2019年、そして令和2年となって早十日。

昨年はまことにお世話になり、ありがとうございました。どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます(年末、身内に不幸がございましたのでこれにて新年のご挨拶とさせていただきます)。

 

お正月、皆様はどんなお料理をお召し上がりになったでしょうか。

お雑煮・おせち・お餅が三大正月料理かな?と思いますが、この3つだけでもたくさん種類がありますね。

日本全国でどれくらい種類があるのか…きちんと調べたことはありませんが、厳密に数えたら軽く3桁はいきそうな予感。

 

【参考記事】

 酒田のお雑煮、茨城のお雑煮【連載第30回】 

 お餅、どうやって食べる?【連載第31回】  

 

上記の三大正月料理の他にも、お正月限定の料理は少なくないような気がいたします。

数年前のとある年末だったかな、たまたまテレビをつけっぱなしにしていた時のことです。

テレビ局や番組名は忘れてしまいましたが、確か日本の様々なお米料理を紹介する内容でした。

 

 

粥ずしは山形県酒田市のごく一部に伝わる郷土料理で、ご飯を糀(お酒の場合も)で発酵させたいわゆる”馴れ寿司”。

野菜など他の材料も入れるので、もう少し正確にいうと“飯寿司(いずし)”でしょうか。

出来上がりはドロドロの粥状になり、ご飯ものというよりも酒肴に近いとのこと。

 

 

酒田に住んでいた頃は見たことも聞いたことも、もちろん食べたこともありませんでした。

なので私は、粥ずしを茨城で初めて知ったわけですが。

テレビの中では、かなりうろ覚えではありますけれども

 

 

私は「東北七県目のヨメ」で酒田・庄内・山形県・東北地方の料理について書く際、いつも母に電話やメールで詳しくレシピや由来、こぼれ話などを訊いております。

が。今回の粥ずしについては、初めて母から何も聞けませんでした。

それもそのはず、

 

 

記事を書くに当たって粥ずしのレシピも調べようとしましたが、検索ヒット数自体が少なくて詳しいレシピまでは辿り着けませんでした。

…よく考えたら私は下戸だし、今は茨城住まいだし、今も昔もスーパー庶民なので粥ずしを口にする機会は一生ないかと思います。

何より粥ずしは、

 

 

 

【おまけ】

私の実家だけかもしれませんが、酒田に住んでいた時は七草粥を食べたことがなく、茨城に来て初めて食べました。

夫の実家では七草の他にほぐした焼き鮭と細かく切ったお餅も入れていて、わが家も倣ってほぼそうしております。

本来は全っ然すっぱくなんてカケラもない、とてもおいしいお味の七草粥です。