お久しぶりでございます。
お盆前後からPC故障や体調不良などが重なってしまったため、更新が滞ってしまい失礼いたしました(お陰様で、今はほぼほぼ大丈夫です!)。
9月に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
日の入りが早くなり夜には虫の音も響くようになってきましたが、厳しい残暑が続いていますね。食欲が落ち気味という方も少なくないかと思いますが、

秋ナスといえば、「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざが有名ですね。その意味は、

などなど、諸説あるようです。
このことわざ、鎌倉時代後期の「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」という和歌が元ネタだとか。
ちなみに「わささ」とは新酒のことで、どうも酒粕に漬けた秋茄子が相当に絶品だったと思われます。
秋ナス、愛され続けて約700年かあ…すごいなっす。
そんなおいしい秋ナスですが、個人的には酒粕漬けよりも「なすごんげ」の方が好きです。ラブです。愛してます。
「なすごんげ」は、山形県庄内地方の郷土料理で「なすの鍋焼き」とも言います。
「なすごんげ」の「ごんげ」とは庄内弁で「いっぱい・たくさん・(量が)ものすごい」という意味です。
先日、母と電話中にそのことを話しましたら。

…適当だけど、母の料理は絶品なんだよなあ…おいしいからまあいっか!
さてさて、なすごんげの作り方はごくシンプルです。

母のレシピはめんつゆが中心ですが、一般的には味噌が多いかな。豚や鶏のひき肉を加えるバージョンもあるとか。
どのレシピも、ごはんとの相性が最高だと思います。素麺とかもいけるかな。
私はごはんにたっぷり乗っけて、丼にしていただく派です。たまらん!!
というわけで今夜の一皿には、たっぷりの秋ナスを使った「なすごんげ」はいかがでしょうか。
残暑で疲れた皆様の体を程よく、そしておいしく冷ましてくれる一品となりますように。
【おまけ】
実家の方では、ご近所のどこんちでも自分ちの畑にたくさんナスを植えています。父ももれなくそんな感じです。
なので、母に「いつでも獲れたてナス、最高だのー」と申しましたところ。

…おいしい秋ナスへの道は、思ってたより険しそうです。