こんにちは、スーザンと申します。普段は全国の道の駅を訪問し、動画を通して皆様に紹介をする活動をしています。
「拝啓、道の駅から」というYouTubeチャンネルで動画をアップしています。
よろしければこちらもチェックしてくださると幸いです。


道の駅とはサービスエリアのような、レストランや直売所、広い駐車場とお手洗いがある、というイメージを持つ方が多いだろう。
しかし、道の駅の種類は千差万別である。
例えば、温泉や遊園地のような施設。
いわゆる滞在型と呼ばれる、1日を道の駅で過ごせるようなタイプも多い。

そしてここ、山形県にある道の駅
「白鷹ヤナ公園」はまたそれらとは違う独特の顔を持つ道の駅なのだ。

自分も初めて行く時、鮎の塩焼きやお刺身が食べられる道の駅と聞いていた。
塩焼きは分かるが、お刺身とは、、、
川魚のお刺身はあまり聞きなれない。

周りは何もない田舎道。
山に囲まれ、比較的新しめの道路が一本ずーっと続いている。
カーナビの指定通り曲がって、坂道を下がっていくと、、、

到着だ。
この時点でもうイメージしている道の駅から
外れてきている方もいるだろう。
どこかの町の古びたお土産屋さんのような、
年季の入ったお蕎麦屋さんのような、
そんな雰囲気をまとっている。
しかし、道の駅にはこういった少し年季の入った外観のところは決して少なくない。

ここの道の駅の特徴はこんなところじゃない。


そう、鮎を忘れちゃいけない。
新鮮な鮎が塩焼きになっている。
この景色は食欲を掻き立ててくれる。

残念ながら、この日は鮎のお刺身は売り切れで味わうことができなかったが、
お刺身を提供できるということはかなり新鮮な鮎がないと提供できない。

では、何故そのような新鮮な鮎が提供できるのかというと、簗場という道の駅には珍しい場所があるのだ。

簗場とは、川の両岸もしくは片岸から杭や石、竹などを用いて作ったすのこ状の台で水流を堰き止め、魚の流路をふさいで捕獲する仕掛けのことである。
道の駅の建物の裏側に流れている川に、この簗場が仕掛けられており、かなり近い距離から見ることができる。
しかし、この日は先日の大雨の影響で川が増水してしまっていて、近づくことができなかった。
それでも簗場の迫力は素晴らしく、ここに大量の鮎が打ち上げられると思うと目を見張るものがある。

そのため、これだけの新鮮な鮎が食べられるというわけだ。
時期にによっては、頭から食べられる若鮎のプレゼントをしていたりと、中々太っ腹な道の駅だ。
というのも、この地域に古くからの簗場を復活させたいという思いで復元された。

道の駅には、地域の復興や活性化につながる側面があるので、こういった本格的な装置が各地にあるのが楽しい。

ちなみに今回の来訪では不完全燃焼な部分があったので、、、
この道の駅には鯉が泳いでいる池と餌の販売があったので、餌を与えまくりました。。。

鯉に餌をあげられる道の駅ってなかなかないかも。。。


最後に、自分がやっているYouTubeチャンネルの視聴者様より、道の駅から撮れる最高な景色のお写真をいただいたので皆様にも見ていただきたく、今後の参考になれば幸いです。

写真提供 sori様