穀です。アマランサスはぷちぷちとした食感が特徴で、白米の32倍ものカルシウムが含まれているなど栄養価も高いです。商品として見かける種子は黄色いのですが、アマランサスの花はイラストに描かれているように濃い赤色に色づきます。赤い花が咲くのは晩夏~初秋にかけて。岩手はアマランサスの国内生産量のほぼ100%を占めていますので、ぜひ目でも舌でも楽しんでみてくださいね。

 

 

《この時期の七十二候》

◆綿柎開(わたの はなしべ ひらく)…綿の実を包む萼が開き、綿毛を収穫する頃

◆天地始粛(てんち はじめて さむし)…暑さが和らぎ、秋雨により冷気が運ばれてくる頃

◆禾乃登(こくもの すなわち みのる)…稲やヒエ、アワなど穀物が実り、重い穂を垂らす頃