二十四節気では「小満」のはじまりです。
さまざまな生命が大地に満ちていく頃とされています。
山や木も青々としてきました。梅雨の前のさわやかな時期ですね。
さて、今回のテーマは「気仙川の春の風物詩「シロウオ漁」」です。

【小満】「気仙川の春の風物詩「シロウオ漁」」(イラスト:AKI、季節暦2018より)
陸前高田市の気仙川では、春に「シロウオ漁」が行われます。
シロウオはハゼ科の魚で見た目は透明。体長は約5㎝ほどです。
漢字では「素魚」と書きます。「白魚(シラウオ)」ではありません。
気仙川では川に簗(仕掛け)を設置し、産卵のために河口付近に遡上するシロウオを捕ります。
夜に光に寄せ集めて「タモ」ですくうという漁法もあります。
シロウオは躍り食い、吸い物、卵とじ、かき揚げなどで楽しめます。
山菜だけでなく、川からも季節の味を感じられるのは嬉しいですね。