秋は山にも里にも美味しいものが出回る収穫の時期。実は釣りも、いろんな魚が積極的にエサを追うようになるので、釣りやすく、初心者にもおすすめの季節なのです。今年の秋はハゼ釣りで、釣りデビューしてみませんか?

 

 

手軽に楽しめる『ハゼ釣り』

ハゼ(マハゼ)は、河川からの淡水と海水が交じり合う「汽水域」に生息しています。河口や運河、沢が流れ込む漁港などが釣り場(ポイント)になります。ハゼ釣りの期間は7月〜11月で、なかでも9月から10月の秋の期間が最も良く釣れます。状況にもよりますが、12〜20センチのサイズが、多いときで50匹以上釣れることも。釣りが初めてという方でも手軽に楽しめます。

 

ハゼ釣りに必要なもの

ハゼ釣りの仕掛けは、釣り具店でコンパクトロッド(竿)とライン(糸)、リールがセットになったものを購入しましょう。

  • 竿   / ルアーロッドの6~7フィートくらいが扱いやすい
  • 糸   / ナイロンライン2~3号でOK
  • リール / 小型のスピニングリールがおススメ。ラインは100mほど巻いてあればOK!
  • エサ  / 釣具店で「アオイソメ」を購入しましょう
  • ブラー / 6~8gで蛍光色のものがおススメ!
  • その他 / ハサミ、タオル、帽子、ゴミ袋、ベスト など

 

そもそも、ブラーって何?

何でも釣れる手軽な仕掛けで、オモリとルアーが一緒になったものです。形や重さ、色など種類も豊富で、釣り具店では必ず売っています。重心を真ん中にして、ユラユラと沈ませるためにこういう形になりました。

 

 

この曲がり具合がブラーの命。一見、単純なカーブですが、重心を真ん中にしてユラユラと沈ませるためにこうなりました。片側が少し曲がっていることで、不規則な沈みも演出します。喰いが悪い時には、エサも自然に躍らせます。

サイズは3g~40gまであります。水深1mにつき1gがブラーを選ぶ時の目安。初めは、8g、10g、12gがおススメです!慣れてきたら、状況や潮の流れ、対象魚などでサイズを変えてみましょう!カラーはいろいろ試してみてね!

 

ブラーにエサをつけよう!

エサは「アオイソメ」が効果的です。

 

基本的なアオイソメの付け方

 

 

活きた虫が苦手な方は、下記もエサとして代用できます。

 

アオイソメ以外でも、効果があります

 

 

こんなところが、釣りポイント!

河口、運河、川の河口~下流域、沢が流れ込む漁港などがポイントです。水深は大体1~3m で、底が見えるような1mに満たない浅場でも十分狙えます。
【注意】禁止エリアには絶対入らないこと!

漁港での主なポイント

 

また、東北にはハゼが狙える場所がたくさんあります。

 

青森/小湊漁港(夏泊半島)、赤石川、馬淵川、新井田川

秋田/米代川、能代港、船川港、船越水道、雄物川、秋田港、子吉川

岩手/宮古港、閉伊川、綾里漁港

山形/吹浦漁港、月光川

宮城/八幡川(南三陸)、松島・塩釜湾の各漁港、七北田川、名取川、閖上港、阿武隈川、鳥の海、牡鹿半島

 

 

場所が決まったら、エサを投入!

釣りポイントに到着したら、先ほどの要領でエサを付け、いよいよ投入!

投入した後は、こんなアクションを加えてみよう!

 

 

 

 

足下が狙い目

 

足下が釣れなくなったら投げる

 

そこを感じつつ細かく上下させて誘う

 

ハゼはたいへん美味な魚です。たくさん釣って帰れば、晩ご飯としても喜ばれます。

 

ハゼは初心者でもたくさん釣れて楽しい魚です♪そしてそのサクッとした食感、甘くてやさしい味わいは、いくつでも食べれる嬉しい魚。釣った魚は美味しく食べましょう!

 

『ハゼの天ぷら』

 

  1. ハゼをザルに入れ、塩を振ってから軽くもみ、流水で洗う(2~3回)
  2. 包丁でウロコ、頭、内臓を取ってから水で洗い、開いたら、キッチンペーパーなどで水気を取る。大きいものは中骨も取る
  3. 塩とコショウで下味をつける
  4. 卵・水・小麦粉で衣をつくり、ハゼを衣にくぐらせ、180 度の油でカラッと揚げれば出来上がり!

 

 

さぁ、この秋はぜひハゼ釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 釣果のご報告、お待ちしております♪