気が付けば、秋もすっかり深まり晩秋に…いや、もう初冬ですね。

晩秋から初冬にかけておいしい果物といえば、柿でしょうか。富有柿、次郎柿、御所柿など種類がとても豊富ですが、私の一押しは何といっても庄内柿です。

ふるさと贔屓というのももちろんありますが、庄内柿は種が無いから剥きやすくて食べやすく、何といっても果肉がとろりと柔らかみを帯びた歯ごたえでたまりません。

庄内柿の栽培に成功し、そして渋柿を焼酎で甘くする渋抜き法も開発された酒井調良翁(さかい・ちょうりょう。1848年(弘化5年)~1926年(大正15年))に感謝です。

お陰様で、渋柿もおいしくいただいてこられました。柿農家の皆様にも感謝いたします。ごっつぉさまです!

 

先月の末、母と電話した時に柿の話になりまして。

 

 

それまで渋抜き方法は焼酎に漬けるだけだと思っておりましたが、ちょっと気になって調べてみたら柿の種類と同じくらいいろんな方法がありました。

 

 

干し柿も渋抜きの一種だったのですね。ちょっと意外で、そして勉強になりました。

 

さて、母との電話から数日後。渋柿ではなく甘柿の方が8個ほど届きました。

夫と子供は「柿、だ~い好き!」というほどではないので、8個中6個は私が独り占め。ラッキー!

 

しかし、その…贅沢な話だとは思うのですが。

ふるさとの味兼好物でも、さすがに残り1~2個になる頃には飽きてきてしまい、しかも私がやや苦手なドロッとした柔らかさにまで熟してしまいました。

味はピカイチだし何よりもったいないので、ヨーグルトに混ぜていただきました。何かで見聞きした話によると、柿とタンパク質の相性はいいらしいし。うん。

 

送ってもらった柿をすべて食べ終えたその日、私はたまたま母と電話して会話の流れで柿の話題になりました。

母曰く「柿をあちこちからたくさんいただき過ぎて食べ切れない」とのことなので、私は「うちに送っていよー、着払いで」と冗談を交わしたのですが。

 

 

…いや、「16」は皇室の紋章・菊花紋章で使われている菊の花びらの数でもあるから、とても縁起が良くていいんだけども…。

あと、着払いでいいって言ったのに発払いしてもらって、もっけです(※庄内弁で「ごめんなさい」「ありがとう」の意味)。

 

母、柿柿柿の柿三昧で、よっぽど嬉し困っていたんだなあ…。

そこへ渡りに船で私から電話が来たので「ハイハイハイハイ、ソレソレソレソレ!」と柿を大容量で送ったと思われます。

 

 

 【参考記事】メロンは王様【連載第9回】

 

なんだかんだで完食させていただきました。ごっつぉさまでした!全部んめけ!

…おいしゅうございましたが、さすがに今年は柿はもうお腹いっぱいでございます…。

 

柿はビタミンCやβ(ベータ)カロテン、カリウム、タンニンなどの栄養成分が豊富で、風邪予防や美肌効果、脳&心筋の梗塞予防、動脈硬化予防、あと二日酔いにも良いとか。

そんな栄養たっぷりな柿を初冬の内にたっぷりいただいて、これから深まりゆく冬に備えようと思います。

 

おまけ;

生まれも育ちも茨城県で生粋のイバラッキーである夫は、